ねえ、ずるいよ。
わたしのことなんか眼中にないくせにさ。
そもそも視界に入ってる?
存在知ってる?
わたしとあなたの関係って所詮そんな程度。
そのくせあなたはいつもわたしをどきどきさせるんだから。
ねえ、何気ない仕草だってさ。
すごくかっこいいんだよ。
すごくどきどきするの。
だいすきだなあって思うの。
ずるいよ。
蕾を膨らませた桜が
咲くのを待ってる
二匹のスズメが
春を待ってる
寒さこらえてる
誰が与えたの?この試練
乗り越えるための
パスがここにある
それは君が持ってる
PASS!煮詰まる恋も勉強も
目の前にあるものを信じて。
いつもの駅の改札が
背中を押すように
いつもの電車が
君を乗せてく
春へ向かってく
もうすぐ終わるよ長い冬
乗り越えるための
パスをかざせば、
季節の扉は開くから
PASS!煮詰まる恋も勉強も
積み上げてきたものを信じて。
ちょっとだけめんどくさいけどね
わたしが
可愛くなりたいなぁって言ったら
きみは可愛いよって
言って欲しいの
紅くなりきれていないこの小さなりんごを
あたたかく見守ってくれる工事屋さん
紡ぐ言葉は格好いいし
お絵描きは魔法みたいだし
憧れています
紅くなるまであなたのことを見ていたいのです
自分の指が鉤爪になってさ、
牙が生えてきてさ、
血肉を求めるみたいに吠えるんだよ。
自分が求めるほどの凶暴性を満たしてくれる世界でもないのに。
たまにあるんだよ。
正論をふりかざして心をズタズタにしていくキャラクター性に憧れを憶えているせいかもしれないけれど。
誰かの心を無差別に抉り取りたくなるような瞬間が──。
こんなこと人には言えないかなあ