君が隣に居ないのなら
私は私をつくらないといけない
君がいないと何もかもが怖くて
今にも壊れてしまいそうで
必死に自分をかき集め
愛する君を何処かに探し
それでやっとひとりになる
同じものを食べられないから
ご飯を食べるのも苦しくなって
同じものを見られないから
綺麗な空が怖くなって
君の笑顔を知らないから
私も笑うのが辛くなって
心が
私が
壊れていく音がする
それでも私は
君だけを愛してる
ミルクティーに足りないのは
甘ったれたキュビズムで
君を見下す視点の僕のロマンと
僕を見上げる君の自然現象
手あかまみれの愛の言葉で
塗りたくった
極彩色スーパーナチュラル
真っ白な紙の上に
美しい色を出すまでの時間が
こんなにも苦しいなんて
思いもしなかった
紙に書いた間違い。
消しゴムで消した。
跡形も残さず、綺麗に消えた。
会話の中の間違い。
消しゴムで消そうとした。
出来ない。
何かで消そうと頑張ってみた。
出来ない。
あぁどうしよう。
なぜだろう。あの子といる時だけ胸が高鳴るのは。どうしてだろう。あの子と話す時だけうまく話せないのは。あの子の事が頭から離れない。これを「恋」というのだろうか。
途切れ.. 途切れ.. の言葉
繋ぎ止めても
もう繋ぎ止められない
あなたの心
電話を切ったの
最初から分かってたこと
いつか終わること
でもお別れとなると
涙が出るわ
皮肉なものね
机の上には バカみたいに
はしゃぐ2人 グッと睨んで
そっと伏せた フォトグラフ
楽しかった想い出だけ
思い出せるのよ
あの日の冷たい声も
笑顔にぜんぶ
消されてしまう
まだときどき 胸が痛むわ
懐かしさとは ほど遠いから
今は見れない フォトグラフ
想い出と共に この写真も
セピア色に 褪せてゆくまで
しまっておくわ フォトグラフ
あなたの夢 ついに叶って
いつか笑って しゃべれる頃
そっと飾るの フォトグラフ
どんな時が 2人を過ぎても
優しい面影と フレームの色
変わらないでね フォトグラフ
夏祭りに君と行き
大きな花火を見る
「花火綺麗だね」
「君の方が綺麗だよ」
砂糖より甘い会話で蕩けそうだなあ
りんご飴を頬張り
君の顔をふと見てみる
「カッコいいなあ」
なんて妄想しながら
課題に追われるのが
私の「青夏」かな?
「さて課題やらないと!」
君が誰かに
優しくできたとき
君の黒くなった心は
真っ白へと変わり
そこから
新しく鮮やかな色へと
変わってく
君の優しさが
その人の心もきれいにできる
きれいな心へ変えられる
からの硝子のコップに
入っているのは
夢でも希望でもなく
真っ青なビー玉。
そっとのぞき込むと
小さな自分の顔が
青白く。
からのピンク色のコップに
入っているのは
愛でも勇気でもなく
真っ黄色の花びら
向日葵にしては小さくて
たんぽぽにしては大きくて
なんだか不格好な花びらは
そっと指にのせると
どこかへ飛んで行ってしまった。