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Tell us terrible Terrors:のろい、まじない、きりはらい その⑦

「お疲れ、“メリーさん”。一旦仕切り直そうか」
清嘉は召喚体に駆け寄り、能力を一度解除した。ばらばらになった召喚体は煙のように消失し、再発動によって無傷の“メリーさん”が再び現れる。
『わたしメリーさん、からだ直ったの~』
「“メリーさん”、今、ターゲットはどこにいる?」
『今ね~……3本となりのほそい道にいるの』
「了解。ありがとうね」
『ん~』
召喚体は清嘉に頭を撫でられ、満足げに喉をころころと鳴らした。
「……それで? どうやってマナミちゃんに接近するんですか?」
“メリーさん”を抱き上げながら、燿子が尋ねる。
「まぁ……何とかするしか無いよなぁ……野火止さん、占いした時の紙ってある?」
「ありますよー、ほい」
燿子がポケットから引っ張り出した、タイプライターで出力された用紙を差し出す。折り畳まれたそれを開き、清嘉は目当ての事項に目を留める。
「……よし、備え万全」
「何見てたんですか?」
「スマホの番号。一応ね」
「“メリーさん”といえば電話ですもんねぇ」
電話帳にその番号を保存し、清嘉は路地から顔を出した。
「そんじゃ……行くかぁ……」
「すんなり仲良くなれると良いですねー」
「だと良いんだけどねぇ……」
清嘉が先を歩き、その後ろに“メリーさん”を抱えた燿子が続く。二人が薄暗い路地の奥を覗き込むと、物陰に人影が動いているのが目に入った。
人影は足元に転がる塊を、苛立たし気な様子で繰り返し蹴りつけている。否、それはただの塊ではなかった。生きた人間が身を守ろうと身体を丸めて、暴行を受けているのだ。
「…………どっちですかね?」
「多分…………加害者側? 蹴られてるの男子っぽいし……」
「仲良くなれそうですかね?」
「厳しい……かなぁ……」
「止めた方が、良いですよね?」
「喧嘩とか怖えんだけど……」
「超能力者が何をビビることがありますか。ほら行きますよー」
「はいはい」
2人が近付く足音に、暴力を振るっていた人影は動きを止めた。その隙に、足元の被害者は這いずるようにして逃げ出す。

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Tell us terrible Terrors:のろい、まじない、きりはらい その⑥

二人は、学園から徒歩5分ほどにある最寄りの地下鉄駅で電車に乗り込み、5駅先で下車する。
「この辺にいるっぽいよ」
「分かるんですね。便利な『略霊』してますねぇ」
「どうも。そんじゃ、案内するよ」
「頼みますよセンパイ。ここじゃタイプライター引っ張り出すスペースも二人きりになれる空間も無いんですから。私は無能なものだと思ってください」
駅を出て、清嘉の先導で二人は追跡を続ける。やがて二人は雑居ビルの隙間の細い抜け道に潜り込み、薄暗く人気のない裏路地に出た。
「あ、いた……“メリーさん”!?」
清嘉が慌てて駆け寄ると、召喚体は、首と腰で切断されていた。完全に分断された脚だけが歩いており、胴体部は分離した下半身のスカートの裾と、頭に被ったボンネットを小さな掌で掴み、3つの部位が辛うじて生き別れにならないように繋ぎ止めていたのだった。
召喚体は清嘉の悲鳴じみた呼び声に足を止め、首を転がすようにして振り返る。
『あっ所有者ぁ~。メリーさん斬られたの~』
その声色は凄惨な現状に反して、あまりにも気の抜けたものだった。

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イン・ マイ・インスピレーション

旅に出る
眠ったまま
旅に出る
座ったまま

イン・マイ・インスピレーション
イン・マイ・インスピレーション

絵が描ける人間になりたかった
私には 足りない

寂しさが愛情に飢える瞬間、狂暴に成り果てる人、

ハグしてあげよう、今。

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からころと 私と話す きみが笑う
サイダーを分けて わたしを蕩かす

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Tell us terrible Terrors:のろい、まじない、きりはらい その⑤

「世の中知らないことだらけですねぇ……えっと、略霊能力の効果は……あぁー!」
「ん、どうした?」
「だからあの写真の顔、全然印象に残らないんだぁ! 目ぇ外した瞬間に何か記憶が朧ろげになると思ってたんですよねぇ~」
燿子の言葉に、清嘉も出力された記述を確認する。
「……はー、なるほどなぁ……むしろよく写真残せたよなぁ。っつーか写真でも効果発揮すんのかすげぇ能力だな……」
「わー、異聞能力もシンプルに攻撃力高いですねー。ま、情報はゲットできたんで。作戦立てていきましょっか」
燿子はタイプライターから手を離し、自身の略霊能力を終了させた。
「それで、どうしますかセンパイ? 現状唯一の手掛かりなこの写真、目を離した瞬間証拠能力失いますよ。私の能力で何とかします? あのタイプライター、キーすっごい重いからあんま使いたくないんですけど……センパイが言うなら無理しますよ?」
(なら別の道具使えば良いのに……)
清嘉はその指摘を飲み込んで答えた。
「いや、写真1枚あれば、位置掴むだけなら俺ができるよ」
「へぇ~、そういやセンパイの能力知らないですねぇ。何なんです?」
「あぁ、【メリーさん】だよ。おいで、“メリーさん”」
清嘉が虚空に呼びかけると、何も無かったはずの空間に突如、背丈60㎝程度の赤と黒を基調としたロリータ衣装の少女が現れた。
「わぁ可愛い~。ほっぺたモチモチしてる~」
燿子はその召喚体を抱き上げ、両頬をもちもちと弄り始めた。
「やめたげて……“メリーさん”、この写真の子のところに行ってくれるか?」
召喚体は清嘉を見上げて頷くと、燿子の腕の中から一瞬で姿を消した。
「あー……もっと愛でたかったです……」
「後でね? あと、もう見つけたよ」
「はっや。足立センパイってもしかして天才?」
「“メリーさん”がすごいんだよ……あ」
「どしたの」
「いや……ターゲットが移動してるっぽい……とりあえず追いかけようか」
「りょーかぃ」
二人は空き教室の状態を入室前と同等に片付けてから、学校を後にした。

