瞳を揺らすような影
胸をぎゅっと掴むような夕暮れ
何度も何度もなぞった文の凹凸
切り抜いたしあわせが
どうか君にも届くように
ついぞ聞けなかった言葉は
繰り返し繰り返し
胸の奥に沈んでいく
声を震わすようなグレー
指先から凍える月夜
現在、「歌の詩」という企画を開催中です。
ざっくりいうと、好きな曲の一部使って詩を書いてというものです。
詳細はこのタグを遡ってご覧ください(ミスで同じこと二回書き込まれてますがお気になさらず)。
お時間ある時でいいのでどうぞご参加ください。
玲視点
強い、この人。
聞いた話通りだ。無駄な動きがなく、戦いに集中してる。それでかつ、相手を観察している。
そんなことを考えていると結月は、突然動きを止めた。そしてこう言った。
「大嫌い嫌い嫌い嫌いな
僕を覚えてますか ルンパッパ」
それは、あの曲の歌詞だった。結月が歌っていた曲だ。一体何の関係があるのかはわからない。
そう思っていた時だった。結月はこう言った。
「君は、いや、君も嫌われ者なんだね。」
【続く】
冷い風が刺すように痛い
極限まで冷えた指に息をふきかける。
ほんのり温かくなった
その温もりもすぐに消えてしまった
目覚めた場所
今ここに至るまで
まだ見えない私が生まれた意味
声聞かせて
声響かせて
まだ届かない私が生きてる意味
ひとりぼっちで寂しいけれど
でもいつか
いつか必ず答えを見つけるから
その時はもう一度言わせて
"Hello the morning, the world."
あたし馬鹿みたいね
そんなありきたりな言葉からはじめた
なんの意味もないつまんないポエムは
インク滲ませた紙丸めて
消してしまうの
あたし馬鹿みたいね
窓のそと刹那の閃光
ふっと瞳に反射して
どこかに消えた
もう少しだけ
雨が止みませんように
もう少しだけ
この雨音聴いていられますように
そっと閉ざした瞼に
通り抜けて届いた雷光
知らないなんて言わせないから
忘れたなんて
あたし馬鹿みたいね
Q:え、このタイトルどゆこと?
A:読んで字のごとくです
Q:いや、それはさすがにわかるけどさ。
A:じゃ何で聞くんだよ
Q:いや、「遅い」って...何が?
A:回収
Q:いやいやいや。ざっくり答えすぎだよ。え、何が?
A:だから、回収
Q:それはわかってるって。なんの回収だよ。
A:自分の企画の。
Q:...............。
という素晴らしく長い前振りを経て、やって来ましたどうもみなさんこんばんは。
誕生日のポエム書いたのに本人に気づいてもらえてないみたいでちょっとがっくり来てる、相も変わらぬmemento moriです。
今回、初の企画を試みたにも関わらず、回収しないまま次月になってしまいました。というわけで、きちんとまとめたいと思います。後で「造語編」と「検閲編」を書くんで、よろしく。
では後ほど。なかなか連載が進まないmemento moriでした。
私は私立探偵をやっている者だ。といっても、大抵はペット探しや不貞調査ばかりで、小説や漫画に出てくるような事件の捜査などはしたことがないが。
余り知名度も無いので、基本暇で、行きつけの喫茶店で同業の友人とだらだらしていることが多い。
今日もそうしていたのだが、突然友人がこんな提案をしてきた。
友人「推理勝負しようぜ!」
私「どんな風に?」
友人「ほら、窓の外にいるあの人が、何をしているのか当てるんだよ」
見てみると、なるほど確かに、若い女性が明らかにそわそわしながら立っている。誰かを待っているようだ。ファッションに疎い私にも、相当めかし込んでいるのが分かる。
友人「負けた方が会計持つってことで」
私「了解」
友人「俺から言うぞ。ありゃあ十中八九、待っているのは恋人だな。あんなにお洒落して、それ以外に考えられないね」
私「そうだな…。あれは多分、待ってるのは同性の友人だな。見たところ大学生ほどのようだが、学校が違うか何かで、中々会えないんだろう。それであんなにそわそわしてるんだ。相当親しいんではないかな?その友人とは」
結果は…友人が私に奢ることになった。
友人「なんで分かったんだ?あんな考え普通思い付かないぞ」
私「まさか適当に言った答えが当たってしまうとは」
友人「え…?」
私「何?」
友人「賭けをしてる場で、適当答えたっていうのか…?」
私「適当言った方が何故かよく当たるんだよ」
友人「理不尽だ…」
無茶を言っていたのはチャールズで、それも10年も前の話。
関係は良好なようであるし、逃げられる理由がない。
チャールズは少し考え込む。
「ジュリア、他に何か言っていませんでしたか?」
「他に?」
思い出す限り、3言しか話していない。瑛瑠が首を振るも、チャールズは 何でもいいんです、他に,と珍しく追及する姿勢を見せた。
だから、瑛瑠は不思議そうな表情をするも、答える。
「よろしくって言葉と、チャールズの馬鹿、あと、ごめんって。」
チャールズがぴくりと反応する。
「ごめん……?」
「でも、席を外す時の言葉だよ。だから、そういう意味だと、思ったの、だけれど……。」
消え入るように言葉を終息させる。チャールズが、顔を顰めているから。
そうして、苦しそうに彼が呟いたのは、
「ジュリアの馬鹿……。」
私が好きになった人達は
私に別れを告げてから
私よりもヒールが似合って
私よりもピンクの似合う
そんな女の子を好きになる
170センチの長身も
つり目も
好きな色は青色で
いつもスニーカーの私じゃない
私だって
私だって
おんなのこだよ
[おんなのこだなんて歳なのか甚だ疑問ですが。私と正反対の子を大事にしているところを見ると、やっぱりそういう子になれればよかったと思ったりしちゃいますよね]