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幺妖造物茶会 Act 10

歩き始めて暫く。
「あ、ここここ!」
人気のない住宅街で、金髪のコドモがぱたぱたと走る。
「この辺りだよ!」
路地の行き止まりで金髪のコドモは仲間達がいる方を振り返った。
「やっと着いたか」
黒髪のコドモことナツィはポツリと呟く。
「そんなに歩いてないでしょう」
ナツィの隣にいるコドモ、かすみはそう言う。
「…」
ナツィは不満げな顔をした。
「かすみってほんっと、ナツィと仲いいよね」
なんで?とキヲンは尋ねる。
「なんでって…」
説明するのが難しいなぁ…とかすみは困ったような顔をした。