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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 24.ヴァンパイア ㉓

「とにかく、自分の意思によるって所だな」
おれ達的には、と耀平は手元のメロンフロートを一口飲んだ。
わたしは思わず黙り込む。
自分の意思、か…
それなら、わたしの意思は”これ”しかない。
「みんな、ありがとうね」
思わずそう呟くわたしを見て、ネロ、耀平、黎、師郎は不思議そうな顔をした。
それに気付いて、わたしは慌てて、あ、なんでもないよ!とごまかす。
それを聞いた彼らは、すぐにまた他愛のない会話に戻った。


そんなこんなで、わたし達はフードコートでおやつを食べ終えた後にまたショッピングモールをぶらぶらした。
そして夕方になったので。ショッピングモールをあとにして、いつものように寿々谷駅前で解散することにしたのである。

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ノースウインドウ

あなたの街にはもう来ましたか?

季節の節目に来る風が

恋人達をより近づける季節

その季節が終わりを迎えようとしていますね

しかし、私の気持ちはずっとあなたの傍にいます

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ごびょーき

見捨てないで、嫌いにならないで、無視しないで、どうでもいいなんて思わないで。

ごめんなさい私、あなたの思うほど良い子じゃないの。

良い子でいたいのに、無理なの。

ねえ、いっそ悪い子になっちゃいたい。

そしたらきっと楽よね。

何も考えないで、あなたの都合なんて考えないで、なんの遠慮もしないで、ただ自分勝手に、あなたにこの気持ちをぎゅうぎゅう押し付けちゃいたいの。

どんどん歪んでくの。悪い方に 歪んでく。

こんな私を、イヤ、
イヤ、

イヤ、捨てないで。

いいよ、どうしてくれたっていいの。無関心になるのだけは、

お願い、

イヤなの。

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キングキング

キングキング

またの名を獣

私の知ってるキングキングは犬みたいな獣だ

目には見えないが匂いでわかる

昔はよく守ってくれた

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フラッシュ

私は他人の思っていること、今から瞬時に起こることがフラッシュで脳裏に浮かぶ。

一種の才能か、はたまた、ただの奇妙な人か。

だからか、あの人が思っていることが分かる。
分かっているから立ち振る舞いが早い。

ときには私を好いてくれてる人の気持ちがふと、見えたりする。

地震が来るときにもふと映像が見えたりしたことがある。

こんな力があっても無力なんだ。

人の心や、瞬時に起こることが分かるって、案外辛いんだ。



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なまけた心体。(シンタイ)

心がぶっ壊れて一年すぎた。
今までできてたこともできなくなった。
なにもかも嫌になった。
それから一年たって落ち着いたけどまだ、完全態に戻っていない
ていうか、戻れない。
ぶっ壊れた心は、治りかけるわ一瞬で崩れるわの繰り返しだから
そんな僕はなまけた。
朝起きなきゃなのに起きれず、
マイペースで学校に行く。
みんなの当たり前は僕は当たり前じゃなくなったんだ。
このなまけた心体を少しは治さねば。
もうすぐ新章になるのだから。
このなまけた心体から治して、
新章では完全態になるのだ。
地獄の空間で枯れた僕は
新章ではまたリセットして
このなまけた心体を治して
返り咲くのだ。

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ノイズキャンセル

このうるせえ冷淡な空間からノイズキャンセル
こええ周りの人間らからノイズキャンセル
透明のヘッドホンつけて地獄の空間からノイズキャンセルしたい。
それか音楽を聴きたい。
過去にやらかした人間は周りが嫌なんだ。
学年が嫌なんだ。
圧が強いような
視線の冷たさ
だから行けなくなっちまったんだよ
教室が大っ嫌いになっちまったんだよ
この地獄のような空間からノイズキャンセル。
やっと解放される日が近づいて来た。
解放される日まで
うるせえ冷淡な地獄の空間からノイズキャンセルしたい。
この嫌な言葉たちから
この視線の冷たさから
この周りすべてが敵のような空間から
透明のヘッドホンつけてノイズキャンセル。

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 24.ヴァンパイア ㉒

「俺達みたいな頻度で会っているっていうなら、友達を優先するかもしれないが…」
人による、って奴かねと師郎は呟く。
わたしは人による…?と反復した。
「そう、相手にもよる」
ソイツが自分にとって大事な存在であるかどうかが問題だな、と師郎は続ける。
「世の中には友達っていっても、ちょっと一緒にいるのがメンドいな~って奴もいるし、ずっと一緒にいたいって奴もいるだろ?」
だから自分にとってその友達が大事な奴かっていうのが重要なんだ、と師郎はテーブルに肘をつくのをやめてイスに座り直した。
「え~師郎珍しく良い事言うじゃーん」
不意にネロがそう言ったので、師郎は笑いながら、なんだよ普段はもっとテキトーだって言うのか?と彼女に言い返す。
「俺はこれでもこのメンツの中で一番年上なんだぞ⁇」
「それそんな関係ないでしょ~?」
そこの一般人は置いといて、ボク達は過去の異能力の持ち主の記憶を引き継いでいるんだしー、とネロは師郎に対し口を尖らせた。
師郎はそうだなと笑う。
と、話がひと段落した所で、耀平がわたしの方を見やって、ま、師郎の言う通りだと言った。
「友達を優先するか、自分を優先するかは、その友達が自分にとってどういうものか次第だ」
耀平はわたしの目を見ながら続ける。