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Ti amo

電車に揺られて 恋心に揺られて
名前で呼んでくれる日を待ってる
見慣れた風景に溶けて 君の心に溶けて
残り一口のアイスを分けあう

絵本で読んだ 架空の物語
魔法で好きって伝えられたら
いつかいつか枯れることのない
秘密の花を咲かせる ほら

おそろいのキーホルダー
色違いのシャーペン
「偶然だね」 言われても
実は合わせにいってる

一瞬の流星群に 思いを乗せて
灯した光の矢 狙う先は君なんだ

ドラマで見てた 架空の物語
隣で一緒に手を繋げたら
いつかいつか数えきれない思い出の
宝箱の鍵にしてよ ねぇ

消える 消える 君を好きなままで
見える 見える 切られた赤い糸
٠٠٠
٠٠٠

誰も知らない 架空の物語
一人一人が 思い描いて
握りしめたペンで綴った
あ し た の き み へ

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Tell us terrible Terrors:のろい、まじない、きりはらい その④

タイプライターのキーボードに両手の十指を置き、燿子は一度瞑目して息を吐き出し、再び目を開く。
「それじゃ、始めるんで……」
「うん」
「…………」
「…………」
「何してるんですか先輩。早く手ぇ出してください。10円玉には参加者全員が指を置かなきゃならないんですよ? 今回はタイプライターですけど……ほら、早く私の手に」
「え、お、おう」
清嘉は燿子の背後に回り、彼女の両手に自身のものを重ねた。
「離さないでくださいね? 危ないんで」
「りょ、了解」
「それじゃぁ……『コックリさんコックリさん、今回のターゲットである娘のプロフィールを教えてください』」
数秒の沈黙の後、蝋燭の火が小さく揺れ、燿子の十指がゆっくりと打鍵を始めた。
その運指は少しずつ速度を増していき、流れるように数行の文章を打ち出してから唐突に停止した。
「……出力完了っぽいですね」
「これ何語だ……? n,a,m,a,e……あ、これローマ字だ読みにくっ!」
「しょうがないですよぅ、ブツが英語のやつなんですから」
「うえー……これ素直に10円玉使ってた方が楽だったんじゃ……」
「文字として残ってくれた方がじっくり読めますからねぇ。どれどれ……名前はキヨセ・マナミちゃん。高校1年生の女の子。……ふーん、センパイ、この『よくいる場所』のこの地名ってどこでしょ? 私田舎者なんで、こっちの土地勘とか無いですよ」
「んー、電車で15分くらいかな」
「はぇー。んじゃ、センパイも何か質問してくださいよ」
「え、なんで?」
「当然でしょう。私はもう1回質問しちゃったんですから、次はセンパイの番ですよ。何か適当に質問してください。『コックリさん、コックリさん』って頭につけるんですよ」
「おう、えっと、じゃあ……あー……こ、『コックリさんコックリさん、キヨセさんの能力について教えてください』」
再び燿子の指がキーボード上を動く。
「どれどれ……じゃっく、ざ……」
「じょせ…………『ジャック・ザ・リッパー女性説』……? なんで『切り裂きジャック』じゃなく『女性説』……?」

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 25.ヴァンピレス ㊳

「僕は、きみを、止めに来た」
「そんな、どうして」
ヴァンピレスはつい後ずさる。
「わらわは、別に、悪い事なんて、そんな」
「君は、たくさんの人に迷惑をかけた」
ヴァンピレスの言葉を遮るように、逢賀さんは続ける。
その瞳は鮮やかな鮮紅色に輝いていた。
「たくさんの人の”大切なもの”を奪い、”大切な絆”を、壊した」
その”報い”は、必ず受けなければならない…と逢賀さんことヴァンパイアはヴァンピレスに近付く。
ヴァンピレスはおびえたように後退するが、その途中でつまずき尻もちをついた。
「これ以上、きみに誰かの”大切”を壊させないために、きみ自身の手を、これ以上汚させないために」
僕はきみを、止める‼とヴァンパイアは右手に銀色の長剣を生成し、ヴァンピレスに向かって走り出す。
ヴァンピレスは後ずさろうとするが、身体が思うように動かないのか地面の上で身じろぎするだけだった。
このままでは、ヴァンピレスの異能力は、奪われる。
…つまり、記憶が奪われるという事。
ただでさえ寂しい思いをし続けてきた彼女が、記憶を失ったらどうなるだろう。
ただでさえ、1人で物憂げな表情をしていたというのに…

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Tell us terrible Terrors:のろい、まじない、きりはらい その③

2人が校長室を出て最初に向かったのは、空き教室の一つだった。
「あーだちセンパーイ、あの写真もっかい見せてくださいよー」
「ん」
道中、清嘉に強請った燿子は差し出された写真を奪うように受け取ると、まじまじと眺めながら口を開く。
「……性格キツそうな面してますねー」
「そうかぁ?」
写真を返してもらい、清嘉も写真を再確認する。角度と被写体の様子からして隠し撮りされたものであろうそれに写る少女は、確かに敵対心を剥き出しにしたような鋭い目つきをしていた。
「……そうかも……?」
「もっかい写真見せてくださーい」
「また?」
「良いじゃないですかぁ」
「はいはい……」
やり取りをしながら、2人は校舎端の空き教室に入った。燿子がそのまま奥に進んで窓の鍵とカーテンを閉め切り、清嘉は入り口扉を施錠する。
「これで良いのか?」
「はいはいありがとございますセンパイ。んじゃ、こっち来てください」
「おう。で、何すんの?」
「決まってるじゃないですかー、情報収集ですよぅ」
そう言って燿子がリュックサックから取り出したのは、一台の手動式タイプライターだった。
「……パソコンですら無く?」
「やだなぁ、ググって出るものじゃないんですから……私の『能力』を使うんですよ」
「……タイプライターを使う怪異なんていたっけ……」
「元ネタだとちょっぴり違いますけどねー。ま、うちの子は結構融通利かせてくれるんで……」
燿子は使われていない机にタイプライターを起き、その奥に蝋燭を1本立てて火をつけた。
「さ、始めますよセンパイ。協力者いないとできないんですから」
「な、何を?」
「決まってるでしょ? “コックリさん”ですよ」

