やっぱり好きだったよ
笑いながら歩く君の横顔を見て
はしゃぐように話す君を見て
美味しそうに食べる君を見て
君のことを心の底から好きだと思えた
僕はクジラの子
何処と知れぬ海の底
長い長い旅路の前に君にどうしても会いたかった
君が僕のすべてを作ったから
君が僕のすべてだから
長い付き合いをしてきた君だから
また会えますか?
また僕の横で笑ってくれますか?
また一緒にいていいですか?
帰ってきたら、おかえり。と言ってくれますか?
僕はクジラの子
長い長い旅路に出る
けど、前より少し寂しくない
君に会えたから
欠片をこぼして 夜の上
君は気づかない ぼくがいることに
きみが見えない 星の下
ぼくは想うだけ 君をねがうだけ
祝われない 平日の午後
期待ばかりの 空の上
いきたいざかりの 雲の上
液体混じりの 想いもかわきます
天国行きの流れ星
通販サイトのトランポリンで
つかみかけて ふわり飛びあがる
君をみつけたよ
屋根の上に座ってママを呼ぶ
もう寝たんだよ なみだ流してさ
きみの写真 タンスの上にかざってあるんだよ
ミーハーなスーツがすがりついて
選びぬいた真実をつたえた
怒りまかせに先生を殴る しらない人
さよなら夏の天使
きみは消えない流れ星
またあおう 星座の上にあぐらをかいて
最高だとは言えない
ぼくに見えない流れ星
すぐ会おう、しょうもない花束がいっぱい
こんな世の中
何が正しいの
何を信じればいいの
何も信じちゃいけないの
この世は全て偽りでできている