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はぁ〜

自分何でもっとカッコ良くなれないんだろう何で
下腹ポヨポヨなんだろなんでもっとカメラ上手くなれないんだろなんでもっとセンスないんだろ
なんでもっと頑張れないんだろ。ハァー嫌だな…

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誕生日

知らない人の誕生日を祝う
きみのすきなひとである
わたしのすきなきみの
きみがうれしそうに
話すからその事を
わたしは悔しい
くやしいけど
おめでとう
って言う
きみが
すき

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文学少女(2)

 その日、私は「乙一」という作家さんの本を読んでいた。乙一さんは、今でも二番目に好きだと思えるほど大好きな作家さんだった。
 その日は珍しく、母の機嫌がとても良かった。母は私の傍に来ると、「何を読んでるの?」と聞いてきた。そこで私が、「乙一さんっていう人の本」と答えると、母は「その人の作品、読んでみたい」と言った。私は、母が私が読んでいる本に目を留めてくれたという事が嬉しくて、「いいよ」と言うと乙一さんの作品の中で一番好きな本を渡した。母はその本を私から受け取ると、早速読み始めた。三十分後、母はその本を私に突き出すように返した。『早いな』と思いながらも、「もう読んだの? どうだった?」と聞くと、母は一言「グロい描写があった」と言い、「もう、乙一さんの本は読まない。あなたも、あんな描写がある本、止めたら?」と吐き出すように言った。私は衝撃で、何も言えなかった。その作品は、グロい描写も多々あるが、最終的にはとても心温まるお話だったから……。それなのに、最後まで読まずに拒絶し、更には私にまでそれを止めさせようとするなんて……。その瞬間、私はもう何もかもどうでも良くなっていった。私は、母からどんな酷いことされても母の想いを考え理解し、受け止めてきたのに、何故母は私の本に対してそれが出来なかったのだろうか?
 その日から私はあらゆるものに対して、何の感情も抱かなくなった。それから数ヶ月が経ち、両親が離婚した。親権問題の時、「どっちにつきたい?」と聞かれ、「どっちでも良い」と答えた。すると、「女同士の方が良い」という祖母の意見で、母に引き取られる事になった。それからまた、母のストレスの捌け口になったが、もう『恐い、辛い』という感情は湧いてこず、『痛い』という感情すら湧かなかった。
 そんな私の心を癒してくれたのは、本だけだった。二階にある自分の部屋に籠もり、部屋の大部分を占める本棚の本を読む事で、私の心は救われていた。
そんな私が音楽に出会ったのは、中学二年生の頃だった。毎日聴いていたラジオから、或る日知らないアーティストの曲が流れてきた。それは、一冊の本にメロディーをつけたような、頭の中で情景が鮮明に思い描ける、素晴らしい曲だった。気付くと私は、いつの間にか、その曲を聴きながら涙を流していた。
それから私の居場所は、「文学」と「音楽」の二つになった。

~続~

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嫌悪感

自分は睡眠をとる。でも嫌な顔が時に頭の中で
チラつく。嫌な出来事はいくつもの夜を越えて
忘れたはずなのに感覚が蘇る…嫌な感覚が…
そういう夜は勢いがある熱い曲を聴くに限る!