やっと着いたぞ、ファントム街!
心の中でこう叫んでいるのは僕、ベルディです。
ここまでの道のり本当に苦労したよ...。
まずトランクを探すのに膨大な時間を要してしまった。
それから荷物をつめて、忘れ物がないかチェックして、オリヴィアへの必要事項のメモを書き、家の掃除をして、さあ出発!という流れ。
計画性の無さは認めるよ、うん。
僕は昔からこうだったからね...何年たっても変わらないな。
あの大きな入道雲の中で
天使が眠っているかもしれないね
今あいつのことが気になっている
私は前から女の子ものの洋服が似合わず ずっと男の子ものの洋服を着ている
そのせいで女の子の友達は離れるし 男の子しか寄らなくなっていた
でも親友は違う 私のそばにいてくれる ずっと感謝している
あーー!ま〜たクールっぽいの着てる〜っ!そんなの着るのかよ!
何?私が着てダメって言うの?
こら!そこ喧嘩しない!いいじゃん別に。僕はそうゆう服装嫌いじゃないけど?
まただ。またあいつに助けられた。何なんだろう幼馴染のよしみなのだろうか?
ずっとあいつに助けられてきて気づいてしまった 私はあいつが気になっているのだ でも絶対に言わない 幼なじみじゃなくなってしまう
それだけは嫌だった。