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墓想造物茶会 Act 11

「確かに」
勝手に自分のものを持ってかれたら誰だって困るわよ、きーちゃんとキヲンの右隣に座る紅色の長髪とキツネのような耳を持つコドモは腕を組んだ。
「うーん、そうだけど…」
でもこの子がかわいそうだし〜とキヲンは口を尖らせる。
「それに、ナツィは家に帰りたくないってかすみのところにいるから、どうにかして家に帰る気にさせたいんだ」
だから、仕方ないのとキヲンは開き直った。
3人のコドモたちはつい黙り込むが、ここで屋上の塔屋の方から、あらお茶会?と声が飛んでくる。
キヲンたちがそちらの方を見ると、青い長髪のコドモ…ピスケスと、赤髪でキャップ帽を被ったコドモ…露夏が立っていた。
「あ、ピスケス! 露夏ちゃん!」
キヲンが思わず立ち上がると、ピスケスは楽しそうねぇと言いながら歩み寄ってくる。
「クロミスたちが主催なの?」
「あ、はい」
ピスケスがそう尋ねると、クロミスと呼ばれたヒレ耳のコドモは慌てて背筋を伸ばして答えた。

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