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東京シリーズ

舞台は大学野球をはじめ,学生野球の聖地,東京・神宮球場
ヤクルトスワローズの若い右のエース奥川が,左のエースの山野が、抑えのキハダが,東京の野球ファンにとっての憧れの舞台,夢の国と呼んでも差し支えないスタジアムで,屋根のない東京の野球場で吠える
東京生まれで日本初のプロ野球チーム,巨人ことジャイアンツの若手の西舘も、右の山﨑も,助っ人外国人のマルティネスも、多くの野球少年が憧れるこのスタジアムでまた吠える
男と男の一騎打ち
この東京で生まれ育った少年が憧れた,狭くてホームランの沢山出る神宮球場で応援するジャイアンツが勝つ場面
昨年までは当たり前のような光景だったが…
今年は,それぞれのチームでホームランバッターが1人ずつ抜けて,監督も代わって逆にジャイアンツに競り勝つスワローズという構図が見受けられる
聖地でプレーする矜持と,伝統と誇りを胸にプレーするチームの意地がぶつかり合う
両チームとも東京のチームだから,ユニフォームの胸の文字はそれぞれのチーム名ではなく「TOKYO 」
今年の東京シリーズは,優勝候補の三つ巴のうちの二者同士で競い合うことになる
勝つのはどちらか
それぞれ三チームと試合をする9連戦の第二試合が今年も始まる

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Tell us terrible Terrors:のろい、まじない、きりはらい その②

「彼女は“八王子昆明学園”中等部から来てくださった……せっかくだから自己紹介してもらえるかな?」
「はーい」
校長の言葉に、少女は気の抜けた声で答えて立ち上がった。
「んぇー、初めましてー。“ダイサン”の中学2年生、野火止燿子でーすよろしくお願いしゃっす」
「あ、ども。俺は足立清嘉」
「足立センパイね、りょーかぃ」
燿子は軽く会釈を返し、清嘉の隣まで移動してきて校長のデスクに向き直った。
「さて……メンバーが揃ったところで、今回の事案について説明させてもらおう」
校長がデスクの上に滑らせるように置いた1枚のポラロイド写真を、2人は並んで覗き込む。そこに写っていたのは、清嘉と同年代程度であろう少女だった。
「その子が、今回のターゲットだ」
「……普通に人間っすね?」
「何、“語部”退治?」
「『退治』、という言い方は少し語弊があるな。強いていえば……『監視』といったところだろうか。彼女を発見し、動向を観察してほしい。そして、能力による危険行動を取っているようであれば、捕獲してほしい」
「捕獲て、そんな野生動物みたいな……」
「えーなんでですかー。このお姉さんどこの学校の人? “ダイニ”? 埼玉? そこに任せちゃえば良いのに……」
燿子の言葉に、校長はこめかみを押さえて溜め息を吐いた。
「彼女は養成校への入学を固辞したのだよ。そのせいで、野放しのような状態になっていてね……能力も厄介だから、できれば目の届く範囲に置いておきたいのだが……」
(養成校に編入するのって断れたんだ……)
清嘉はその言葉を飲み込んで、再び写真を確認する。
「まぁとにかく、この人見つけて勧誘しちゃえばいい感じですか?」
「それができれば一番いいが、具体的な方針は君たちに一任するよ。大人が出向くのが一番良いのだろうが……不用意に近づいて怪しまれても困るからな。初めての任務で不慣れだろうが、頑張ってほしい」
「「了解」」
燿子は一度ソファの方へ戻り、足元に置いていたリュックサックを拾って戻ってくる。
「んじゃ、行きましょセンパイ」
「ああ、うん」

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君の絵が好き

いつも何かに気付かされる

ほら、この絵だって

君が悩んでるのが分かる

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free

Glory fades in the wake of a momentary catastrophe. Yet it is a fact that glory once existed there. So why do people insist on viewing things through the lens of negative outcomes?Verloren
What do you see?
The Weimar Republic symbolized freedom and influenced legal systems around the world.
But how is Deutschland perceived now, following that sudden shift toward A?

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Tell us terrible Terrors:のろい、まじない、きりはらい

『生徒の呼び出しです。1年4組、足立清嘉さん。至急、校長室までお越しください』
放送スピーカーから流れた指示を、清嘉は忠実に実行した。放課後、未だ往来の激しい時間帯の廊下をやや急ぎ足で進み、校長室の扉をノックする。
「失礼しまーす、1年4組足立でーす」
『どうぞ』
引き戸を開けると、高等部校長は自席に着いて入室してきた清嘉を射貫くような眼で見返していた。
「それで、呼ばれたんで来たんすけど……」
「ああ、すまないね。この後部活や用事は無かったかな?」
「それは大丈夫ですけど……俺何かしちゃいましたっけ」
「いやいや、お説教の類じゃないんだよ。ただ、頼みごとがあってね」
「頼み?」
「ああ。“実習”に出てくれる気は無いかい?」
依頼実践演習――通称“実習”。高等部以上の生徒が受注可能な、人外存在や“語部”への対処依頼だ。『基本的には』、提示された依頼の中から希望者が選択して受注する段取りとなっている。
「やりますけど、実践演習って指名制あったんですね」
清嘉の言葉に、校長は渋い顔をしてみせた。
「基本的には生徒の自主性を尊重したいところなのだがねぇ……本事案に関してだけは、君たちが適任だと判断したのだよ」
「はぁ……え、“たち”? 俺以外に誰かいるんです?」
校長が応接スペースを指差す。清嘉が釣られてそちらに目をやると、3人掛けのソファの左隅に、セーラー服姿の小柄な少女が掛けていた。
(セーラー服……ってことは“ダイサン”の子か)
清嘉の通う能力者養成校は、東京都23区某所に建っている。東京に存在する3か所の能力者養成校のうち最古のものであり、学生間では俗に“ダイイチ”と呼ばれているものだ。それに対して少女の制服は、八王子市某所に位置する通称“ダイサン”のものだった。

