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灯  前編 

20XX年、私は連休が来るたびに様々な星へ出かけます。詳しいことは教えられませんが金銭的には少々裕福な人種なので、自家用の宇宙船を持っています。あの日も、日帰りの軽い旅行の気でその星へ向かいました。その星は「灯星」と書いて「いのちぼし」と読むのだそうです。その名前のせいか知名度は高いのですが、ただ荒れ地が広がっているだけということから実際に足を運ぶ者は数えるほどでした。少し星マニアと化している私は、距離もそう遠くはなかったので三連休を使って灯星へ出かけることにしました。三連休初日、いつもより早起きした私は、宇宙船に乗り込み、自動運転機能を設定すると、早速地球を出発しました。
 星につくと、確かに噂の通り何もなく、荒れた星でした。人影もないので私は、(ひとりじめか)と一人心躍らせていました。しかしその直後、背後からガサッという落ち葉を踏む音が聞こえました。ああ、誰かいたのかと思い、さっき心躍っていた自分が恥ずかしくなりました。振り返るとそこにいたのはとても痩せていてひょろりと背の高い男性でした。
「あ、どうも。」
男性があいさつをしてきたのでこちらも慌てて「どうも。日本の方ですか。」と返しました。その人は「ええ、3、4年前からここにいるのです。」と言い、この星のことを教えてくれました。どうやらこの星にはこの人だけが住んでいるらしく、国から食料などが送られてくるそうです。
 「実は私がここに長居しているのは、私が作り出してしまったものを消すためなのです。」
ーつづくー

3

有名になったアイツ

女子高生に人気

都会に行けばアイツがいる

前に1回流行った時があったけど

いつしかアイツは遠い奴になっちまった

いつもキャッキャ言われてさ

羨ましい限りだよな

単体でも大丈夫な奴と仲良くなってしまったな

別にいいさ

アイツの全てを受け入れてくれるような相方なんだろ?

大切にしてもらえよ





アイツとは一体…
さあ誰でしょう?