己の使命に忠実に主を噛み殺した、誇り高き無知な猟犬の物語。
声にならない叫びは いつまでも胸の中で 残響として残っている
「好き」その一言 言えなくて そのまま時が過ぎた 君の隣にはあいつ 僕が先に伝えれば 今一緒だったかもね 「ああ 言えばよかったな」 なんて 呟いたって 現実は変わらないや 僕に魔法でも使えたら 1日戻すのにな 「ああ あいつさえいなければな」 なんて呟いたって 現実は変わらないや 今更だって気付いているよ 今更だって分かっているけど 「君が好きなんだ。」
だから 雨が好きだって決めた。
雨が上がり 輝く街を 美しいと思える人でありたい 雨が降る 薄暗い町を 好きだと言える私でいたい 雨の匂いのする 切ない夕暮れを 愛せる人に なりたいと願う人