さ さあーさん!
し 市内ではない?
す すぐそこまで行く気にはよるとの会話。
せ 生態系サービスしてみたかった。
そ 掃除してみたんですけど、、、。
指差した先には燃える炎
誰かが旅立って49日目
追いかけたいのにそこには
見えない壁
壊せない壁
上れない壁
一人一人違う人生(たびじ)を
辿りながらどうして
間違いや失敗をしただけで
人は苦しくなるんだろう
誰も知らないところで僕は泣いている
誰かが笑っているから孤独と感じてる
誰にも会いたくないから天界へ向かう
人生をやり直したくて僕は夢を諦める
夜桜の下でポツリと呟いた
「綺麗」
その時のあなたの瞳は 今もまぶたの裏に焼きついている
23時30分
静まり返ったあの日の帰り道
私は何を言えばよかったんだろう
「またね」
それだけじゃ、だめだったのかな
もう二度と戻ってこないあの時間を悔やみ
夜風に冷たく溶けていく
時計の針は進んでも
私の時は進まない
静寂に包まれた、この桜の木の下で
今もずっと覚えている
ポエム掲示板初投稿です
ずっと前から気になってました
まだよくわからないですが、よろしくお願い致します
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
街の明かりが 今日もひとつずつ消えていく
何気ない1日を それでも 意味のある1日を
頑張って終わらせた人々が 今日も帰ってくる
すれ違う誰もが
それぞれの物語の主人公で
それぞれの今日を、終わりの夜を 生きている
見えないエールを 心の中で送りながら
私は私の歩幅で、明日への一歩を踏み出す
「頑張れ」
暫しの間、その場に沈黙が流れる。
…が、ネロは嫌だねとそっぽを向いた。
「ボクはアンタに協力したくない」
だってアンタうさんくさいし、とネロは頬杖をつく。
それを聞いて、逢賀さんはそうかもしれないねと苦笑した。
「ぼくの素性なんてきみ達は全く知らないだろうから、ぼくに協力できないだろうし」
しかし、それでもと逢賀さんは続ける。
「これは寿々谷の異能力者たちにとって大きな問題なんだ」
ここ数年、ヴァンピレスのせいで”大切なもう一つの自分”を失った異能力者は何人もいる、と逢賀さんは真面目な表情で言った。
「それに記憶を失っている一般人もそれなりにいる…だから」
これ以上犠牲を増やさないためには、こうするしかないんだ、と逢賀さんは力強く言い切る。
「…そんな事言われても」
ボクはちょっと…とネロは嫌そうな顔をする。
だがここでいいんじゃね?と耀平が口を開いた。
「ヴァンピレスを”止めるため”、なら協力してやっても」
なぁ?と耀平は隣に座る師郎や黎に目を向ける。
耀平の方に目を向けていた師郎はそうだなとうなずいた。
素敵だね。
君が笑顔でいてくれる。
きっと波乱万丈な過去があるのだろう。
だから、こんなにも人に優しい君なんだ。
だから、こんなにも人に愛される君なんだ。
か 風というか、この後からご依頼者様にはよるというか。
き 決めてもいい!
く 九年前から仕事してみたかったよ。
け 結局何ヶ月前にも関わらずお買い物客がいて。
こ これこそありがとうございます!
