かっこいいと言ってくれた
かわいいと言ってくれた
それでも私は認められなくて
自分は醜いと言い聞かせた
何度も、何度も
いつも騙されてきたじゃないか
甘い言葉に踊らされて
いい気になって
オシャレやメイクをして
鏡に写る自分に裏切られてきたじゃないか
理想と現実はあまりにかけ離れていて
見ていられなかった
それでも、君はかっこいいと言った
すごく自然に、当然のように
本当なのだろうか
信じてもいいのだろうか
鏡の中の自分は相変わらずだけど、
いつもより、ほんの少しだけ、
晴れやかな顔をしていた
やっと見慣れてきた通学路
段々と聞こえてくる
「バイト」という単語
恥ずかしながら高校時代にバイトとは無縁の生活をしていたので、いまいち何をしたらいいのか…
まぁゴールデンウィークに単発のバイトから始めればいいかとか軽く考えていた。
先の見えてなさ、計画性のなさ、夢ばかり見る癖、
全部が嫌になる
全部後手に回ってゴールデンウィークは予定のない空っぽ。
それはそれで休めるとどこか自分を慰めながら
足りない言葉を求めて放つ愚痴