22時になると、あの人が黒板を書いている。
口下手で空回りすることもあるけど、今までで一番熱くて最高にrockな校長。
さかた校長、誕生日おめでとうございます!
変わらぬ日常 変わらぬおはよう
変わらぬ笑顔 変わらぬ絆
変わらぬバカ話 変わらぬ動き
パターン 違和感など感じなくていい
流れに任せて生きるだけ
足下の空うねりを味方に北上
視界の端に望潮
その右腕で掴むのは欲張りすぎた望み
人生なんて左腕で余るほど
前にも後ろにも行けないわたしを
笑ったあなたに同族嫌悪
後ろを振り向けば
嘲笑う旧友
突きはなす先生
怒鳴り散らす両親
そんな彼らを見て
躓いて 転んで
膝を抱えて 蹲る
けれど前を向けば
微笑む親友
受けとめる恩師
ほおを染めた恋人
そんな彼らはまだいない
だけども未来で待っている
きみの明日のなかで
きみが来るのを待っている
だから
もう後ろは振り向かない
これから未来へ歩いてゆけ
きみは明日へ向かえ
彼らと出逢うために駆けろ
ずっと寝てないから赤くなった目慣性な住宅街で振り子時計みたいな一日が終わろうとしてる
部活動の練習を見るのが楽しかったのは、
青春したかっただからだ。
そう気づいたのは、帰宅部で3年間過ごしたあとだった。
君の手が触れる
君と一言だけ言葉を交わす
君と目が合う
君を見つめる
好きなんて
恋愛だなんて
私はまだ怖いのに
君はズルいよ
ねえどうする
1度気になったらもう止まらないよ
肩に届くくらいの
やわらかそうな
こげ茶いろの
ふわふわで
ほそくて
かるい
ボブ
優しい
微笑みと
あいまって
触れたくなる
右手を伸ばして
咄嗟に引っ込める