「ジェミニの起動方法はわかってる⁈」
「あ、うん!」
薄桃色の髪のリニアーワルツの言葉に、駆け寄ってきたミラは慌てて頷く。薄桃色の髪のリニアーワルツは「それなら」とミラにそれを手渡した。
「これを起動させてごらんなさい」
「そしてもし起動できたら私と戦いなさい」と薄桃色の髪のリニアーワルツはコノハナサクヤを肩に担いでディソーダーの方を見る。クモのような姿のディソーダーは、分離・合体を繰り返しては先ほど攻撃してきた二人のリニアーワルツ——インテとフォーを苦戦させていた。
「私は奴を足止めして時間稼ぎする」
「その間に、あなたはジェミニを起動させるのよ‼」と薄桃色の髪のリニアーワルツはコノハナサクヤを構えなおして、ディソーダーの方へ走り出した。その場に取り残されたミラは近くに立つ平坂管理官の方を見やる。平坂管理官は「ま、やってみたら~?」と笑って、路地裏へ去っていった。
「……よし」
ミラは頷いてしゃがみ込み、受け取ったケースの鍵を開ける。その中には、黄緑色の折りたたまれた状態のジェミニと、小さな箱が入っている。ミラは迷わず小箱を開けると、そこには銀色の指輪が収まっていた。
「これが、起動リング……」
リニアーワルツがジェミニを起動させるために必要な起動キー……確か利き手の人差し指にはめて色が変わったら、ジェミニを起動できる状態になって戦えるようになる。
ミラはラボで教わったことを思い返し、恐る恐る指輪を右手の人差し指にはめようとする。しかし辺りに轟音が響き、ミラはハッと顔を上げる。クモ型ディソーダーが近くの建物に光線を当てたのだ。薄桃色の髪のリニアーワルツはコノハナサクヤでディソーダーの脚部を切り落とそうとしているが、外皮が硬いのかあまり攻撃が効かない。インテやフォーもそのそばで援護するが、ディソーダーは相変わらず光線を吐き出しリニアーワルツを阻んでいる。
「ジェミニなら、あるわ」
「えっ?」
ミラはその言葉にポカンとする。薄桃色の髪のリニアーワルツは立ち上がり、耳に装着している通信機に手を当てた。
「こちらエフェメラル、大至急イワナガをこちらに寄越せないかしら?」
『おや、どういう風の吹き回しかい⁇』
「そんなことはいいから早く!」
「わたしはここにいるよ」
ミラと薄桃色の髪のリニアーワルツが声のする方を見やると、通りの路地から大きな黒いケースを右手に提げた、男とも女ともつかない大人が現れる。薄桃色の髪のリニアーワルツは「平坂管理官」と駆け寄った。
「なんでそんなところから」
「君が迷子になっちゃったから探してたんだよ?」
「うっ」
平坂、と呼ばれる人物はにやけるが、薄桃色の髪のリニアーワルツは気まずそうな顔をする。だが平坂管理官は「ほら」と薄桃色の髪のリニアーワルツに黒い大きなケースを差し出した。
「もしかしなくても、君、あの子にこれを起動させる気でいるでしょう」
平坂管理官の言葉に、薄桃色の髪のリニアーワルツは静かに頷く。平坂管理官はにやりと笑った。
「もうペアを失いたくないから新しいペアはいらないって言ってたのに、まさかペア候補を見つけてくるなんてね」
「本当にあの子がこれを起動できるかなんてわからないわよ」
「起動できたらペアにする、ただそれだけ」と薄桃色の髪のリニアーワルツはケースを受け取り、ミラに向かって「あなた!」と呼びかけた。
あいうえおの裏側にて...!
言ったのが、関係者の裏側にて
裏側にて...!
笑顔とマイペースなところと。
俺が好きなんでしょ?!
関係者の裏側にて...!
教頭!
口ぐせの裏側にて...!
結果が、こんばんは♪お誕生日おめでとうございます!
こんばんは♪お誕生日おめでとうございます!
作文を作ってきました!
静岡県の、こんばんは♪お誕生日おめでとう
好きなんでしょ?!、こんばんは♪お誕生日おめでとうございます!
先生の誕生日会授業で、こんばんは♪お誕生日おめでとうございます!
曽野舜たけのこかも...!
たけのこかも...!
中毒の裏側にて...!
作ってきました!
照れながら言ったのが、関係者の裏側にて...!
と、レコメン関係者の裏側にて...!