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道化師

いつも、笑顔だった

クルクル踊り

掴みどころがなく

みんな道化師のことを

いつもの事かと、馬鹿にして笑ってた

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戦乱の中

戦乱の中、道化師は皆を笑わせるべく踊っていた

空中からミサイルが飛んだ。

戦乱の中、道化師は自らミサイルに当たりに行き舞い踊った。皆を守る為

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勘繰

希望を失うことは絶対にしたくない。

幻覚と興奮に身を浸して苦しみを満たす。
大多数の感性に虚偽のイデアを抱き寂しさを満たす。

堕ちに堕ちた余命宣告者は、実質的、精神的自殺を行う。しかし生きたいと言う。
一時的なもので希望を見ようとし、蜃気楼を掴もうとする。

異質だろうか。いいや、そんなことはないと私は思う。

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ミルキー

君と抱き合うともう
君と抱き合うともう
うれしいな 柔らかいな
ほどけてくな 続けたいな

傷つけあうときも
傷つけあうときも
目をみたいな 逃げたくないな
そしていつか 笑いあいたい

ミルキーみたいに甘い考えが
夜中ボクを飲み込んでた
濁った唾液にレンズが汚れて
なにも見えない 白い部屋の中

キズの舐め合いはもう
キズの舐め合いはもう
最高だな 楽しいな
うそくさいな あたたまるな

気づかないふりはもう
気づかないふりはもう
やさしいな 鏡のなか
ボクにだけは やさしいんだ

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ひとりを歩く

まわりみち てくてく、ゆらゆら、きょろきょろ
いつかはたどりつけるよね

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小説企画:Tell us terrible Terrors 設定⑧ 学生”語部”の戦いの機会

・依頼実践演習
”妖記廊”から能力者養成校に対して提示される、低脅威度または子供が向かうべき事情のある事案を、生徒・学生が実践する形式の演習。危険性などの観点から基本的には高等部以上の”語部”のみが受注できるが、例外的に高い能力や適性を有する場合は、中等部の生徒が推薦・選出されることもある。初等部以下の児童は絶対に参加できない。
参加者には危険手当と報酬が入る。また、演習参加実績は”妖記廊”及び関連企業・組織への就職時に加点要素として考慮される。
ちなみに高等部進学時に、専用の保険に加入させられる。中等部で参加推薦された場合は、参加を了承した際に加入する。

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あなたに

昔、あなたに助けてもらった

恩を忘れてないよ

この先 永遠と忘れることはないだろう

1

君のなにげないひと言が

私を救ったんだ

1

はや9年、もはや10年

サクラボーズと銘打って
若い時代から早いが九年
学年末試験 パスしてエイデイ
ここにいた そんな不自然

無限かも なんて思えた筆
必然に疎遠 落ちていくペース
ログインに関するアレやコレ
いろいろ忘れて諦めて寝る

が、俺に言わせりゃここはブルペン
見違え 持ち替えた新しいペン
名前はLL多聞だって
しかし早くも再度アカウント失念

そして迎えた今週末
言ってみりゃもう十分フューチャー
諸般の事情でまたも改名
あれ 俺って今なんて言うんだっけ

イタい言葉も大人モードだと
ようやく受けとれるのかも
文字通りのヤバい厨二病ポエム
よくやってたよ あの頃の俺

ここにいる誰かにいまさら告ぐ
カラフルなスタンプ 消えても続く
ご老体 in the ポエム掲示板
またもカムバック しつこく描く

3

初恋⋯?

電車に揺られて
吊り革持たずに
スマホ見ながら
笑ってた
短い時間だったけど
何か、初めての感情だった
これが一目惚れってもの?

1

翠雨

アスファルトの反射熱は南風に乗って和らげられる。
逃げ水を眺めながらドアノブを引く
「うぁっ」
車内に溜まった熱が一気に私を攻撃する。

夏の夢、とは年齢とともに減点方式のように儚くなる。

いつだろうか、私は馬鹿げた夢をわすれていた。

夏だというのに
カチッ
この800℃近い物体が私を満たす。

レインボーブリッジから望む海は輝いていた。
中身を感じられないだけで表面だけを取る。何もかわっちゃいないのにモノは0に見える。これも歳のせいだろうか

0

なんてことない

大丈夫

大丈夫

よし!大丈夫(*^_^*)

0

最低で邪悪な本性覚醒

ワタシシャ、サイテイダ
ワタシシャ、ヤッパジコチューダ
コンナワタシがキライダ
自分が思い通りに行かないとき
いざというとき
パニックになってしまったとき
などなどなどそんとき
最低で邪悪な本性がお目覚めになる
だから私は嫌われちゃうのかな
離れていっちゃうのかな
1人考えちゃう
やんなきゃよかった
言わなきゃよかった
もっとこうすればよかった
ごめんね
ごめんね
ごめんね
最低で邪悪な本性で
こんな自分で
またひとりになっちゃうのかなあ
陰口、悪口、噂にされちゃうのかな
ほんとバカだ
こんな私もその本性性格大っ嫌い
ごめんねこんな本性で
ごめんねほんとに
こんな私だけど友達でいてくれる?
仲良くしてくれる?
愛してくれる?
こんな最低で邪悪な本性の私が
お目覚めになっちゃっても。
覚醒しちゃっても。

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第一部【FANATICALとADDICTED】p.17

 初めこそ驚いたものの、今は何でもないことだ。
 職員は他のリニアーワルツ同様診察する。
 その最中、いつも如何に自分とアッドの仲がいいかを語る役割しかない口から、不安そうな音色が漏れた。