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“幸せ”

“幸せ”という言葉があるけれど、
あなたの幸せは何ですか?
愛する人や親しい人の笑顔?
己の好きな物を愛でること?
美味しいものを食べること?
時間を気にせず眠ること?
好きなことをすること?…

“幸せ”っていうのは考えた数だけあって、
十人十色で一期一会で
“幸せ”なんだと思えば幸せなんだと思う。
でも、よく考えてみて。
“幸せ”を感じられるのは何故なのか。
きっと正解はない。間違いもない。
答えもない。
それでも何故だが考える。

…生きているから。
それが私の答え。
生きているからこその“幸せ”で。
“うれしさ”で“かなしさ”で…
生きているからこその『感情』で。
私の思う一番の幸せ。
それは、『生きること』
生きていたら辛いこともある。
けれど、楽しいことも感じられない。
半分半分なのかな…?とも思うけど。
半分だとしても、生きる価値はある。
生きているだけで“幸せ”なのだから。
いつ何が起こってどうなるかわからない、
先が全く見えないこの世界。
それでも、『生きること』が一番の“幸せ”。
皆さんはどう思いますか?

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私は淡い季節に恋をする

淡く淡く育った実りの秋から冬のsnow

真冬は思いの外温かいだろうか

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僕らのアオハル 〜恋編〜

また見つけてしまった
大好きで大嫌いなものを。
またこうやって
自分に嘘をついた。
いずれ気づかなくなってしまうんだろう
本当の嘘に。
あの子はいつでも素直で
いつも周りには風が吹く。
嫌いじゃないけど決して好きじゃない。
また嘘をついた。
真っ白な心を汚していく
欲望の海に溺れ死んでしまいそう
せめて伝えられたらな
きっと救われるんだろう
自分に優しくなれない僕は
今日も遠くから見つめてるだけ。
これが僕にとっての窮屈な幸せ。
時が離れていく廊下。
心は迫ってきている。
蝉は鳴き止んでしまった。
もう嘘はつけないな。

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 24.ヴァンパイア ㉑

「友達って言っても、色んな種類がいるじゃん?」
ズッ友とか、たまに話す程度、とかさーと耀平は笑った。
「とにかくどういう友達かにもよるな」
その提案は、と耀平はテーブルに肘をついた。
わたしはつい、うーんと唸る。
どういう友達か、そこまで考えていなかった。
でもこの場合、ネロ達の事はどういう友達と言えばいいのだろう?
「…で、その友達とやらはどういうのを前提にしているんだ?」
耀平が続けざまに聞いてきたので、わたしはハッとしてえ、えーとと答える。
「定期的に会って連んでる、くらいの仲…?」
「なんだそりゃ」
わたしの言葉に耀平は拍子抜けした。
わたしはご、ごめんあやふやで…と謝る。
すると師郎が…いや、それはいいんだけどもと口を開いた。
「定期的に会う程度なぁ…」
難しいな、と師郎は頬杖をついた。
「定期的に会うって言っても、その期間にもよる気がするぜ」
なぁ?と師郎が隣に座る黎に目を向ける。
黎はチョコレートのかかったオールドファッションのドーナツを食べつつうなずいた。

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近くて遠い

「近い」を知れば知るほど
「遠い」は遠くなって
「遠い」を知れば知るほど
「近い」は近くなって
ずっと繰り返すこの感覚
繰り返せば繰り返すほど
「近い」と「遠い」が大きくなるのに
時間が過ぎれば過ぎるほど
君への「想い」が大きくなる

近く感じたその日の夜は
さみしくて「遠い」を大きく感じる
遠く感じたその夜の次の日は
うれしくて「近い」を大きく感じる
ずっと繰り返すこの感覚
繰り返せば繰り返すほど
「近い」と「遠い」が大きくなるのに
君と過ごす時間が経てば経つほど
君への「想い」が強くなる

さみしさがあるからこそのうれしさ。
「遠い」があるからこその「近い」。
君がいるからこその私。
どうか「さみしい」も「うれしい」も
「遠い」も「近い」も、そして君も。
いつまでも感じていられますように。