空が晴れて 空が晴れて 空が晴れて
おひさまが顔を出したら 虹がかかるには 虹がかかったら
貴方はもう 本当の愛を 貴方は大きな翼で
何処にも行ける 知らなくちゃだね 空を飛べるでしょう
大きな虹の下、緑の大地の上、空を飛んで、どこまでも行ける
貴方は今さ、何処にいるのさ
私は今さ、暗闇からさ抜け出したのさ
いつか会えるだろうと思ってたのにさ
そんなことは叶うはずなくてさ
貴方のことなんてさ
忘れようとしてるんだよ
「!」
薄桃色の髪のリニアーワルツは慌てて背後を見やるが、すでに分離したディソーダーたちはクモの姿に合体しており、その姿で光線を放とうとしている。薄桃色の髪のリニアーワルツはそれを回避しようとする。だが、突然ディソーダーの右側から青と紫の光線が飛んできて、ディソーダーを横倒しにした。
今のは、と薄桃色の髪のリニアーワルツが光線の発射された方に目を向けると、青髪のリニアーワルツと紫髪のリニアーワルツがジェミニの合体を解除している。薄桃色の髪のリニアーワルツは驚くが、そこへ「おーい‼」と聞き覚えのある声が耳に入った。
薄桃色の髪のリニアーワルツがハッと我に返ると、黄緑色の髪のリニアーワルツが抱きつく。薄桃色の髪のリニアーワルツは驚いて身体を硬直させた。
「やっと見つけた~!」
「探したんだよ⁈」と黄緑色の髪のリニアーワルツ——ミラは薄桃色の髪のリニアーワルツの顔を見て声を上げる。薄桃色の髪のリニアーワルツは「なんで……」と呟くが、ミラは「だって!」と続けた。
「きみのこと、心配だったんだから‼」
その言葉に、薄桃色の髪のリニアーワルツは「えっ」と小さく呟く。ミラは気にせず「一人で苦しんでる人を放っとけないもん!」と笑顔を浮かべる。薄桃色の髪のリニアーワルツは「そんなこと……」と俯く。しかしミラは「そんなことじゃないよ!」と相手の両肩に手を置いた。
「きみ、ペアの話をしたらすごく苦しそうにしてたでしょう?」
「それに一人で戦うなんて、無茶だよ!」とミラは薄桃色の髪のリニアーワルツの肩を揺する。薄桃色の髪のリニアーワルツはハッとしたように顔を上げた。ミラは続ける。
「だから、自分が、きみと一緒に戦う!」
「ペアがいないからジェミニを持ってないけど……」とミラは苦笑いしたが、薄桃色の髪のリニアーワルツは不意に「いいや」とこぼした。
スマホをベッドの端にぶん投げて
メガネをベッドの端にぶん投げて
ベッドにダイブ
真っ暗な部屋で
涙を流しっぱなしにして
目を瞑る
自分を少し責めて
最悪なパティーンを想像して
ヤミに堕ちていく
イライラと悔しさと
自分の情けなさで
いっぱいになっていく頭ん中
無になってく
感情が消えてく
眼光が消えてく
光をシャットアウト
黒い煙に覆われ、去った後
変身ダークネスミー
その1の続き。
D:Aの取り巻きの1人。Aに憧れていて、Aに気に入られたくて背伸びしまくった結果Aの友人になった。Aに心酔しており、Aのヤバさにはあまり気づいていない。Aと付き合いの長いBにちょっと嫉妬しているし、Aから目の敵にされているCのことは嫌いで、Aのご命令とあらばなんだってやってしまう。最終的にAを見捨てて逃げ出し、BやCの協力者になったり。
E:いわゆる第三勢力。Aのヤバさに気づいているが、そのヤバさ含めてなぜかAのことを心の底から気に入っており、隙あらば絡みに行っている。そのためAからはよく思われていないし、B以外のAの取り巻きからは嫌われている…が、マゾヒスト(?)なのでウハウハしている。Aのお気に入りであるBが羨ましいけど、別に嫉妬していないしAに近づくため積極的に接近しているし、Cにもなぜか興味を持って絡みまくっている。なに考えてるか本当にわからない奴。最終的にBやCに協力し、Dなど友人や周囲の人に見捨てられてズタボロになったAに近づき、共依存みたいな関係にしてしまう。
…走り書きと言ったのに、すごい分量になっちゃった。
