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企画

何かやりたい今日この頃、なお何も思い付かない

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〜二人の秘密〜長文なので時間があるときに読んでくださると嬉しいです!

『新しいクラスどうだった?』
いつもの窓辺で足を外に出しぶらぶらさせていると、先生が話しかけた。
「お〜、先生。忘れちゃった?私のクラスはクラス替えなしだよ?」
『忘れてない。覚えてるよ。ただ、前学期と変わったとこなかったかなって思って。』
「あ〜、そういう事ね(笑)!特に何も変化ないよ。」
私は少し笑う。
そして先生は、いつものように隣に腰掛ける。

『君は殻にこもり過ぎだ。』
「ん〜?……ん?You Too.でしょ(笑)?」
『何でそこだけ英語なんだよ(笑)。』
「なんとな〜く(笑)。」
『君は良い子なんだから少しだけ殻の外に顔を出してごらんよ。』
「私は十分顔を出してる。ただ誰も気づいてくれないだけよ(笑)。」
『君はもう少し笑うべきだ。』
「ん?十分笑ってるよ?」
『普段の話だ。ここの話じゃなく。君はいつも真顔だ。少し怖い(笑)。』
「え〜、でも先生の真顔もだいぶ怖いよ(笑)?」
『それは知ってるさ(笑)。ただ君が辛そうに見える。』
「そうかな?」
『自分を殺さなくたっていい。もう少し笑え。』

「りょーかい。もう少し笑えるようにするね(笑)。ただ1つ約束。先生も自分を殺さないこと!!!」
『わかった。約束だ(笑)。』
先生は小指を立てて私の前に差し出す。
「ゆびきり!!」
私は指切りをして先生の手を握る。

「大丈夫。私は先生の事、大好きだから本当の先生を知ってる。先生が自分を殺さないなら私は凄く嬉しい。だから先生、そのままでいいからね?」
『ありがとう(笑)。君は普段だけ、もう少し笑えばいい(笑)。』
先生はそう言うと、私の頭に手をのせる。
私は少しはにかむと、春の匂いを感じとった。

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4月

葉桜の学校で受験生になった
受験生って不安だ
受け入れるしかないのかな
じゃあ仕方がないね

久しぶりに袖を通した制服
違和感
足の皮膚に直接空気が触れる
スカートが女子の象徴であるうちは
やっぱり好きじゃないね
でも仕方がないね
今から交渉したって変わるかわからない
変わってもその頃には卒業だから

終業式の放課後、交換したLINE
会話がないまま一週間
LINEって気軽にしていいのかな
LINEを送って迷惑じゃないかな
怖くて何にも送らない
友達になりたいのに遠ざかってゆく

自分は自分でありたい
男子は嫌だ
女子も嫌だ
自分でありたい
でも
誰かが望むなら
女子になってやろうじゃないか
涙隠して笑ってやろうじゃないか
優等生になろうじゃないか
それで誰かが幸せなら


それで誰かが幸せなら

たとえ壊れても

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ぼんやり

前が見えないのは視力が悪いからなのか
それとも涙で見えないからなのか
はたまた僕が記憶を消しているからなのか
君はいそうでいなかった
そこにあるのは虚像の君なのか
それとも本当の君なのか
はたまた僕の幻想なのか
君はいなさそうでそこにいた

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理由

生きる理由も見つからないけど
死ぬ理由も見つからないから
どっちかが見つかるまで
とりあえず生きることにしました。

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卵かけご飯

また新しい箱の中で
知らないひよこ達とひしめき合う
配給されるガンバレの呪いに
応える身体 日に日に肥える
何もしらないまま
ご飯の上に注がれた君が
今では羨ましく思うよ