「ネロ‼」
「え、アンタぁ⁈」
つい声を上げるわたしに対し、ネロは驚きの余り目を見開いた。
「な、何でボク達ん所に来たんだよ⁈」
来るなって言っ…とネロは言いかけるが、わたしは彼女が言い終えるその前に、ネロと口を開く。
「ヴァンピレスはどうなったの⁇」
「えっ」
わたしの意思を込めた一言に、ネロは少しポカンとした。
「あ、アイツはまだ目的のポイントまでおびき寄せてる最中だぞ」
上手い事イービルウルフに化けてもらってヴァンピレスを兄貴の所まで移動させてる、とネロは続ける。
それを聞いて、わたしはわかったとうなずいた。
「じゃあ逢賀さんの所にわたしを連れてって!」
「えっはぁ⁈」
何でそうなるんだよ‼とネロはわたしに怒鳴る。
「第一アンタは部外者…」
「わたしは、ヴァンピレスに聞きたい事がある」
ネロの言葉を、わたしは力強い口調で遮った。
ネロは思わず黙り込む。
タイトルは、windとwoundをかけ合わせた造語です
これは確か一作目。だいぶ拙い
過ぎゆく そよ風
それに含まれた
花の匂い 笑い声
ずっとあの日のまま
いつかきっとこの世界は
消えゆくことになるのだろう
何も残せない それでも
人は精一杯に生きている
そんな人々を愛そうとも
生まれては死んで
繰り返して
夜の温もりに包まれて
夜の光に夢を願って
朝の光に希望を見よう
沈みゆく 太陽
それが生み出す
人々の笑顔 話し声
その裏に隠された黒い色
人は誰しも闇を持つし
この世界は綺麗じゃないし
それでもその中で光ってる
白い部分があるのだから
それを迷わず信じようとも
咲いては枯れて
散らされて
朝の冷気にしがみついて
見苦しく足掻く人間たち
でも捨てたもんじゃないかもね
夢のため頑張っても
報われないことだってある
大切なものを大事に抱えても
壊されることだってあるよ
この世界は絶望で満ちてて
でもそれ以上に希望があるよ
沈まない太陽はあっても
明けない夜はないからさ
そんな世界を希望を人を
今もう一度信じようとも
集っては固まって
ともに結ばれて
人々の温もりを目にしてさ
優しさに生かされて
愛しさに支えられて
僕はこの世界を歩んでゆく
僕らは愛してる
この汚れた愛すべき世界を
【これは確か二作目です】
朝が来る前に目を覚ましてさ
窓を開けたら 風が吹いた
誰もいない街を見下ろしてさ
小さく息を吐いた
この手に触れたものは みな
いつか消えてしまうと知っている
だからこそ 今 強く握る
温もりのすべてを
木々が囁く 丘を越えて
川の音が 遠く響いて
私はまだ ここに立っている
愛おしい世界の中で
生きている ただそれだけで
胸が痛くなるような この瞬間を
唄にして 風に乗せよう
あなたの明日へ 届くように
夜が明けてまた一日が
同じように始まっていく
変わらないものなどないと
誰かが言うけれど
この目に映るものは みな
いつか色を変えると知っている
だからこそ 今 強く見つめる
儚さのすべてを
雨が降り注ぐ 古い橋で
影が揺れて 水に溶けて
私はまた ここでうずくまる
愛おしい記憶の中で
「生きていたい」ただそれだけの
願いすらも危うくなっちゃってさ
「頑張れ」の周りの声も
いつしか重しとなっちゃってさ
自分の役目はなんだろうと
膝を抱えて考えてみてさ
自分は役に立ってるんだろうかと
呼吸の仕方を忘れちゃう今日も
落ち込むことも 泣いちゃうことも
悪いことなんかじゃないよ
笑顔を作ることも
感情を偽ることも
正しいこととは限らないんだよ
生きている ただそれだけで
あなたは人の役に立っててさ
自分を待ってくれる人が
いないなら
私が待つよ
「生きてほしい」君に願うよ
生きる理由なんか探す必要はないよ
「生き続ける」それこそが
生きる理由なのだから
愛しい世界よ
私はここに立ち続ける
風が吹くその向こうで
これも、頼まれたのと関係なく作ったやつです。
ちょっと失敗かな?
