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ハル泥棒

春を盗りにきた もう一度あの頃に戻りたくて もう二度とあの頃に戻れなくて
晴るを撮りに来た 上の景色が明るすぎて 下の景色が暗すぎて
桜が散るころあなたはどこにいますか
あと何回春がきたら君を忘れられますか
桜の葉がゆらゆらと落ちて
言の葉がゆらゆらと揺らいで
あなたは舞っている桜の葉のように掴むことができない
掴もうと必死に手を伸ばしてもひらりと逃げる
春が嫌いと言った君は笑顔だった
桜の葉はいつか地面に追いつくけど
僕はあなたに追いつけない
そんなことを思いながら今日も歩く
いつか追いつけるように

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