「……ファナ、アディくんに嫌な思いさせたくないの。アディくん怒るとき、なんか泣きそうな顔する」
「ファナ、ちゃんと分かってるじゃないの」
「でもいっつもひどいこと言っちゃうし、アディくんがやめてって言うことばっかりしちゃう」
「どうして?」
「構ってほしい……ううん、ずっとファナのこと考えててほしいの。アディくんは優秀で、ちゃんとしてて、ラボの人たちもアディくんのことは気に入ってる。それにアディくんはファナがいなくたって平気なの」
「なんでそう思うのよ」
「あんた、アディくんがいつも何してるか知ってる? 本読んでんのよ。毎日何冊も。ファナは本読まないから話合わないし、アディくんは1人でも平気」
「アッドは1人じゃ戦えないわ」
「ほら。そういうことよ。ファナは、持ってるジェミニにしか価値ない、から、アディくんがそれに気づかないように、どんな気持ちもファナにだけ向けててくれるように、嫉妬させたり怒らせたり困らせたりするの」
「ファナはそういう負の感情を向けられたいの?」
「そんなわけないわ! ……でも、ファナのために感情が動くなら、もう何でもいい。ファナはバカで性格悪くて戦闘も弱いから、アディくんのこと喜ばせられないもん。ただ、ファナのことどうでもよくなって、アディくんがどっか行っちゃうのが怖い」
「本当に健気な子ね」
「どう見たらこんな汚れた女が健気に見えるのよ」
「まあ、自分でそう思えるようになるのは難しいわよね。……全部診終わったから服着ていいわよ」

 ファナはまた黙ってしまった。
 職員がアッドの検診のために立ち上がって、隣の診察室のカーテンに手をかけたとき、振り返らないままでファナに言った。

「そういうの、アッドには言ってるの?」
「……」
「折角いつも一緒にいるんだから、ちゃんと自分の気持ちは言いなさい。愛する人とは、本音で語り合うものよ」

 ファナは黙ったままだった。

 診察室に入ると、アッドがうなだれていた。

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小説企画:Tell us terrible Terrors 設定⑦ サポート武具設定

・対怪異汎用武装
”語部”の戦闘を補助するための汎用装備。常に精神消耗と制御失敗による暴走のリスクがついて回る怪異の力を使わないため低リスクで、合法的に所持できる物品を模しているために携帯していても怪しまれにくいという強みがある。近接武装”霊凛”と、射程武装”霊火”の2種類がある。
本来は未成熟な10代以下の”語部”の戦闘時リスクを最小化するというコンセプトで開発されたものであり、能力者養成校で特別講習を受講し単位を取得した、中等部以上の生徒のみが必要に応じて貸与される。講習の受講は申請による希望制で、座学と実技の両方で構成される。
効果の発揮には装備者の生命エネルギーを消費するため、使い続けていると疲労感や倦怠感、空腹感を覚えることがある。単発ごとの消費量は軽微であり、即座に命に拘るような消耗にはならない。
これは”語部”のための汎用武装を作成するという初期コンセプトに対して、『各”語部”の扱う力は、異なる怪異存在に由来する別性質の霊的エネルギーであるため、共通機構で霊的攻撃を可能にすることが困難である』という問題に直面したためである。制作陣はこの問題を、『「すべての”語部”が共通して保有するエネルギー=人間の生物としての生命力」を原動力にする』というアプローチで解決した。

”霊凛”:競技用竹刀を模した武器。生命エネルギーによって竹刀の刀身部の強化が可能で、高い打撃力と耐久力を発揮する。
”霊火”:ビビッドカラーにペイントされた拳銃型BB弾用トイガンを模した武器。最大装弾数は12発。最大射程は20m程度。発射されたBB弾には怪異存在に対する特攻性が付与される。

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(*^_^*)

ここにいるよ

あなたの前からいなくなったりしないよ。

大丈夫よ

あなたはまた、立ち上がれる。

今までだって自分の力で歩いてきたんだから。

みんなを導き、救ってきたあなたなんだから。

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小説企画:Tell us terrible Terrors 設定⑥ ”語部”が戦う相手

・幽霊、死者:何の因果かこの世にしがみ付いている既死存在。噂話と結びつく前の、純粋な存在。本質を歪め怪異と化す前に、祓ってやらなくては。
・怪異存在:”語部”と結びついていない、野良の怪異存在。怪異の多くには共通して『己の能力を振るって人間に危害を加えたい』という敵対本能があるため、一般人に危害を加える前に始末する必要がある。
・一部の神格存在:たまに現れる、人間にちょっかいをかけてくる邪神。畏れ多いが彼らに抗えるのは超常の力をもつ者だけだ。
・他の”語部”:勧誘したからといって転校に応じてくれるとは限らないし、外の世界に旅立った者は追いようが無い。不思議な力を持っているからといって、調子に乗って悪いことをしようとする輩もたまに現れる。そんな奴は懲らしめてやらないといけない。時には仲間と組手を行い鍛錬とすることも。
・暴走した”語部”:己の扱う怪異の力に呑まれてしまったかつての同胞たち。悲しいが倒さねば、被害は自分たちや罪の無い一般人に及ぶ。

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003〜重なるキセキ,9(く)る4(し)みを乗り越えて〜

