ねぇ君は優しいからさ
嫌な顔一つせずそっとそっと
教えてくれるんでしょう?
でも世界は残酷だからね
色が一つづつそっとそっと
消えていくんだよ。
単調な日々の、彩り。
純情可憐な君が愛しい
明るい瞳は真っ直ぐな
快晴の澄んだあおぞら
だまって見つめたまま
けだるい人混みを別つ
でも伝えられないのは
とろけるほどにあなたは甘い
しかし決して甘くはしない
私はあなたに救われる
隣にいながら前にあり
あなたは先を照らしてくれる
あなたは私の前に立ち
そして私に教えてくれる
見える風とその色を
私はあなたに届かない
それでも私は祈り続ける
あなたがずっと 私の夢でありますように
「今度から会えなくなる」
唐突に話された
理解できない私は駄々っ子のように泣いた
「どうして?なんで?いやだよ」
あなたは黙る
理解してる
だけど、受け止められないのだ
それをあなたは痛いほど感じていた
でも私は泣いてしまった
「いつかまた必ずここで会おう」
そう言ったあなたを忘れていない
いつ会えるのだろう
そんなこと考えていると足が動く
足は止まる、涙は止まらない
今は会えない、ここにあなたはいない
そんなことわかっているのに
足が勝手に動く
あなたとのいつもの場所へと
足が止まる
あぁ…今日もいない
わかりきったことを確認し
自分の心を余計締め付け
私は何をしたいのだろう
今日も歩いて傷つくのだろう
いつかを信じて
あなたを信じて