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 24.ヴァンパイア ⑳

「あのさ、例えばの話なんだけど…もし誰かに、自分が得をするけど友達が損をするような提案をされたら、その提案って受ける?」
例えばの話として挙げたが、ヴァンピレスからの提案の話をオブラートに包んだだけでのことである。
ヴァンピレスがどこかで見ていたらマズいかもしれないが、それでも”例えば”の話だし、ネロ達には本当の話だって言っていないからきっと大丈夫だ。
まぁ、ネロ達が訝しまないかが心配だが…
「うーん、例え話か」
ネロは腕を組んでそうこぼす。
「それ、提案の内容がどういうのかにもよらない?」
ネロがそう尋ねるので、わたしは、だから例え話だよと付け足した。
「とにかく自分には利益が出るけど、友達にはどう考えても出ない…みたいな」
「ふーん」
耀平はメロンフロートのカップの中身をストローで吸い上げながら呟く。
「その友達が、どういう友達かにもよらない⁇」
耀平がストローから口を離しつつ言ったので、わたしは、ど、どういう事?と聞き返した。
すると耀平は、いや、さーと続ける。

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私の友達

凛として正義

そして愛らしい瞳

力強い頼もしい人

お金の貯め方が素晴らしい

そして何より優しさで満ちた人

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推し

人に優しくて

誰とでも仲良しで

それでいて楽しい人

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 24.ヴァンパイア ⑲

「普段なら、こう…ガンガンおれ達の輪に溶け込もうとするのにさ、今日は全然じゃん⁇」
何か変だなーって、と耀平はネロと一緒に頼んだメロンフロートのアイス部分をスプーンですくった。
わたしはそ、そう…?と首を傾げてみせたが、今度はここで師郎が、まぁそうだよな、と会話に入ってくる。
「さっきゲーセンにいた時から気になってたけど、お前さん、今日は妙に大人しいし」
その上周りも気にしてるし、何かあったのか?と師郎はわたしの目を見た。
ネロも黎もわたしの方を見ているし、何だかその場の雰囲気がわたしに”話したら?”といった感じになっていく。
わたしは、ヴァンピレスとのあの件を話すべきか迷った。
話したらネロ達は助けてくれるかもしれないが、いつもどこからともなく現れるヴァンピレスが、どこからこの様子を監視しているか分からない。
どうしたら…とわたしは思ったが、このまま場を微妙な雰囲気にしておけない。
だからわたしは、あえてこう話すことにした。

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届かない

どれだけの愛を綴ったって
きっと君には机上の空論
選び抜いた私の気持ちは
こころに届くこともなく
表面を滑り落ちて積もっていくのを
今日もただただ眺めてる

君の考えも君の立場も君のこころも
全て君自身のものだから
わかったふりはできてもわかることはできない
だから言葉が滑り落ちていくんでしょうか

愛とか好きとか私も分からなくなって
もしかしたら私の気持ちは
君の思う通り空っぽの言葉だったのかもなんて
そりゃ君に届くはずもないよな
重くなるのが嫌で 傷つけたくなくて
笑っていて欲しくて
全部全部わたしの本音だったのに
本音だと思っていたかったのに

君にも私にも

とどかない

わたしも君も随分と勝手なものですね

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敬い

『私はあの子の引き立て役なんだ』
そう言って聞かせる
黒く呑まれる自分自身へ

『あの子は一番星』
暗く染まったなかで一番輝き目立つ
そして眩しさで周りを眩ませる
周りが見えなくなるほどに

「正しい」も「間違い」も無い
「輝き」だけが道標のこの世界で
彼女は一番輝き目立つ
ほかのどんな星にも負けない
特別な「輝き」を放って

私は彼女を嫌わない 嫌えない
敬い崇める それが私の使命
誰も敵いやしない彼女を崇め奉る
「ほんとは嫌いなんでしょ?」
「羨ましいんでしょ?」
そんな訳がない
彼女は究極で完璧なのだから
誰も妬みやしない
妬んだとて勝ち目はない
それを分かっている

私は彼女の輝きを分けてもらって生きている
彼女なしには生きていけない
だから私は彼女を崇め続ける
どんな地の果てまで行こうとも
天に昇ってでも
私は彼女についていく
それが私の使命
私の生き甲斐なのだ

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ほんとに自分勝手

ちょっと心配してほしいだけ
ちょっとあなたの頭の中に入り込めたらって思うだけ

なのに、そんな私の想いはひらりと躱される
なんだか絶望しちゃうね
あの言葉、
嘘だったのかなとか、
ゴキゲン取りだったのかなとか、
そう思っちゃって。

あなたは大した意味もなく言ってるのに
意識してるのは最初から私だけなのに
勝手に夢見て、希望持って、
勝手に絶望してる。

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Reboot

停滞時期
人の心が渋滞してく
何処かに初心を忘れてしまったのだろうか。

現在進行
価値観で削られていく
このままでうまく進められるだろうか。

初心を忘れないために 道が失くならないように
このままではだめだと気付いたから

リブートする。