今日のアナタは頑張りすぎたね
そんなアナタにちょっぴり「自由」を
「自分だけ?」そんなことはないよ
アナタは順番が後ろだっただけ
誰かの何気ない一言で
全てが色褪せて見えちゃってさ
目の前にある希望の色を
素通りしちゃってさ
「今日はシアワセだったな」
「僕はシアワセだな」
そうかいそれは良かったよ
アナタの踏み台となれて
時の流れは止まらない
でも抗ってみようかな
僕を温めてくれる
温もりを探そう
今日のアナタは自由すぎたね
そんなアナタにこちらの「試練」を
「自分だけ?」そんなことはないよ
アナタは順番が最初だったの
誰かのちょっとした優しさで
世界が鮮やかに見えてさ
足元にある落とし穴を
見ることができてさ
「今日はフシアワセだったな」
「僕はフシアワセだな」
そうかいそれは良かったね
アナタのフシアワセが陰で
誰かをシアワセにしているかもよ
時の流れは止まらない
なら流されてみようかな
アナタを温めてくれる
温もりの元まで
青すぎる海 明るすぎる陽溜まり
ちょっぴり鮮やかすぎるかな?
普通の世界を見るためには
少し色褪せてないとかな?
フシアワセをなくそうと谷を埋めたら
シアワセの山までなくなっちゃった
シアワセになるためには
フシアワセも必要みたいだね
この「現在」千年経てば
「むかしむかし」となるんだろう
「温もりを探そう」何いってるの
アナタが温もりと成れるのに
「やあ、また会ったね
自己紹介は一応。
僕は君を影で
見守ってる存在です」
僕が見たとこどうやら
君はひどく落ち込んでしまってるようだ
痛々しい笑顔は何も隠せず
笑ってほしい
上辺じゃなく
心の底からの笑顔を
滴る君の涙は
まるで雨のようだった
太陽が出るのはいつ頃か
君が輝くのはいつ頃だ
そうは言っても
そう簡単じゃないよね。
悲しみを捨てると相応の
悲しみが生じます
僕が見たとこどうやら
君は深く沈んでしまってるようだ
息を止めても長くは続かず
せめてさ
留まってほしいその場に
下がることだけはないように
進むことは義務じゃないさ
君に降り注ぐ哀は
まるで風のようだった
風が止んだらその時は
一歩だけは進んでね
僕が居れるのは
実はもうそう長くない
僕が消えゆくまでに
君に立ち直ってほしかったな
僕の後任者が
君を立ち直らせてくれることを
祈ってるよ
じゃあ、それでは
もう逝くね
最後に一言
「元気でね」
笑っていたんだ
上辺じゃなく
心の底からの笑顔で
僕の声は聞けないはずだった
でも何故か届いたようだ
僕の姿は見えないはずだった
でも何故か映ったようだ
多分神様の
悪戯だったんだろうな
君が笑えてよかった
次に会えるのは100年後
その時も愛しい君が
笑っていたらいいな
今と同じ笑顔で
「「じゃあ、またね」」
ポエムっていうか歌詞です。
最近作詞を頼まれて、それにハマって頼まれたのと関係なく作っている歌詞です。
目を閉じれば広がってく
広大な白いキャンパス
何を描こう 何を見よう
この世界で
どこまでも歩こうよ
この貴方の世界を
散歩するのは貴方自身
ガイドは貴方自身
あの建物はなんだろう
あの動物はなんだろう
あの花はなんだろう
貴方が決めてよ
無限に広がる貴方のキャンパス
ここに描いて見せてよ
貴方が考え思う
愛の形を
無限に続くこの世界
ここで描いてみようよ
誰もが目にし忘れてる
世界の色を
進み続ければいつか終わる
有限なこの世界
戻れない 思い出せない
華やかなあの大地
目を開けば灰色の
明るさのない世界が広がる
ガイドはこの世界にはいない
手探りで歩かないと
あの建物の名前はコレで
あの動物の名前はコレで