でもまぁいいか。
(ちなみにここで自由に使っていい設定。自分は今すぐに設定を使う予定はないけど、使うとしたら少年マンガ的なバトル×百合みたいな感じになりそう…)
さっきNHKのテレビドラマをたまたまちょっと観てたんだけど、なんか自分の義務教育時代を思い出して胸クソ悪くなるようなコドモキャラが出てきてたんだよね。
でもここから創作のタネが閃いたので、走り書き程度に残しておく。
とりあえず登場人物は5人。
A:すごくなんでもできる人気者だが、恐ろしいことに友達を自分の所有物やペットのように思っており、無意識のうちに自分の思い通りになるよう誘導したり工作したりしている。もちろん自分の思い通りにならない奴は徹底的に貶める。ただのやべー奴だが、周囲は意外と気づいてない。最終的になんやかやで自滅するが、後述のEとともに行動することに。
B:Aと付き合いの長い友人であるが、自分が所有物扱いされていることに薄々気づいている。が、Aとは昔からの友人でBの親など周囲の人間はAのことを「とてもいい子」だと思っているし、下手なことをすれば後述のCのようにAにいじめられると思っているので、とりあえず愛想笑いしてる。最終的にAと決別し、後述のCとともに行動するようになる。主役を張るならコイツ。
C:友人があまりいない一匹狼で、周囲からだいぶ浮いている。Aやその周囲のようにやたらめたら群れている奴らに興味を持たないこともありAから目の敵にされていて、なにかにつけて陰口叩かれたりヒドい目に合わされたりしている…が、諸事情で鋼のメンタルを持っているためあまり傷ついていない。とりあえずAやその周囲のことは「愚かだなぁ」と思っている。なんやかやBとともに行動するようになる。
長いからその2に続く。
無くなった。
失った。
残らなかった。
徒を労った
結局振り出しだった。
それでも、積み上げ始めた。
次は無駄になることが無いように
雨がやんだら外遊びする人は笑顔
西に輝く太陽は雫を濡らし
空は泣いているんだよ
半円が原因の作り笑い
誰も気づいてくれないんだ
色がついたなら 今日の運勢大吉
色がついたら もう半分を探し出す
色がついたなら 小さな恋も叶う
色が消えないように 空は泣くんだ
「ぼくの異能力…”ヴァンパイア”は”他者の記憶を奪い取る”能力だ」
つまり、きみやヴァンピレスとあまり変わらない、と逢賀さんは目を光らせるのをやめて続ける。
「だからきみは、ぼくのアシストをしてくれればそれで良いんだ」
最後に手を下すのは、ぼくだけで十分、と逢賀さんは前を見た。
「あの子…ヴァンピレスが異能力を発現させて、人々の記憶を奪うようになってから、ぼくはずっと罪悪感を抱いてきた」
ぼくの妹のせいで多くの人が困っているのを、見ていられなかったんだと逢賀さんは呟く。
「最初は説得で何とかしようって思ってたけど全然上手くいかなくて、もうほとんど諦めてた」
でも、きみ達…ネクロマンサー達の存在を知って、ぼくは希望を持つことができたんだ、と逢賀さんはネロの方を見やった。
「きみや、その仲間達みたいな強力な異能力者がいれば、きっと彼女を止められる」
だから、ぼくの手助けをしてほしい、と逢賀さんは言う。
「これ以上、彼女によって、記憶や異能力を失う人をなくすために」
そして、きみ達自身が、安心してこの街で暮らせるように…と逢賀さんはネロの目をじっと見た。
私なんかに時間をお使いくださりありがとうございます。いつもあなたとの将棋を心から楽しみにしています。
ずっとカラスは怖い存在と思っていた
だが神の使い手でもあるらしい
最近知ったのだが、ヤタガラスと読むらしい
あ 明日から本気で仕事して!
い 井ちゃんかと思ったー!
う うんうんうん。
え えー正解かは?
お お家にいるかな。
あ ある?
い 井ちゃんかと思ったー!
う うんうんうん。
え えー正解かは?
