絶対勝ってやる
なにがなんでも
全部手に入れてやる
欲しいもの全て
自分の実力で
でも怖い
怖くて怖くて仕方がない
不安がどんどん大きくなる
それでもこの思いだけは飲み込まれないように
大丈夫
いける
絶対いける
頑張れ自分
笑うことが減って
我慢が増えて、
随分おとなしくなっちまったね。
諦めが増えて
溜息が増えて
随分大人になっちまったね。
人間がゴミのようだ…
ってさ、大きさ?高いとこから見てんの?
もちろん存在のことだよね。
うん。
アホとバカの違いは明白。
「テスト終わった〜」
って言うクラスの人の声も聞きたくない
「テストどうだった?」
とか言う騙し合い。
いい加減にしてほしい
学校ってなんだろ。
君の好きな炭酸は
私の好きなりんご味で
私の好きな色は
君によく似合う青色で
私の好きなひとは
君のことなんだって
まだ気づかない君に
私は慣れない炭酸を飲んで
気づかせようとおもったんだ
第二関節までの柔らかさを
忘れたくなくて 口につっこむ
生臭いような懐かしいような
鼻にツンとくるにおいだよな
第二関節までの温かさを
思い出すように 口につっこむ
触りたいような恥ずかしいような
たまにツンとしてるのも可愛いよな
オオスズメバチ
ティッシュペーパー
揚げたてドーナツ
活きの良い羽アリ
元気なウズラと死んだイタチ
青少年の血を20ml
あと女郎グモも1匹
車道で死んでたノラネコ
あと化学肥料
これらを師走の寒空の下混ぜてください。
「今日の仕事も無事終わったよ、母さん」
赤い鼻のついた白い仮面を付けたまま僕は言う。
「そう、なら良かったわ。お疲れ様」
そう言って僕の膝の上に乗ってくる。
僕の母さんは猫だ。
右眼が紫色、左眼が黄色の黒猫。
この世では珍しいオッドアイ。
この世に来てからというもの、あっちでは「気持ち悪い」だの、そっちでは「化け物」だの。
僕はそう思わないのにな…綺麗な眼をしているじゃないか。
ま、かく言う僕も母さんと同じ眼をしているし、そう言われるのも無理はないんだけどね。
「この仕事を始めて何か変わった?」
母さんが突然聞いてきた。
「もちろん、僕の周りが全て変わったさ。人も物もあらゆるもの全てがね。おかげで夜も眠れるようになったよ」
「…貴方はピエロなんだから誰に何をしたって文句なんか言われないわ。時に人を笑顔にして、時に人を驚かす役目なんですもの」
そうだよ。
僕は人気者のピエロだ。
愚かな人間共を裏切るのが得意なんだ。
そして今日も。
ネオンぎらつく街角に立って、こちらを見てる少女たちに話しかける。
「はじめまして、お嬢さんたち。僕はピエロ」
「君たちを✕しに来たんだ」
あの時の借りを返すために____
学校で好きな日は…、行事の日でした。理由は
いつもの陰鬱な匂いと違う楽しい匂いがする
から。自分が感じたのは入学式は緊張と春の匂いにも似た初々しい匂い…運動会は賑やかな匂い…
卒業式は別れというよりは…嬉しいみたいな
暖かい日のそよ風の匂いがする。