私には好きな人がいる バスケが得意な先輩だ
『今日も先輩かっこいいなあ』
『えっ!なになに!その片手に持ってる手紙!!』
『あっ!何やめてよ取らないで!』
幼馴染のヒロに見つかってしまった
『あの先輩好きなの??』
『でもとなりにいる先輩とお似合いだよね〜』
『……そんなことないんじゃない?』
『えっ!もしかしてヒロ 先輩のこと好きなの?』
『わるいかっ! あっ!そうだ!先輩の事好きなら手伝えよ!俺が付き合わせてやるからさ!』
『えええ!』
そう言うとヒロは私に喧嘩を売るふりをした
『金よこせ!早く!』
先輩は私を見つけ助けてくれた
『大丈夫?怪我はない?』
『ありがとうございます。 よかったら話しませんか?』
わたしは先輩にお礼を言いつつ手紙を渡した
『これずっと渡したかったんです よかったら私と…!』
『ごめん 俺付き合ってる人いるんだ ほんとごめん』
こうして私の初恋は終わった
「猫は気まぐれだ」とよく言われる
ボクはそれを聞くといつも思うのニャ
「人間だってそうじゃニャいか」と
猫だけが気まぐれなワケじゃないのに
そんなイメージが定着してる...
「おかしな話だニャア」
猫は今日も考える