俺達はきづかなかった、それが紅の洞穴とは。
入ってからは話が盛り上がった男の人の名は優真らしい。俺達は洞窟に入り何かを感じていた。「ねぇねぇ勇兎？変な感じがするんだけどなんか何かに見られてない？」結、ソレは皆気づいてるって……。俺達は刀を、取ったジョブマスターのスキルで見た、そいつのジョブは戦弓士(ウォーリア)このジョブは斧と弓を使い分けるらしい。そして前には剣士の男が立っている、俺は言った。「俺と優真は後ろの戦弓士ウォーリアを叩く、結と工藤は前の剣士を叩け。」そう言うと工藤は言った。「工藤って言うなよ、俺は工藤光正(てるまさ)だよ。」そう言って俺達は戦いに行った。俺はジョブマスターのスキルで見た、剣士のコピーの仕方は﹁彼はさっさと工藤を倒して結で遊ぼうと思っているらしいです、さっさとウォーリアを倒して彼を倒して心を破壊したら剣士をゲットできる。﹂戦弓士ウォーリアは﹁あいつは自分は最強と思っています、なので片手で貴方を、ボコボコにしようとしています。返り討ちにしてしまいなさい。﹂そこで俺は思う、何故命令形なのだろうか。そして俺達は戦弓士ウォーリアへ走って行き切りつけた。だが彼は斧で受け止め投げ飛ばした、俺は飛ばされHPが半分以下にされてしまった、俺が気を失う瞬間に見た光景は。「結！避けろ!」工藤が飛ばされていた。俺は力を振り絞って能力を使った。
街灯の下から外れ暗闇に紛れた少女の眼光だけが、ナツィを鋭く捉える。
（……奴の戦法。『ネリネ』とはまるで反対だけど……ある意味似てるな。『刀』って得物のくせして一番重い間合いは『遠距離』。同一人物ってのも冗談じゃないのかも……姿を変える魔法とかか？）
「……っ！」
ナツィが接近しようとしたその瞬間、遠距離刺突がナツィの脇腹を深く抉った。
「づッ……！」
「おっ！ ようやくハマったなぁ！」
「くっ……そぉっ！」
ナツィは足を止めずそのまま接近し、隙のできた少女の鳩尾に、走る勢いを乗せた拳を叩き込んだ。
「あっ」
威力に吹き飛ばされ、少女は土の上を勢い良く転がった。
「ごぅぉぉぉ……っ、痛ってぇえええ……」
大袈裟に騒ぎながらも、少女は素早く立ち上がり、体勢を整える。その目に映ったのは、独特の姿勢で大鎌を構えるナツィの姿だった。
「たしか…………こうだったか？」
（なっ……こいつ！）
少女が対応するより早く、ナツィが鎌を振るう。その切先は数ｍ先、本来届くはずの無い少女の頬を掠めた。
「ッ、『死地』の域かよ……！」
更に距離を詰めたナツィは大鎌を振るい、少女に袈裟斬りを命中させた。
（痛った……それよりも、さぁ……！）
肉体の損傷により握力を失った少女の手から、刀が抜け落ちる。
（ナハツェーラーさん…………私の【神槍】を見様見真似でパクりやがった！）
「これで、得物はもう使えないな」
「っ……へへ、仰る通りで…………」
ナツィの言葉に、少女は冷や汗を流しながらも努めて不敵な笑みを保ちながら答えた。
（……いや、これはマジにマズい。今の攻撃で体術の手が死んだ。…………っつーか何だよアイツ、おかしいだろ。ネリネと私で２回くらい殺せそうなダメージは入れてるはずだろ？ せっかく『ネリネ』から継いだってのにさァ……私が決めなきゃ、格好悪いじゃんねぇ……？）
「いつかは忘れ去られることを知りながら
スポットライトの下を目指せる人間は無敵だ」