お お家にいるかな。
「あの子、ここにいたの⁈」
ミラがそう訊くと、フォーは「うん」と頷く。
「じゃ、じゃあ、追いかけなきゃ!」
「どこに行ったの⁈」とミラはフォーに尋ねるが、ここでインテが「ちょっと待ってください」と間に入った。
「ミラ一人を行かせるなんて、ちょっと危ないんじゃ……」
「いや、ミラを一人で行かせるなんて言ってないよ?」
「えっ?」
フォーの言葉に、インテはついポカンとする。フォーは「えへへへへ」と笑った。
一方そのころ、薄桃色の髪のリニアーワルツはディソーダーの群れの中を走りながら、迫りくるディソーダーと戦っていた。ただでさえ不気味な見た目なのに、けばけばしい色合いが余計恐ろしく見える敵を薄桃色の髪のリニアーワルツは手に持つ刀型ジェミニ・コノハナサクヤで切り伏せ続けている。小型のディソーダーたちは悲鳴を上げながらコノハナサクヤによって両断されていった。
「;***+`*:#%&(+>=)‼」
薄桃色の髪のリニアーワルツが次々とディソーダーを倒していくと、不意に前方からつんざくような雄叫びが響く。薄桃色の髪のリニアーワルツが顔を上げると、大型のクモのような形をしたディソーダーが飛びかかってくる。薄桃色の髪のリニアーワルツはコノハナサクヤを突くような体勢で構えて、ディソーダーに向かって駆け出した。
しかしクモのようなディソーダーは、薄桃色の髪のリニアーワルツの目の前で翅のある甲虫のような姿にばらばらと分離して、薄桃色の髪のリニアーワルツの攻撃を避けてしまう。薄桃色の髪のリニアーワルツはハッとしたように目を見開いた。
人間は死ぬまで生き続けなくてはいけない。
人間は死んだら成熟するらしい。
貴方は自分を過信しないことね。
いつかは貴方も
成熟するから。
私達は「不熟」らしい。
だから、生きなくちゃだね。
結局いくら聞いてもブケファルスは自分のレヴェリテルムがどこに行ったのか教えてもらえず、やかましく騒いでいるうちに病院に叩きこまれた。
「…いつの間に…」
ブケファルスは天井を見ながらぼやく。むかしから頭に血がのぼると注意力が散漫になるタイプだったので、ブケファルスはついさっきまで自分が病院のベッドの上にいることに気づいてすらいなかった。
「見舞いもいないし…」
カメルス、カウダ、フス、ユニシンクトゥスはドムスの人間に呼ばれてしまい、ここにはいない。
「Uccello balla lingua centoも手元にないし…」
病室の机には付箋に手書きで、ブケファルスのレヴェリテルムは修理に出しているという旨があった。修理の字を見た瞬間に壊れたのか!?と叫び出しそうになったが、よく読むと破損箇所は刃こぼれの記載のみだったのでギリギリ落ち着いた。
「まあでも」
ブケファルスは病室の窓に目をやった。青い空、白い雲。牧歌的な光景である。
「平和ならいいか」
ブケファルスは平和を守ったことを噛み締めながら大きくあくびした。
私はこの世のすべてを知ったつもりになっていたのかもしれない
因果とは
カルマとは
徳とは
これらのすべてを知った気でいたのかもしれない
ただ、分かっていることは
私が生きていて あなたが生きている
妄想のなかで見つけた
あなたの心の星は何色?
