「聞くなよ…」 そうこぼして、ナツィは丸くなった。 キヲンはそんなナツィの様子を微笑ましげに見ていたが、ふとベッドの枕元の見覚えがある白いウサギのぬいぐるみが目に入る。 「…」 それから数分後、部屋からキヲンが立ち去るような足音がしたのでナツィが部屋の入り口を見ようと寝返りをうつと、枕元にウサギのぬいぐるみがないことに気づいた。 「えっ」 ナツィは慌てて起き上がり、辺りを見回す。 「…まさか」 ナツィは思わず呟いた。