存在感とか、上手い下手とかって
技術ややってること以上
どれだけ説得力持ってそれを魅せることができるか
なんじゃないかな
どんなに幼い歌だとしても
プロが歌えば
テクニックたっぷりで歌えば
それだけで十分かっこよくなる
どんなにシンプルな言葉だとしても
どう発音するか
どれだけの思いを込められるか
それだけで重い言葉にできる
そんな説得力を持てるだけの経験を
たくさんできる人生を生きたい
「もうこんな時間だと?」そう呟き焦って風呂から上がるも2人とも長風呂してタイムリミットに間に合わずにバスを逃すという失態を犯してしまった
「どうしよう…この次のバスまでかなり時間あるよ」と嫁が心配そうに言うのに反応して「今,何分だ?俺、この先の坂を下りた先の集落のバス停から駅に戻れること知ってるから、時間が合えばそっち使おう」と声をかけると「今,45分ね」と返ってきたので「風呂上がりに汗かきたくないけど,仕方ない。走るぞ。10分以内にバス来るけど,坂が長いんだ」と返すと「分かった」と返ってきた
野球のベーランの要領で坂道を駆け下り、見えてきた集落のバス停に着くと俺の予想通りに三崎口行きのバスが来た
「これで引き揚げれば大丈夫さ。この先は三崎口の駅で考えようか」と声をかけると「何か鳴ってるよ」と嫁が一言言うので自分のスマホを手に取る
画面を見て思わず「え?兄貴,やってくれたな」と呟くと「どうかしたの?」と嫁が訊くので「新幹線,のぞみに乗りやがった。今さっき熱海通過だから、新横浜まで20分弱で着く。俺が待たせる格好になるな」と返すと「新横浜から弘明寺って近いの?」と返ってきたので「あの兄貴のことだから、1番早い地下鉄の優等で上大岡に出て京急で一駅だろう。それだと20分もあれば上大岡に行ける。今から15分だと俺たち,まだ久里浜線内だべ?そこから20分で上大岡までは行けないよ」と言って頭を抱えると「大丈夫。ほら、駅が見えたし時刻表だと2分で特急出るから、それ乗ろ?」と嫁が言ってくれたおかげでパッと動けて無事特急に乗れた
それも、コンセント付きの新型車両だ
「ボックス空いてて良かったな」と言って嫁に語りかけるが嫁はスマホを見つめて「ブルーラインは…信号トラブル?」と呟いている
「となると、兄貴は横浜線乗らないとな…ギリギリかなぁ」と俺も呟くと「上大岡でエアポート急行に接続するってさ」と嫁が言うので「助かるよ。そっちは川崎で乗り換えたら一駅さ。お互いの幸運を祈る」と返す
間も無く、俺達を乗せた特急は堀之内に着き、通過駅のある区間に突入する
一方、時刻表通りなら兄貴は横浜線を待っている筈
果たして、待ち合わせ場所の弘明寺に着くのはどちらになるのか
顔を合わせなくても
声を発しなくても
伝えられる世の中に。
どこか一石を投じるかのような
そんな唄を僕らは、
四角い世界を通して聴いている。
この唄良いよねって
呟いている。
最後の登校日。
出席日数も単位もぎりぎりだったけど、
無事に卒業できた。
最後に君に会える日だから、
雀の涙もないちっぽけな勇気を振り絞って、
君に気持ちを伝えた。
結果は「ごめんなさい」
でもね、
その理由が僕のコンプレックスでもある
LGBTQだからという事なのかなって思ったけど、
「自分は大学在学中に留学するから。
寂しい思いはさせたくないから。」だった。
それだけで僕はいいよ。
君に大事にしてもらえたっていう証だから。
「これからも友達としてよろしく!」
努めて明るく笑った。
君に僕の思いを悟られたくなくて。
君は何も言わず、
優しく僕の頭を撫でてくれた。
僕は我が儘だからさ、
「本当はずっと一緒にいたかった」
って思うけど、
君が夢に向かって進む妨げになるから
そんなことは言わないよ。
だって本当に大好きだから。
僕は今日3年間の恋から卒業した(2023/03/01)