人に評価されてナンボの世界
そうやってずっと生きてきた
そうやって頑張ってこれた。
この世界は…
劣等感、コンプレックスに
生きれば生きるほど、頑張れば頑張るほど
染められていく。
でもそれはきっとないものねだりなんだ
自分の才能が当たり前にありすぎて
気づかない…
だから求めてしまう…
才能は、コンプレックスの裏側にあるんだ
それを見つめ直してみないか?
「心配してくれてありがと」
そう言った彼女はいつも通りの笑顔をふりまいた。
よかった、本当に大丈夫そうだ。
そしてそんな笑顔が素敵だな、と思った。
でもその後、彼女は俯いたかと思えば
「…、……、、…」
密かに泣いていた。
教室の窓側の、端っこの席。
いつもここからは見えないはずのその席が、
この瞬間は眩しく見えた。
彼女は、強いのだ。
そしてそんな強さが心配だな、と思った。
さて
今 僕の中にある勇気は
彼女の強さを壊せるだろうか。
賭ける。
「大丈夫じゃないやん」
飯を食らう
日に三度飯を食らう
日々、日々、食らっている
必ず三度飯を食らう
食器は割れ、箸は折れた
それでも飯をよそり、飯を食らう
米はひび割れ、汁は枯れた
それでも飯をよそり、飯を食らう
日々、日々、来る日も、来る日も
必ず三度飯を食らう
生きるためには飯を食らう
飯を食らえば生きているのだ
生きていることを証明するために
日に三度、飯を食らって見せるのだ
種族紹介:魔人
横文字で言うとアールヴ。所謂エルフ。人間と比較すると細身で長身。耳が長く尖っている。
その最大の特徴は、異常に高いマナとの親和性とそれによる高い魔法適性・魔法耐性。
肉体それ自体はそこまで強靭では無いが、魔法で補えるためあまり関係無い。
マナとの親和性の高さのために、肉体は年月を経るごとに少しずつ大気中のマナと同化していき、最終的には精霊や妖精にも近い魔力生命体と化す。非魔法的肉体が残っているのは長くて500年程度。
20歳~100歳程度の若い段階でも、身体の一部をマナ化して非物質化する能力が使える。
家族が眠りについた後、
これからの事とか今みたいな時間がいつまで続くんだろうとか考えてたら
心臓がね、たまにチクチクして痛くて
でも苦しくはない
チクチクただチクチクして、それが少し鬱陶しい