痛いほど 痛いほど寒いのよ
冬も 終りが近いと云うのに
白い妖精も 散らつき始めて
マフラーで きつく結んでも
隠しきれぬ なげきよりこそ
黄昏の山際 燃えまさりけれ
Affaire ・・ 遅すぎる初雪が
悪い知らせを運んできたのね
目の前が見えなくなってゆく
今夜は積もるかもしれない…
透かす 心の奥にいつも居た
あの人は私より 綺麗なのね
それならそれでいい けれど
あの夜 私にみせた優しさも
ぜんぶ 嘘だと言って欲しい
心から嫌いと 手を振れるわ
Affaire ・・ 遅すぎる初雪が
悪い知らせを運んできたのね
重い雪が心の底に滲みてゆく
想いはつのるかもしれない…
むかし昔、或る星に
お姫様と王子様が
めかし粧し、ひっそりと
暮らしていたと云う
ある日 運命のイタズラに
ふたりは引き裂かれ
4年に一度しか会えない
2月29日、
夜空を見上げれば
星座が抱き合う
かけがえのない夜だから
ふかし更し、或る部屋で
彼と彼女 口づけして
すこし少し、照れくさく
グラスを交わす
ある日 運命の巡り合せに
ふたりは導かれて
4秒に一度 目を合わせる
2月29日、
夜空を見上げれば
月と金星が笑う
ありふれた夜が終わる
君がだいすきで
君の隣は楽しくて
しゅわしゅわ
ボクのこころはサイダー
ぱちぱち
はじけてどこでも行けそうさ
現代社会は、結婚を目標としない社会だ。
結婚しないにしても、自分の遺伝子を残したいとか思わないの?
自分と共通の遺伝情報を持った人間は直系でなくてもたくさんいる。
なら自分のコピーが増えるのはどう? クローンを作るの。
自分のコピーなど、いちばん欲しくないものだ。
ためしに結婚してみたら? あなたみたいに何の才能もないのに考えてばかりな人ほど家庭を持ったらはまるのよ。
俺は一人が好きなんだ。誰かと一緒に暮らすなんて、自由が奪われるだけだ。
配偶者がいると何かと便利よ。
依存度が高まれば高まるほど自由度がなくなる。自分で選んだのにもかかわらず、家庭の愚痴をこぼしながら日々を過ごす。理屈でなく感覚で生きている知能の低い奴らの仲間入りをする気はない。
こんな人が増えたおかげで日本はなくなったのよね。
日本はなくなっていない。ネットのなかは、日本の情報ばかりだ。
こっくりしたまっかなブーツ
とろりとしたしろのタートルネック
さらっとしたくろのジーンズ
かのじょのいつものようふく
なんでもない1日だ
なんてことない
作業みたいな毎日じゃ人生のプラスにはなんない
と思ってた
がしかし
効率や生産性に囚われてる方が人生のプラスにならなそうだ
なんでもない1日をなんでもなく過ごしたっていいじゃない
それでも楽しかったりするんだから
自分は一人だった。自分には仲間が居た。
自分には自由があった。自分には温もりがあった。
自分には孤独が付きまとった。
自分には鎖が付きまとった。
自分は表裏一体だった…自分は自分だった…