あの花の名前はコレで
貴方がやっていいのはコレだけです
枠が決められた脇役の世界
色を決めるのは自分ではない誰か
溺れちゃいそうだどうしよう
この空気に
枠に押し込められたダレカの世界
周りの色が染み込んでくる
『全て』の『一部』とならないと
でも完全に染まるのは怖いな
色が欲しいな
この世界に
ならば目を閉じないで
色を作り出してみよう
白いキャンパスはまだここに
貴方だけの地図は消えない
手探りでもいい 進めばいい
夢は貴方の中で生きている
無限に広がる貴方のキャンパス
ここに描いて見せてよ
貴方が考え思う
理想の愛を
目を開けても色が見える
貴方の中に広がるキャンパス
誰にも決めさせない
この世界の色は貴方が描く
発散されるはずだった光が砲塔内部で爆ぜた。
『ギィィイィイィィイィイ!』
「ぎゃっ」
ディソーダーが叫び声を上げ、頭部にあたる部分が爆散する。爆風でファナも吹き飛ばされるが、今度はうまく着地する。辺りが砂埃に包まれ視界から色が消える。
ただ、気分の悪い空気を、脳が拒絶するような音波が揺らしている。
ファナは、急に独りになった気がした。停滞した空気が、彼女の肺の中にまで入り込んで、その思考を停止させてしまった。
恐怖が五感を支配して、何も聞こえなくなった。
助けを求めなきゃ。
いつものように名前を呼ぼうとした。
アディくん。
「あ、ね、あれ」
しかしそれしか出てこなかった。呼ぶべき人の名前が分からなくなって、頭では分かっているのに、なぜか、呼ぶべき名前はそんなものではないような気がしたのだ。
真っ暗な孤独を貫いたのは――
「ファナっ!」
その瞬間、世界が音を取り戻した。
反射的に声の方を見ると、砂埃の中からトバルカインがとんできた。アッドが投げたのだ。
ファナはトバルカインを掴んだ。リニアーワルツとしての本能的な反応だった。
ファナはもう一度、目に鋭い光を宿し、災禍を睨んだ。
砂埃が晴れる。
ディソーダーの砲塔は完全に吹き飛んで、外皮は溶け、内組織の毒性のある体液と反応してぐずぐずと気泡を発している。生命力を失った赤い光が、時々思い出したように強まって、すぐに消え入るを繰り返していた。
それが対峙する小さなリニアーワルツの両手には、ナアマとトバルカインではなく、対物ライフル並みの巨大な火器型の合体形態のジェミニ。
それを片腕で、涼しい顔をして構える。そして引き金を引く。
直後、冷酷な白い光が、ディソーダーの動力部を完全に破壊した。
すぐに起き上がって周りを見渡すと、ナアマが自分の左の方……ディソーダーの脚のすぐ下にあるのを見た。時折アッドの攻撃を受けてよろけたディソーダーの脚が掠めて位置が移動した。
「おい大丈夫かっ」
「へ、へーきよ! 構わないで早く動き止めてよ!」
ファナは強がって叫んだ。アッドが舌打ちで返したのは気付いていないことにした。
ファナはナアマに駆け寄る。視界がふさがれたディソーダーは明後日の方向に熱線を放ち、脚はでたらめなステップを踏む。アッドは片方しかない腕でトバルカインを握り、敵の脚を1本ずつ、確実に突き刺し、切り落としていく。切り口からはディソーダーの体液が噴き出て、周囲は既にどす黒い水たまりができている。時折粘性の高い液体に足を取られてよろける。しかも全身にディソーダーの毒性のある体液を浴び、身体は重く体力もかなり削られている。
――正直、今の満身創痍の状態のアッドにとどめを刺すのを任せることはできない。自分がナアマを取りに行って、トバルカインを受け取り、とどめを刺さなければ。
ファナは考えた。
ファナは意を決し、ナアマを手にした。
「キモいの! こっちよ!」
