瞳を揺らすような影 胸をぎゅっと掴むような夕暮れ 何度も何度もなぞった文の凹凸 切り抜いたしあわせが どうか君にも届くように ついぞ聞けなかった言葉は 繰り返し繰り返し 胸の奥に沈んでいく 声を震わすようなグレー 指先から凍える月夜