現実が君の顔をしているうちに 助けてほしいと伝えたかった
ひかりが強すぎて、背を向けてしまった 影だけが長くなって 歩いた道は短いのに 気づいてしまった、見えてしまった ひかりの残り香で レプリカ、皆の冷笑 ひかりが弱くなって、借りた行灯を持つ 口だけが速くなって 本心なんてまだ後ろにあるのに 濁っていく、湿っていく こころから遠ざかっていく ある夜、狛犬とにらめっこをした 行灯はもう地上4メートル