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櫻夜造物茶会 Act 4

「そう言いつつ最終的には手伝うんでしょう?」
「手伝わない」
ピスケスの言葉に対し、ナツィは冷たく言う。
「何よ、手伝わないって」
「だから面倒臭いことはしたくねーんだよ」
ナツィはそう言って手元のティーカップに口を付ける。
「ふーん」
ピスケスはテーブルに両肘をつく。
「“学会”が収容しに来ても知らないわよ」
ピスケスはそう言って笑うと、ナツィはなっ、と気まずそうな顔をした。
「お前が“学会”に収容されずに済んでいるのは、定期的な協力があるからなのよねぇ」
ピスケスにそう言われて、ナツィは微妙な顔をした。
「テメェ…」
ナツィがそう呟くと、ピスケスはふふと笑う。

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秋空

幼い自分が
知ることの無かった痛みが
高い紅い秋の空に
舞って散る