愛を藍色にしてなんて
言わなきゃよかったって後退り
絶対光を捕まえたら
君は笑ってくれるのかな
光を捕まえたいから
心に委ねたBrack Star
泣いても笑ってもこれが最後
君の瞳に笑顔がほしいから
「誰だかわかんねーけど、まさか……」
パッションがそう言いかけたとき、リニアーワルツたちの後方から「みんなーっ‼」という大きな声が響いた。パッションとグリッタが振り向くと、黄緑色の短髪のコドモ——ミラが走ってきている。
「えっミラ⁈」
驚くパッションに対し、ミラは「大丈夫だった⁈」と尋ねる。パッションは「いやそんなことより……」と言いかけるが、ここで「ミラ」と落ち着いた声が飛んできた。ミラが声の主の方を見ると、ポセイドンを抱えたインテが駆け寄ってきている。
「どうしてここに来たんです⁇」
「基地にいるようにと言ったのに……」とインテは心配そうな表情をする。ミラは「ごめん」と謝るが、「でもね」と続けた。
「これを落としてった子が心配になっちゃって」
「それでいても立ってもいられなくて……」とミラは手の中のキーホルダーをインテに見せる。インテは呆れたように「ミラ……」と呟くが、それを遮るようにミラは「だけど」と口を開く。
「自分はあの子を放っとけないんだ」
「だってあの子、ペアのことを訊いたら様子がおかしかったし……」とミラは手の中のキーホルダーに目を落とす。インテは「そんなこと言っても——」と言いかけるが、ここで「別にいいんじゃない?」という声がミラの背後から聞こえた。ミラが振り向くと、弩型ジェミニ・アンフィトリテを持った紫髪のリニアーワルツ・フォーことフォーチュネイトが微笑んでいた。
「ミラは、その子のことが心配なんでしょ?」
「なら、追いかけなよ」とフォーは笑う。
「さっきの見たことないリニアーワルツ、きっとミラが拾ったキーホルダーの持ち主だろうし」
「えっ⁈」
フォーの言葉に、ミラは思わず声を上げた。
「ま、おれとしては戦えればどうでもいいんだけどよ!」
「おもしれーことになりそうだし?」とパッションは目の前のディソーダーにエンキドゥを突き立てようとする。だが左側から光の矢が複数飛来し、ディソーダーに突き刺さった。
「⁈」
急に自分の獲物を取られたパッションは、驚いて矢の飛んできた方を見る。パッションの視線の先にある建物の上からは、弓型ジェミニ・ギルガメッシュを持った金髪ボブカットのリニアーワルツ・グリッタことグリッタリングが飛び降りてきていた。
「ちょっとパッション‼」
「戦えればどうでもいいとか言わないの!」とグリッタはパッションの服の襟首を掴む。パッションは「ちょ、ちょっと」と慌てるが、グリッタは「ちょっとじゃない!」と言い返す。
「前線都市でディソーダーなんて前代未聞なのよ⁈」
「フツーに大ピンチなの、あたしのペアならわかるでしょぉ⁈」とグリッタはパッションの襟首を掴んだまま前後に揺さぶる。パッションは「落ち着け落ち着け」とグリッタを止めようとした。しかし不意に二人はなにかの気配を感じ取り、パッと顔を上げる。
二人の目の前には、体長数メートルほどあるムカデのようなディソーダーが頭部をもたげていた。
「……ひぇっ」
パッションとグリッタは小さく悲鳴を上げる。ディソーダーに潰される——と二人は青ざめるが、そこへ一つの人影が飛び込んできた。
人影は近くの建物の上から飛び降りつつ、手に持つ刀のようなものでムカデ型ディソーダーに斬りかかる。ディソーダーは悲鳴を上げてのけぞり、そのまま地面に倒れた。
「……」
人影は地上に着地すると、刀のようなものを一振りしてから背後を見る。そこにはケンカをしていたパッションとグリッタが呆然と立ち尽くしていた。周囲のリニアーワルツたちも、ポカンとした様子でその人物を見ている。薄桃色の長髪をなびかせたその人物は周囲の者たちを一瞥すると、次々と向かってくるディソーダーたちの方へ駆け出した。
