「お邪魔しまーす」
我が家の扉を開くと、友達たちがばたばたと家に上がっていく。
「おこた〜」
その内の1人は、真っ先に居間にあるこたつに飛び込んでいった。
「お前ホントこたつ好きだな〜」
俺がそう言いつつこたつに入ると、友達はえへへ〜と笑う。
「だって家にはこたつないんだもん」
ボクらの中じゃアンタの家にしかおこたないし、と彼女は続ける。
「それに皆で暖まれるなんてサイコーじゃん?」
そう言って、彼女は俺に寄りかかる。
「ははは、そうだな」
俺はそう呟く。
こんな日常がこれからも続けば、と思いつつ俺達はこたつで暫くの一時を過ごした。