ファナはディソーダーの後頭部……アッドがいるのと反対側に回って、ナアマで切りつけた。アッドから注意をそらすためなのであまりダメージにはなっていない。
しかしディソーダーはアッドから攻撃の対象をファナに変えた。ファナは強張った表情で空笑いをする。
「アディくん!」
ファナは名前を呼んで、アッドに目配せした。彼もそれで目的が分かった。相方の無茶に目を丸くしたのもつかの間、すぐにディソーダーの近くから離れて、その視界の外から都合のいい地点に移動する。
ディソーダーの砲塔部の内部が赤く発光する。可聴域ギリギリの音波が脳を貫く。それを無理やり無視するためにファナは目をかっと見開いて、大きく跳びあがりナアマを振り被った。焼けただれたような熱い空気を薙ぎ払い、ナアマが砲塔部の付け根に直撃した。
ヴァンピレスから異能力を奪い取る作戦を止める、とわたしが決めてから暫く。
わたしは寿々谷駅周辺のあちこちを走り回っていた。
…というのも、なんだかんだ半年以上ネロ達と一緒にいて、互いの連絡先を交換していないのだ。
一応ネロ達と逢賀さんの作戦会議の場に同席しているので、大体どの辺りで作戦を決行するかは分かっている。
しかし、ヴァンピレスをどのタイミングで襲撃するかは逢賀さんが連絡したタイミングで、という事になっているため、どこか別の場所でネロ達が待機している可能性があった。
「どこ行ったんだろう…」
路地を早歩きしつつ、わたしはそう呟く。
とりあえず、いつもの駄菓子屋でいつも店番をしているおばあちゃんにもネロ達を見ていないか聞いたが、今日は見ていないという。
もしかしたら既に作戦は終わっているのかもしれないが…そうであって欲しくない。
わたしは一縷の望みをかけて、路地を駆け出した。
とにかく、異能力を使うのだから人目につかない所のはずだ…
そう考えつつ路地の十字路にさしかかった時、不意に見覚えのある小柄な少女が路地の角から転がり出てきた。
わたしは自分の足元から立ち上がろうとするその少女…ネロと目が合う。
人生色んな課題がある。
人は自分の課題を学ぶまで
同じような体験が降りかかるようになっている。
自分の嫌な人は単なる嫌な人ではない。
自分の課題を達成する為に神に抜擢された人物だ。
課題をクリアすると新しい道が見えてくる。
らしい
あなたは例えば、ただ降りるだけの楽な下り坂が目の前にあった方がいいですか?
それとも、急な辛い上り坂が目の前にあった方がいいですか?
これで自分の行く場所が分かります。
温かい居場所からはそう遠くなかった。
ぶつかり合う毎日。
でも空気は私を包み込んでくれていた。
苦しさはあとに何になるのだろう。
食らいつく毎日。
全力。
私の全て。
全力で学校に行きたかった。
全力かな、学校に行った。
全力で喧嘩した。
全力で友達を大事にしたかった、
全力で勉強したかった。
全力かな、勉強した。したかった。
毎日母と父とぶつかった。
私はいつも悩んでいた。
意外と居場所は近くにあって、一番遠い。
居場所がなくなったら誰も生きていけないんじゃないか、
居場所がないのにどう立ち向かえばよいのだろうか、
居場所を探す毎日。
居場所はあるよ。そういう言葉に流されたくはない。
居場所は探すものかもしれないし、作るものかもしれない。
こんな私に、
恋をする日が来るなんて。
こんな私が、
たった1人のことで頭がいっぱいになるなんて。
考えてもみなかった、思ってもなかった。
今まで知らなかった、周りが体験していた世界。
明るい昼間は、恋の苦しさ。
暗い夜には、違う苦しさ。
ずーっとしんどくて、苦しくて。
…でも、楽しいと思えるのはなんで?