「ねぇ、あの子って……」
グリッタが恐る恐る口を開くと、パッションは「あ、あぁ……」と呟く。
やっぱり
勘違いですよ
寂しいだけです
ただ人恋しいだけ
「あなたに会いたい」じゃなくて
「誰かと話したい」
そう
その寂しさを
あなたへの恋心だと勘違いしてるだけです
そうです
勘違いしてるだけです
全部
勘違いですよ
ただの勘違い
「異能力を取り上げるって、まさか…」
「彼女自身の記憶を取り上げる、そういう事だ」
わたしが言い終える前に、逢賀さんはそう言い切る。
わたしは…そんな、と呟かざるを得なかったし、ネロ達も驚いているのか何も喋らなかった。
逢賀さんはそんなわたし達に気付いたのか、仕方ないんだと悲し気に呟く。
「今までに何度も彼女に、他人の記憶をやたらめったら奪うのはやめなさいって言ったのに、彼女は聞く耳を持たなかった」
だからもう、強硬手段に出るしかない、と逢賀さんは自分の手元を見た。
彼の両手は、彼の意志を反映するかのように力強く握られている。
わたし達は彼の言葉に何も言えずにいたが、ふとネロが…そんな事かよとこぼした。
「そんな事でボクの異能力を使いたいっていうのか?」
ボクは嫌なんだけど、とネロは逢賀さんを睨む。
しかし逢賀さんは、そこまで言ってないよとネロに笑いかけた。
「彼女から異能力を奪い取るのは、ぼくの役目だ」
そう言って逢賀さんは両目を鮮紅色に光らせる。
コロブランデが地に刺さっていた剣を抜いた話をご存知だろうか
【コロブランデ】
後にアーサー王と呼ばれた人物だ
抜けない剣を抜くとは
相当な力持ちなんだね
(エクスカリバーの本を読んで率直に思った感情)
前線都市内でディソーダーの出現が確認されてから暫く。ヘスぺリデスの商店街では派手な色をした体長数メートルほどのディソーダーが、周囲に大小さまざまなディソーダーを引き連れて暴れまわっていた。ディソーダーは口のような器官から光線を放って街を破壊しつつ、ヘスぺリデスの大通りを進んでいる。基地の避難指示によって街中には人影がなく、ディソーダーが侵攻する地鳴りのような音だけが響いていた。
しかしディソーダーの群れが大通りの交差点にさしかかったとき、群れの横から光の矢や光弾が複数飛んでくる。突然の攻撃に小型のディソーダーは悲鳴を上げてひっくり返り、大型のディソーダーは動きを止めて光の矢や光弾が飛んできた方を見た。
交差点の角の向こう、商店街の建物の屋根の上や道路上には、華やかな容姿にカラフルな衣装を着込んだコドモたち——リニアーワルツが、弓や銃器の形をした武器——ジェミニを構えて立っている。敵の出現に気づいたディソーダーたちは雄叫びのような声を上げて、リニアーワルツたちの立つ方へ方向転換した。
しかしそんなディソーダーの目の前に、商店街の細い横道や建物の陰から刃物や鈍器の形をしたジェミニを持ったリニアーワルツたちが現れる。近接武器を持ったリニアーワルツたちは、群れの前方に固まる甲虫のような姿をしたディソーダーに飛びかかっていった。ディソーダーたちは口から光線を吐いたり攻撃を避けようとしたりしたが、次々とリニアーワルツたちに撃破されていく。そんな中で、青い長髪をバンスクリップでまとめたリニアーワルツ・インテことインテリジェントは、三叉矛型ジェミニ・ポセイドンを振り回して小型のディソーダーたちを串刺しにしていた。
「……それにしても、前線都市内でディソーダーが出るなんて、随分妙な話ですよ」
「ねぇ?」とインテが近くで大剣型ジェミニ・エンキドゥを振り回すリニアーワルツ・パッションことパッショネイトに話しかけると、パッションは「そうだな!」とディソーダーを斬り捨てつつ返す。
血が騒ぐ
何故だろうか?
胸に杭が刺さったようだ
ニンニクを食べたので
匂いが気になって仕方がないからか
血が騒ぐ
何故だろうか?
