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月が綺麗ですね

眠れない夜に息を吐く
暗い日曜日を口ずさみ
水の底から夢をみる
瑠璃色の瞳が転がった
ただひと粒の天露が
街灯に落ち死んでいく
苦しいほどに貴方は綺麗
息をすれば消えてしまう
雨月に照らされ夢をみる

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無題。

ねぇ。
僕は 眠たくなっちゃった。
眠るときは
君がそばにいてくれる?
君がいるだけで
僕は安心した気持ちになるんだ。

君がいなくなってから
何もかも変わってしまったね。
君が810キロメートルも遠くへ
行ってしまったから。
僕はまた一人だよ。
僕は誰を信じればいいの?
こんなにも君が恋しいなんて。
僕は思わなかったよ。

ねぇ。
僕は眠たくなっちゃった。
眠るときは
君がそばにいてくれる?
たとえ遠くにいても
僕は君の事を想っているよ。
だから。
もう一度だけ僕の夢の中でいいから
出てきてくれないかい?

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とてもじゃない

君の手 君の耳 君の背中
とてもじゃないけど 触れはしないよ
光が鈍くて 目のまえぼんやり
かくれた愛情 ないのと一緒

舐めた舌のような 柔らかい感触
水に溶けた 匂い 思い出せない

とてもじゃないけど、君が好きとは
言えない。こんな夜だから。
とてもじゃないけど、君が好き
くりかえす 変換して おやすみ

君の目 君の歌 君の頭
とてもじゃないけど なれやしないよ
闇が鋭く 体を突き刺す
寂しいスタジオ 会話はきっと ないのと一緒

冷めた銀紙舐め かたい風をながす
水に打たれ 気持ち 思いがけない

とてもじゃないけど、君が好きとは
言えない。くらい夜だから。
とてもじゃないけど、抱きしめたい
ぶりかえす 痛みを抱きながら おやすみ

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君の夢を見た
君はしょっちゅう僕の夢に現れるけれど
今日のはやけに鮮明だった

大して混んでもいない昼間の祭り会場で
君を見つけて
僕は軽く手を振った
すれ違いざま君は僕の手にタッチして
離れる直前に
一瞬だけ握った
そのまま去って行った

いつかの君の手と同じ感触がした
夢なのにやけに鮮明だった

そのあと
もう何年か遊べていない
でも今でも大好きな友達ふたりと
そして君と
一緒に過ごしていた
本当に楽しかった

悲劇は突然訪れる

君の夢を見た
本当に楽しかったのに
まだ手の感触が残るのに
もっと一緒に過ごしたかったのに

続きにはもう会えない