知りたくない。
だって、今までで1番の幸せを、
ずっと噛み締めていたいから。
時刻(とき)が止まって、ずっとこのままで
いられたら…
どんなにいいだろう。
こんな私でも。
「その状態で”記憶”である異能力を失ったら…」
なんだか、あんまりじゃないかとわたしは心の中でこぼした。
沈黙するわたしを見るミツルは、静かにサワーシガレットをくわえている。
「やっぱり、止めた方がいいかな」
ヴァンピレスから異能力を奪う作戦、とわたしはミツルの方を見やった。
ミツルはさぁ?と言って、分からないと言わんばかりのジェスチャーをする。
「その辺はアンタの”意思”次第じゃないの?」
この街で中立の情報屋をやっている俺には言えたことじゃないよ、とミツルは笑った。
「ま、止めたかったら止めれば~?」
ミツルはそう言って、くわえている内に溶けて小さくなったサワーシガレットを右手でもてあそぶ。
「…ありがとう」
わたしはそう言って立ち上がった。
そして屋上のエレベーターへ向けて走り出した。
やっぱ見栄えが大事だよね…?私、料理上手いと自負してるけども、お弁当作りはかなりの下手なのね。。ウインナーを50個と、肉団子30個、、お弁当に詰めよう(* 'ᵕ' )☆
ここでポエムです
彼が誰を好きでいようと、私は彼が好きだ♬.*゚
「あのヴァンピレスも、たまに駄菓子屋に現れる事があるんだが…一度だけ、ものすごーく物憂げな顔をしている所を見たことがあるんだ」
アイツの本名も、素性も、本当の所は何も知らんがちょっと寂しげだよなぁって、とミツルは小箱の中身…サワーシガレットを1本取り出し口にくわえた。
「寂しげ…」
なんか、昔のわたしみたい、とわたしは思わずこぼす。
「…そういや、アンタもネロ達と連むようになる前は、ずっと1人だったんだっけ」
「うん」
ミツルの思い出したような言葉に、わたしはうなずいた。
「わたしは学校に居場所がなくて、正直投げやりになって”死に神”の噂にすがった」
でもそれでネロに出会って…耀平や、黎や、師郎や、たくさんの異能力者達に出会った、とわたしは続ける。
「だけど、ヴァンピレスにはそれがない」
ずっと独りで、この街をさまよっている、とわたしは言う。
キラワレタクナイヤ。
そりゃそうだ
だってひとりになりたくないからさ
孤独という渦に飲まれたくないからさ
だって過去キラワレモノだった私は
また同じ事になってほしくないからさ
あぁまあ一部の人だけならいいけどさ
過去約半分以上私をキラッテタと思うからさ
また新しい世界でもそんなんだったら
私の人生終わりだ
もうイヤニナッチマウヨ
まあ自分の愚かさ最低さを知っているから
キラワレソウと思っちゃうんだよ
実例があるからより一層思っちゃうんだよ
キラワレタクナイヤ
キラワレタクナイヤ
あぁキラワレタクナイヤ
またぼっちになったらどうしよう
そんなのイヤダヨ
そんなの絶対にイヤダヨ
もう周りを怖くなりたくはない
もうキラワレタクナイ
この本性最低のような私でも
キラワナイデクレ
もう既に認知済みなもんなので
お願いだから私を
キラワナイデオクレ
キラワナイデオクレ
キラワナイデオクレ
感情が剥き出しになってしまう私を
しつこい依存気質っぽい私を
承認欲求丸出しの目立ちがりやの私を
どうか、こんな惨めな私をキラワナイデオクレ
あぁキラワレタクナイヤ
キラワレタクナイヤ
キラワレタクナイヤ
独りになりたくないからさ
ねえこんな私を愛してくれますか?
仲良くしてくれますか?
キラワナイデくれますか?