気になる人が目の前にいるからだろうか
私から漂ってないだろうか?ニンニクの匂いが
涙を流しながら
空を指でなぞる
数知れない銀河に
奇跡の1つ
心が洗われない気分に
花を置く
数え切れない細胞で
覆った盾
閉ざす扉には
未来へのヒント
解き方は自分次第
重なった愛は
貴方の人生の一部
使い方はご自由に
守った傷痕に
滲んでく悲しさは
綺麗な歌を纏っている
新しい傷が
できたあとには
命と息をする
全部が全部
大切なわけじゃないけど
私は今日も愛している
涙を拭いながら
貴方の頬をなぞる
数知れない命の灯火に
出会えた軌跡
いつもと違う空色に
雲を添える
数え切れない思いで
創った武器
開かずの窓には
今という過去
消える今日は私のもの
重すぎる愛は
藍色を形づくる
風化するなら要らない
鳥が鳴く
朝を告げるアラーム
始まりはもう過ぎた
鼓動は今も鳴り始める
命は終わらない
月が笑う
眠るための歌
終わりなんかじゃない
明日笑えるための
面白いカラクリ
守りたい傷痕は
治ってく虚しくも
私のためだけじゃないけど
新しい傷が
腐るときには
自分に寄り添ってあげよう
かぶれた絆創膏の中は
治ってく悲しくも
私の命の力の美しさ
古い傷も
いつかは消える
治らなくても私の宝物
全部が全部
大切だから
私は明日も愛してみる
明日を愛している
貴方が笑う
始まりの合図
ゴールテープは100年先
鼓動は今も感じている
私は生きている
私は生きている
「だってそのキーホルダー落としてった子、リニアーワルツなんでしょ~」
「ペアもいるみたいだし、きっと平気だよ~」とフォーはニコニコしながら続ける。それでもミラは不安げだったが、「なによりも」とインテは笑みを浮かべた。
「ミラは、それをその子に返すんでしょう?」
「なら、ここで待っているのが正解だと思いますよ」とインテはミラの頭を撫でる。ミラは「……うん」と苦々しく頷いた。
「じゃ、おれたちも行くかね」
ミラとインテ、フォーの会話を見てから「早くしねーとこの街が壊されちまう」と、パッションはグリッタの方を見やる。グリッタは「そうね」と返す。
「あたしたちペアで、この街を守りましょ!」
そう言って、パッションとグリッタはラウンジを飛び出していく。
「では僕たちも」
「行ってきます、ミラ」と言って、インテはミラの頭から手を離した。そしてフォーとともに、ラウンジを去っていく。
「……」
再び自分一人になったラウンジで、ミラは再度ポケットからあのキーホルダーを取り出す。照明の光にかざすと、相変わらずきらきらしていた。
「あの子、大丈夫かな」
一人でディソーダーを軽々と倒していたとはいえ、ペアの話をするとひどく苦しそうにしていたあのリニアーワルツ。
本当に大丈夫だろうかという思いが、ミラの中をよぎる。
「やっぱり」
ミラはそう呟いてソファーから立ち上がる。そして、キーホルダーを力強く握りしめて、ラウンジを飛び出していった。
「なぁミラ、そのディソーダーが出たところってヘスぺリデスのどの辺だ?」
「管理官たちに報告して、おれたちが……」とパッションがテーブルに身を乗り出したとき、不意にラウンジ内のスピーカーからサイレンが流れ始めた。
「⁈」
リニアーワルツたちが思わず顔を上げると、ラウンジの出入口から背の高い女性……ウェスト管理官が飛び込んでくる。
「大変よ‼」
「ヘスぺリデス内で、 ディソーダーの出現が確認されたわ‼」と管理官は大声を上げた。ミラは「実は今その話を……」と言いかけるが、ウェスト管理官は気にせず続ける。
「司令官は、ヘスぺリデス基地所属の全ペアの出撃を命令したわよ‼」
「だから訓練終わりに悪いけど、あなたたちも出撃しなさい‼」とウェスト管理官は叫ぶと、そのままほかのリニアーワルツを呼びに行くのか廊下へ飛び出していった。ミラは管理官の言葉に思わず青ざめるが、パッションの「……行くか」という言葉を聞いて我に返る。仲間たちの方を見やると、四人は既にソファーから立ち上がったり、ラウンジの出入口の方に向かったりしていた。
「……みんな」
「大丈夫ですよ」
言いかけるミラに対し、インテは優しく声をかける。
「僕たちは、いつも通り出撃するだけですから」
「安心してください」とインテはミラの肩に手を置いた。ミラは「だけど……」とインテの顔を見上げる。
「このキーホルダー、あの子にまだ……」
「それもきっと大丈夫だと思うな~」
ミラの言葉を遮るように、今度はフォーが口を開いた。