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あの時も金曜日だった。

東日本大震災から今日で5年。
当時中学1年生だった僕は、今年高校を卒業します。ほんとに時の流れは速いです。
僕自身は、地震の時も今も東京に住んでいるのですが、震災の時、父親が宮城県に単身赴任中でした。父親は仕事の関係上海沿いの街に行くことが多々ありました。僕が学校の校庭に避難していた時、先生が「震源が東北の方だ。大津波警報が出ている」と。その時、真っ先に父親のことが頭に浮かびました。
家に帰ってテレビをつけると目を疑いたくなるような津波の映像…父親とは全く連絡がつかず、最悪の事態も考えました。
そこに1通のメールが。それは父親からでした。
「大丈夫。生きてる。心配するな。」
その短い言葉に僕は涙が止まりませんでした。
今は家族そろって東京にいます。改めて家族の大切さを痛感させる出来事だったと改めて思います。
僕たちはあの時記憶を忘れない、そして伝える義務があるのだと節目の5年、強く、強く感じました。

  • 東日本大震災
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