七夕,それは人々が願いを込める日。
プロ野球では,定期的に逆転勝利の試合がある日として、インターネットの普及と共に勝った側には「七夕の奇跡」、負けた側には「七夕の悲劇」という言葉が定着した。
東京と広島,それぞれの舞台で奇跡は重なった。
まずは,広島。
広島カープは,かつて3連覇をしたものの世代交代の過渡期と,選手層の薄さから現在低迷中。
勢いに乗る東京ヤクルトスワローズの抑えのキハダから、外国人エースから逆転のサヨナラホームランを叩き込んだ。
そして,そんなチームを指揮する監督は…
奇しくも9年前のこの日,同じく東京ヤクルトスワローズの当時の抑えの小川投手から、舞台は東京の神宮球場で最終回の9回に逆転ホームランを打った新井貴浩内野手その人だ。
これが,東京と広島が時空を超えて繋いだカープの奇跡。
そして,もう一つの奇跡が東京ドームでも起きていた。
東京ドーム,主人公は巨人の知念選手と坂本選手の2人だ。
知念選手は,地元沖縄からプロ野球リーグと直接対戦できるチームで新規参入のオイシックス新潟を経て、育成契約,つまり背番号が必ず3桁になっていて、例えて言えば練習生としてレッスンを重ねて将来的に成長する枠の選手として選ばれた。
そして,七夕の前日に支配下,つまり正式なメンバーとして認められた。
与えられた背番号は94。
ところが,彼自身がデビューした本当のプロと呼ばれる一軍の舞台ではまだユニフォームの手配が間に合わずに育成時代からつけていた003で登場。
泥臭いヒットでチャンスを拡大して,代打でベテラン,坂本勇人内野手に出番が回る。
一打で同点,1発出れば逆転という場面で,観客席から登場曲『キセキ』の大合唱が始まる。
そして,ホームランにはならなかったが,一塁の知念選手までホームに生還して逆転。
対戦相手,阪神の高橋投手の連勝を止めて首位の座を守る活躍を見せた。
今年のプロ野球も,7月が折り返しの地点になる。
勝つのは,どこだろうか。

0

お疲れ様です

よく頑張ってるね。

私は見てるよ。

あなたは見えないところで
努力し、汗を垂らし、
皆の為に尽くしていることを

私は知ってるよ。

0

どこかに出ていけ

触れないで 笑わないで
知らないふりしていて

いい言葉なんか吐けないよ
いい夢なんか見れないよ

この世のすべてを見るために
うまれてきた
この世に意味がないことを
知るためだけ

もっと好きになる もっとイヤになる
もっとダメになる もっと輝ける

もっと傷つける もっと抱きしめる
もっと笑う もっと泣く

そして君の言葉がひとつずつ
本当みたいにかがやいたりして
世界の形になっていく

0

どうだろう

なんでこんなに ウキウキしてるおれ!
ほら地球はすごく回ってる
ヤバいまま くそヤバいまま

なんでこんなに ゾクゾクしてるおれ!
ほらルールがうまく変わってく
ヤバいかな これヤバいかも

だのになんだよ 悪い気がしない
ほらふくらんでく ベイベー
飛んでいる 屋上の空

似たものどうしだろ
大したことじゃない
おなじ道で おなじように
make great! make believe!

見えないもの 見えないままのおれ
ほら友達みんなが消えていく
超早い 逃げれない

だのになんだよ だめな気がしない
じきごほうびだ ベイベー
飛んでくる 屋根の上

泣くなよ 泣くなおれ
大事なことじゃない
キミのために キミ以外は
デストロイ デストロイ

1

みちしるべ

すきなものがひとつふえた それだけで
まだこの先を探したくなる

0

第一部【FANATICALとADDICTED】p.16

 初めてその傷を目にした際、もちろん職員は戸惑って尋ねた。

「ちょ、ちょっと、この傷何なの? 治ってないし……新しいものではなさそうだけど」
「んえ? あーこれ? 分かんなぁい」
「分かんないってどういうことよ」
「どーもこーも、気づいたときにはあったのよ」
「そんないい加減な……」
「確かに見た目は悪いけど、でもこの傷ね、アディくんとお揃いなの!」

 ファナは嬉々として語った。確かにファナの後に検診したところ、アッドのチョーカーの下にも同じ傷があった。だからといってリニアーワルツ全員が持つものでもない。むしろ他にこのような例は見たことがない。職員はこの事実を知ったとき、酷い悪寒がした。何かしらの彼女らの意思が働いているのかもしれなかった。

 しかし彼女らは兵器としては善戦してくれているわけだから、どうでもいいところである。職員はとりあえずは当り障りのない、検診の一環としての質問に徹する。

「随分深いようだけど、痛くないの?」
「全然。でもここね、触るとくすぐったくてね、だからアディくん寝るとき」
「はいはい無駄話はおしまい。アッドの方行ってくるから大人しく待ってなさいね」
「えー、もっとアディくんとのノロケ話聞いてほしかったのにぃー」
「こらファナ! あんまり職員の人困らせちゃだめだろ」
「はぁーい」

 その際管理部に訊きに行ったことがあったが、管理部すら知らない情報だったので、恐らくは機密情報にあたるのだろう、性能に問題はなさそうなので、それ以上追及することはなかった。

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遮蔽物

言葉尻を掴んで遊ぶ。ひじょーに性格が悪い。心中にとどめておこう。人の欠点を見つけるのが得意なせいか、いつのまにか下を見て強くなるようになった。 まぁそんなもんだろと、舐め腐ったクズ思考を日々淡々と続ける。
敗北感を感じた時はそれはもう、とてつもないストレスになるから、上は見ないようにしている。

心はどこだろう。

夢というものを大人はよく問う。夢、夢か。考えることが億劫になる。

一歩、一歩、水滴の滴るような、ペースの会話。
君はこういう、上も下もない所へ行かないか。と。

そんなものどこだろう。

君は誰だろう。

私はこの季節外れの涼しさに身を包む。ただ、それは心地よい敗北感だった。

水音が、心の場所を指し示してくれる。

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恋愛論

君の存在は遠ざけていたんだ
僕が気が気じゃなくなるから
好きなのに嫌いでいたいんだ
僕のなかの唯一の矛盾

昨日にも同じこと綴ったんだ
離れていたいって苦しくてさ
善良に見えるものばっかじゃ
面白くないしね

日に日に変わっていく
あの日の記憶も
邪魔者にならないように

誰を好きでいたいとか
所詮僕の自由さ
割に合わないこの気持ちだって
いつか消え去るさ
この気分に蓋をしたって
誰も気付かないさ
だからどうぞ
お好きにしちゃって

君の存在は知っていたんだ
でも見たくないふりをしていた
羨ましがられるからさ
僕だって同じさ

明日も同じことをするんだ
君を突き放すんだ
単調な毎日じゃ
物足りないしね

今日だって忘れる
幼き日のあの味を
それでもまた繰り返されるように

誰を嫌いでいたいとか
所詮僕の自由さ
ギャップがあるこの毎日だって
いつか落ち着くさ
この気分を解き放ったって
誰かが傷つくだけ
だからどうぞ
お気のままに黙っていて

