「>{^;*;$・>{^;‘;’;_€‼︎」
突如現れた怪物の雄叫びに、暴れていたインバーダはぴたりと動きを止める。
「*]€€\£•[=_^^」
インバーダも威嚇するかのように唸った。
暫くの間怪物同士の唸り合いが続いた後、ゲーリュオーンは目の前のインバーダに飛びかかった。
「*{[€>{’;€_!」
インバーダは避けようとしたが間に合わず、ゲーリュオーンに押し倒される。
そしてゲーリュオーンはその拳で相手を殴り始めた。
「うおぉ」
あれが奴の怪物態か…とイフリートは目を丸くする。
「随分苛烈な戦い方をするんだね」
普段はすごく冷静なのに、とビーシーは呟く。
「まぁ、あの子は辛い過去を背負っているから…」
不意にデルピュネーが言い出したので、2人はパッとデルピュネーの方を見る。
「“過去”?」
ビーシーが聞き返すと、デルピュネーは真顔に戻る。
「私たちがこの街のインバーダ対策課の所属になった時、ちらっと聞かなかった?」
私たちが作られる前の話、とデルピュネーは続ける。
「…あぁ」
確か先代のモンストルム部隊は数年前の戦闘で壊滅したんだっけ、とイフリートが頭の後ろに両手を回す。