ねえ教えてよ
でも気持ちが変化するのが人間だ
この答えは数ヶ月後でわかるでしょう
だけどさキラワナイデオクレ
独り寂しく生活したくないからさ
だからさわたしゃもうほとんどの人にキラワレタクナイヤ
周りの嫌な鋭い視線をもう浴びたくないからさ
ひとり寂しくなりたくないからさ
あぁもうキラワレタクナイヤ。
「少なくとも、俺はネロ達が心の底からヴァンピレスを倒したいなんて思ってないと思うんだが」
ミツルはそう言って、ベンチの座面の後方に手をつく。
わたしがそうなの?と聞くと、ミツルはいやいやと続けた。
「アイツらっていうか、俺達異能力者は”異能力は己の一部”という考え方だからな」
例え自分自身が手を直接下さなくても、そういう事に加担するのは本意じゃないと思うし、とミツルは呟く。
「でも『これはボク達が決めた事だ』って」
わたしはついそう言いかけるが、ミツルはまぁまぁと横に手を振った。
「例え本当にそうだとしても、それをやってしまったらアイツら後悔するかもしれないぜ?」
あと…とミツルは宙を見上げる。
「ヴァンピレスにそんな事をしたって、アイツはずっと孤独を抱えたままだと思うぞ」
「えっ」
ミツルの思わぬ発言に、わたしは驚いた。
「ヴァンピレスが、孤独…?」
「そりゃそうだろ、アイツ異能力者はおろか常人の友達もいないんだから」
ミツルはそう言って、上着の下のウィンドブレーカーのポケットから青い小箱を取り出す。
あなたの声はすごい
私の不安を吹き飛ばす
消えた灯火をあなたはそっと手をかざして
再び火を生み出した
その声は皆の標(しるべ)
光はそこにあった
「では、行ってまいります。」
玄関を出ると見慣れた馬車が停まっていました。
「おい!いつまで俺を待たせる気だ!」
ああ、始まりました。ウィリーは外面こそ良いものの、私に対してはとても傲慢な方なのです。
「申し訳ありません。」
「さっさと行くぞ!ちっ。どうしてこんな奴が優秀な俺の婚約者なんだ!」
馬車に乗る時もエスコートはなし。常識からかけ離れています。終始無言のまま貴族院に着くと、やはり私をおいてそのまま友人の方と歩いて行ってしまわれました。
「ごきげんよう、ティアラ。」
「ごきげんよう、アリーシャ。」
彼女は私の友達、アリーシャ・ラ・フォンテーヌ。同じ上級貴族ですが、アフネル家よりも一つ下の伯爵家、フォンテーヌ家の令嬢です。身分的には私の方が上ですが、身分関係無く仲良くしています。
「もしかして、ウィリー様と一緒に登校したの?」
「ええ。」
「羨ましいわ、、、。私にもウィリー様みたいな婚約者ができないかしら?」
ウィリーの話をしていたのが聞こえたのか、ウィリーがこちらに歩いてきました。
「やあ、フォンテーヌ嬢。ティアラがいつも世話になっているね。」
「とんでもありませんわ。それにしてもティアラが羨ましいです、、、。ウィリー様みたいな素敵な方が婚約者だなんて。」
ウィリーと婚約者なのが羨ましい?そんなの、絶対にありえませんわ。彼は婚約者を心の無い言葉で罵倒するような方ですのよ?
「おーい!行くぞウィリー!」
「呼ばれたから行くね。フォンテーヌ嬢、また後で!」
本当に外面だけはいいんですわね。
それに婚約者には挨拶なしって。
そういえば、昔はこんな感じの方ではなかったような、、、。
もしもあの頃に戻れるなら
ちゃんと伝えておくべきだったことを
口に出して知ってもらいたいな
あの窓から差す朝日が
そう後悔させるんだ
居場所なんてなくても
生きていけるような場所はあるんじゃない?