人を想う分には
僕の勝手だろう?
誰かは誰かに愛されてきた
でも誰かは誰かを愛せないから
相思相愛なんて奇跡の一部

誰を好きでいたいとか
所詮僕の自由さ
割に合わせようとする気持ちだって
いつか忘れ去るさ
この気分に蓋をしたって
僕が愛に飢えるだけ
だからどうか
常に触れ続けていてほしい

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小説企画:Tell us terrible Terrors 設定④ ”語部”の人口分布

・~10代:7:3くらいで女性の方が多い。年齢の低い子供は異界との接続性が高く、また女性ほどシャーマニズムや巫術のような霊的象徴性、妊娠・出産のような生物学的象徴性などから『異質な存在を肉体に同居させる』ことについての潜在能力が高いため、女子の割合が高くなりやすい。この年代の”語部”は全体の半分ほどを占める。
・20代~30代:男女比率はほぼ半々。十分な力をもたない能力者は戦いから身を引いたり戦いの中で命を落としてしまうため、実力者だけがふるい落とされていく。戦闘に堪える頑強な身体をもつ傾向の強い男性の方が生存確率がやや高い。この年代は全体の3割ほどを占める。
・40代~:男女比率はほぼ半々~数%程度の僅差。肉体の衰えるこの年齢まで生き残り戦い続けている”語部”は、歴戦の猛者であり強者揃いである。40を超えた時点で『古強者』と見られ、中には齢80を超える超長寿の”語部”もいる。40歳以上の全ての能力者の数を累計しても、”語部”全体の2割弱程度しかいない。

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予測変換で文章づくり ~efgh編~

e eの、、、。
f fffffffffffffff・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
g g is the one that was the first one was there any chance (gは最初のものだったが、何かチャンスはあったのだろうか)
h h and he is a good time to get a from the first (h そして彼は最初のからaを得るのに良い時期です)

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優しいあなた

お疲れ様です。
いつも笑顔をありがとうございます。

つらい時、相談してね。
良い答えはあげられないかもしれないけれど

傍にいさせてください。

あなたが苦しんでいると、胸が苦しくなるんだ。

あなたが私を支えてくれたように私もあなたを支えたい。

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小説企画:Tell us terrible Terrors 設定③ ”語部”が能力を獲得するプロセス

あらゆる人間は、誰しもが”語部”になる可能性を秘めている。ここに特別な素養や適性は基本的には存在しない。
”語部”となるためには、巷説として虚空を漂っている怪異存在と接続し、彼らの力を留め取り込む必要がある。そのための”核”となるのが、『イマジナリーフレンド』と称されるような仮想人格である。幼少期の子供が産み出した”空想上の友人”に、”怪異の物語”が融け込むことで、能力の『種』のようなものとして定着する。イマジナリーフレンドへの介入判断及び対象選択権は完全に『怪異存在側』に依存しており、人間側から見れば完全な運の要素である。
そして怪異を取り込んだイマジナリーフレンドとの対話や交流を重ねることで、『種』もまた成長し、特殊能力として”語部”の心身に完全に帰属する。この時、”略霊”及び”異聞”の能力の効果と使い方は自然と頭と身体に刻み込まれる。この時点をもって『”語部”の誕生』となる。
本来人間を害するはずの怪異だが、『空想上の友人』という友好的存在を核とすることで辛うじて制御可能なものになり、交流を重ねて同期することでその者の武器として成長していくのである。
このようなプロセスを踏む必要があるため、『十分に明瞭なイマジナリーフレンドを生成する』『生み出したイマジナリーフレンドに運良く(あるいは運悪く)怪異が入り込む』『能力が覚醒するまでイマジナリーフレンドと決別しない』といった条件が積み重なって初めて”語部”となることができるのである。
ちなみに、能力として完全に定着した怪異存在は”核”となったイマジナリーフレンドとは別存在として独立するため、能力覚醒後にイマジナリーフレンドが消失した場合も、能力を失ったりはしない。

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小説企画:Tell us terrible Terrors 設定② 能力補足設定

能力使用難易度の目安
・”略霊”:ラジコンカーを手押しでコロコロ動かすようなもの。あまりにも安全で、容易で、そして加害のために使うにはあまりにも無力。
・”異聞”:乗用車を最高速度で走らせるようなもの。攻撃目的に使うには十分すぎるほど危険な能力。
・”剰霊”:チューンナップを盛りに盛ったF1レーシングカーを、『人類にギリギリ制御不可能な』速度で無理やりぶん回すようなもの。常人は疎か達人にすら満足には扱えず、よほどの異能か狂気が必要。
・”浄霊”:自動車の構造やコンセプト、構成原子一つ一つの挙動までも完全に理解し、身体の延長レベルで自然に、自在に操るようなもの。もはや単純な技量でどうこうできるような領域ではなく、『能力を操る』という精神で臨んでいるようでは決して到達できない。

能力段階と怪異の感覚
・”略霊”:怪異の力をほんの一部だけ借りる。
・”異聞”:怪異の力を完全に引き出す。
・”剰霊”:怪異が最もありたがる形で自由に暴れさせる。
・”浄霊”:怪異自身ですら気付いていなかった、『怪異自身が真にありたかった姿』を共に叶える。

能力段階の到達難易度
・”略霊”、”異聞”:”語部”なら誰でも使える。
・”剰霊”:理論上誰でも使えるが、暴走状態を乗りこなせなければ死ぬだけなので、実質的にほとんどの能力者には到達できない上位領域。使えるのはせいぜいが全体の1割程度。ちなみに使用後に自滅することを気にしなければ、実は誰でも使える。
・”浄霊”:ほとんどの能力者には到達できない領域。怪異のことを深く知るほど怪異に呑まれかねないので、結構リスキー。何なら知っただけでアウトな怪異とかもいるので、運の要素は非常に大きい。使えるのはせいぜいが全体の5%程度。
・”剰霊”、”浄霊”両方の習得:とても難しい。2つとも到達条件がまったく異なるため、片方ができてももう片方を(気分的に)怪異が許してくれないことが多い。両方使える”語部”は全体の1%にも満たない。

