左からしか音の出ないイヤホン
パーカーに印字された「BAD GUY」
緩く曲がったビニール傘
アスファルトを濡らす誰かの涙
0時の時報
夜だ!君を美しくするもの!!!
皆んな、と括られたクラスターを浄化する言葉。不安は空間を超えて納棺される、そして時間。さようならは殊更に強調するもんじゃないよって、タバコを捨てた君がいう。残り火を踏み消すのが、タバコを吸わない僕がこの時間に生きる意味。ららら、ららら。
大人にとっては重くて危険な出来事でも
揺りかごの中で揺られる子供にとっては長い休みはただの春休み
陽気な夢や希望に包み込まれた原っぱに
悲しそうな目をしたおんなのこがいました
夜風にあたりながら
口ずさんだのは幻の恋の歌
入学した時は大きかった制服も
今じゃ少し小さくて
入学した時は小さかった君への気持ちは
今じゃ大きくなって
私にとってこの3年は
青春そのものでした。
ありがとう友。
ありがとう後輩。先輩。
ありがとう君。
ありがとう先生。
ありがとうお母さんお父さん。