君が笑っていることが私の幸せだ。
君が抱えていた罪悪感を捨てられたなら、それもまた私の幸せだ。
今はそういうことにしてあげるから。今だけは許してあげるから。
新しい女の子といる姿を見せないで。
雲霞を凌ぐ
超高層廃墟ビル群
の
上に跨る
故い月
旧人類バベル思想の
到達目標点は
現時刻を以て南中をむかえ
明日には沈む
何を目指していたのか
何故蒼白い月にまで
手を伸ばして願ってしまったのか
近づくたび無謀の高度と
気づいていてなお
その儚さに惹かれたのだろうか
と
亡びた人類に訊いてみたくも
ヒトは月以上に儚かったようだ
明日に、あの街に入ろう
おやすみ、フロリア。
今日みたいな日だったな。
桜舞い散る中に見つけた君の姿。
まだ覚えてる。
幸せの道はたくさんあるのに
どうして私はみんなが行く道が幸せだと思い込んでいたんだろう
愛してるの手のぬくもりと
お前はもういらないお前は普通じゃないのするどい痛みが
私のなかに渦巻いて私をめちゃくちゃにする。
世界にどれだけ色があっても
私の世界は真っ暗闇で
いつまでたってもそこに光がさすことはない。
ひとの心に敏感で
私の味方はもうひとりもいないとわかったときの
私の気持ちを想像できる?
最近のくうきは
量って、計算して、
覚えて、合わせて、
ばかな僕にはむずかしい
おかげさまで
僕は息もできないや
あなたが描いて見せてくれた世界。
驚いたな、わたしが思い描いていた景色がそこにあった。
心震えてる。