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唱和

泣いた
叫んだ
笑った

涙が乾いた
喉がいたい
腹がいたい

それは、全て、自分で選んだ

泣いたことも
叫んだことも
笑ったことも
全て選択した

今ここにいるのも
今私で居るのも
今これをかいてるのも
全て偶然でも必然でもない

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小説企画:Tell us terrible Terrors  設定① 能力設定

・”語部”(テラー)
都市伝説の怪異の力を借りて戦う特殊能力者。能力名は『都市伝説及び怪異の名称』を冠し、該当怪異に由来する力を扱う。
同じ怪異の力を引き出す能力者が複数現れることもあり、同じ能力名でも、怪異のどの側面を強く現すかによって、能力内容も変化する。
能力の使用に具体的なコストは無いが、扱うものが本来極めて危険な”怪異”の力であるため、使用には集中力と精神力を消耗する。暴れ馬から振り落とされないように耐え続けるようなものである。強いていえば、『能力を扱えるほどの精神状態でなくなった時』がコスト切れに等しい。
能力には4つの段階がある。

・能力の四段階
①”略霊”:都市伝説の怪異の力を小規模に発言する簡易能力。簡単な現象を起こす程度のもので、殺傷力も低く戦闘面ではほぼ役に立たないものがほとんどだが、その分消耗も極めて少ない。
②”異聞”:基本能力。都市伝説の怪異の力を扱う。基本的に高い攻撃力を有する。
③”剰霊”:都市伝説の怪異の力を増幅させた強化能力。出力は極めて高いが、『怪異の力を意図的に暴走させる』というプロセスで実現するため、制御難易度が極めて高い。生半な実力では怪異の暴走に巻き込まれて自滅してしまうため、よほどの才覚が無ければ到達できない。
④”浄霊”:都市伝説の怪異を浄化することで、別次元に昇華させた強化能力。”剰霊”より出力では劣るものの、制御性に秀でる。『怪異の邪悪性の本質を理解することで、邪悪で凶暴な本質と機能を一切損なわず”善良なる存在”に昇華させる』という異常なメカニズムでようやく実現される能力段階であり、『善なる邪悪』という矛盾を成立させなければならないことから到達難度は”剰霊”以上に高い。また、怪異の中には『深く知ること』自体が危険なものも珍しくないため、それもまた到達難度に拍車をかけている。

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第一部【FANATICALとADDICTED】p.15

 職員ははっと息を吐いた。

「話す気になったら話しなさい。とりあえず順番に損傷の記録をしないといけないから、アッドはあっちの診察室で待ってなさい。腕は……」

 ファナは腕を離す気はなさそうである。「まあいいわ」職員は諦めて、アッドに移動するよう促した。アッドは軽く会釈をして、黙って立ち上がった。去り際、ファナの頭を、怯えるような手つきで撫でて、目線を合わせないようにすぐ踵を返した。ファナは抵抗しなかった。

 アッドが去った後、職員はカルテを用意しながら「仲良しね」と微笑んだ。

「……べつに。アディくんのこと怒らせちゃったもん」
「アッドは頭に血が上りやすいだけよ。少なくとも今は怒ってないでしょ」
「きっともう嫌いになっちゃったわ」
「バカ言わないで。嫌いな人の頭撫でないじゃない」
「でもファナは嫌いなヤツとでも遊び行くわよ」
「それはお金貰ってるからでしょ」
「でも……ファナのせいでアディくん痛い思いさせちゃった」
「お互い様なんじゃないの」
「アディくんは痛いの好きじゃないもん」
「ファナは好きなの?」
「嫌い。でもアディくんはファナへの想いが強すぎて手ぇ上げちゃうだけなの。だからアディくんのは好き」
「……そう」

 ファナの話を聞きながら、身体に傷がないか視診触診する。
 会話が途切れたところでアッドの腕を置いて服を脱ぐように促し、ファナはいつもの診察の流れに沿ってそれに従う。

「これは?」
「それも」

 職員の言うようにチョーカーを外すと、隠れていた傷が露になった。

 首筋――耳の下あたりに、抉れた部分がある。リニアーワルツには高い回復能力がある。戦闘時の通り擦過傷程度なら数分もしないで跡すらなくなる。抉れたくらいの傷なら基地に帰ってくる頃には殆ど完治する。その中で戦闘中にできたものではない傷がある。
 医師免許を持つ医務室の職員はその傷が何によるものなのかはすぐに分かったが、経緯は一向に分からない。

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小説企画:Tell us terrible Terrors イントロダクション

時は現代、所は日本。怪異蔓延る世の中に、密かに生きる異能者たちの物語。
人々の囁き伝える恐怖の噂話が形を成した存在、それが『怪異』である。怪異たちは本能のままにその力を振るい、人々を恐怖に陥れていた。それらと戦う才をもつ唯一の存在が、“語部(テラー)”と呼ばれる特殊能力者たちである。
“語部”たちは、巷説の具現たる『都市伝説の怪異』の力をその身に下ろし、己の能力として操ることで怪異存在や既死存在たちを打ち祓う。
日常の裏側で繰り広げられる彼らの尽力によって、世間は今日も平和なひと時を享受しているのである。


といった感じの企画を用意したので、時間とやる気のある方は参加していただけると嬉しいです。詳細な設定はこの後どんどんぶん投げていくので、今回は企画要綱のみとなります。
この後出てくる設定を使って、好き勝手小説やポエムを書きましょう。大切なのは既存の世界に土足で踏み込む勇気。
開催期間は今年の9月末までです。何故なら大学生の夏休みは9月に差し掛かるから。
参加してくださる方は、タグに『Tell us terrible Terrors』または『TTT』と入れて投稿してください。略称の方だとスペルミスしなくて良いから楽だぞ。
皆さま奮ってご参加ください。また、設定に疑問などあればコメント欄にお願いします。