今の僕にはわからないけど
無責任すぎるけど
だからもうちょっとだけ
側に居てほしいんだ
過去に戻らなくて済むように
でもね、泣きたくなる日があるんだから
そのときは素直になりましょう。
もしもあの頃に戻れるなら
今のこの気持ちと愛を
ちゃんとわかってほしいな
あの雲の隙間の朝日が
そう教えてくれる
頼れるものが無くても
消えなきゃいいやって思う
今の僕にもわからないけど
報われない日々ばっかじゃない
つまらない毎日ばっかじゃない
誰しもがそう思えるわけじゃない
産み落とされたこの地に
何を遺していけるだろう
また夜が明ける
その時までに
お願いもうちょっとだけ
側に居てほしいんだ
もう悲しくならないでいいように
だからもうちょっとだけ
側に居てほしいんだ
今のこの時間を幸せと思えるように
手を振りたくない明日が来るはずだから
そのときは素直になりましょう。
広い。
全ては目に見えないけれど、
世界は広い。
愛でもっと溢れた世界を待ち望んでいる私は
ちっぽけででもちっぽけじゃないんだ。
ラッドウィンプスみたいにベイベー
前々世からこんにちは
なにもひとつも変わらずに
なのにひとつも残さずに
くりくり坊主のさくらんぼ
るるるのお耳にLが2個
わたしが私にインタヴュー
そしてみんながオーディエンス
夢の一つがさめたくらいで
恋の一つが去ったくらいで
落ちこむわたしは私です
のぞむところよ 男一代
ともだちみんなどこかへいった
俺のひとりじゃ 抱えきれない
俺のすべてをここに捨てたく
そしてみんながオーディエンス
「どうしてそんな事になったんだ⁇」
「えっ、いや、ヴァンピレスのお兄さんって人が、あの子を止めようって提案してきて…」
「あーなるほど…」
ミツルはわたしの説明に納得しているのかしていないのか、自らの顎に手を当てる。
「…それで、ヴァンピレスを倒すって、具体的にどうするんだ?」
ミツルがわたしに向き直ってそう聞いたので、わたしはあー、と呟いた。
「ネクロマンサーがヴァンピレスを追い詰めて、最終的にヴァンピレスのお兄さんが異能力でヴァンピレスの異能力を取り上げるって…」
「結構派手にやるな」
ミツルは少し驚いたように続ける。
「で、ネロ達はそれに乗り気なのか?」
「え、まぁ、うん…」
「本当に⁇」
わたしのあやふやな返事に、ミツルは神妙な顔で聞き返した。
わたしは思わず言葉に詰まってしまう。
「…違うのか?」
「どう、なんだろう」
ミツルの問いにわたしはつい首を傾げてしまう。
どうって…とミツルは呆れたように苦笑した。
ファナが叫んだときには、口論に気を取られている間に体勢を立て直したディソーダーの熱線攻撃が、アッドの右腕に直撃した。勢いで後方に吹き飛んで、地面に身体中を打ち付ける。そのたびに、肺の空気が圧し出される音が口から洩れた。かろうじて地面にトバルカインを突き立てて勢いを相殺する。
しかしアッドの右腕はもうダメそうだ。当に皮一枚で繋がっている状態。右腕は力なくぶら下がっているだけである。熱線によって切断された部分はすぐに溶けて固まって、血は出なかった。代わりに治癒は遅くなる。
「ああああクッソいってえなあぁ」
アッドは痛みというよりもいらつきで低く唸った。役に立たなくなった邪魔な腕は無理やり引きちぎって、いらつきを発散するように投げ捨てた。
「ちょっとアディくんっ、大丈夫なのっ」
「心配してる暇ねえだろーが!」
「そんな言い方ないじゃない!」
「無駄口叩くなよ、またぶん殴られてえのかっ」
「それはっ」ファナがひるんだので、彼女の様子を無視して指示する。
「ファナは目玉狙え、俺はこっちで動き止める」
アッドはそのままディソーダーの脚元に滑り込んでいった。上半身を狙うと熱線攻撃が危ないが、それも砲塔のような機関が1つあるだけなので、8本もある脚の攻撃を捌きながら無力化するよりは安全なものである。
ファナもそれは分かっていた。
黙って足を伝って上半身に登って、砲塔を振り回すのを避けながら、ナアマを充血した目玉に振り下ろした。
『ンンンギイィアアアアアア!』
ディソーダーが耳をつんざくような悲鳴を上げて頭部を振った。ナアマは目玉に刺さったままで、ファナはそのまま振り回される。飛ばされないようにナアマを強く握るも、華奢な少女はすぐに振り落とされてしまった。
「やっ」短く悲鳴を上げたファナの手からナアマが離れる。ファナは受け身を取りながら、少し遠くで愛機が固い地面にぶつかる音を聞いた。
「やばっ」
私はたくさんの手によって支えられている。
あなたがいるから私は生きていける。
ありがとう。
守ってくれて、ありがとう