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陰ながら応援

僕は小中と野球をやっていました。
その野球人生の中で出会い、小学生の時に一緒にプレーした仲間がいます。
彼は小4の時に転向してきて、当時ズバ抜けて野球がうまかったので、当時レギュラーだった僕は彼にポジションを奪われてしまいました。
その後は自分も負けないように必死に頑張り、小6の時にはお互いレギュラーとして一緒にプレーしていましたが、彼は諸事情で突然転向してしまいました。中学生の時は直接対戦することもなかったし、どこで何をやっているかわかりませんでした。
そして、高校進学を機に僕は野球をやめました。
しかし、彼は高校でも野球を続けていて、ある高校のメンバー表に彼の名前がありました。それを見たときは、彼がまだ頑張っていることを知れてとても嬉しかったし、陰ながら応援していこうと思いました。高3の夏の大会、彼にとっては最後の夏。彼の高校は私立高校で、競争も激しく、県外の選手が多い中、彼だけが県内出身で、しかも周りはみんな2年生という中、唯一の3年生としてレギュラーを勝ち取っていました。
初戦は順当に勝ち上がりましたが、彼はスタメンじゃなくて途中出場でした。ケガでもしたのかと心配しましたが、次の試合ではスタメンで起用されていました。しかし、その試合で彼の高校は負けてしまいました。
そしたら、次の日の新聞で彼の特集記事が大きく掲載されていました。その内容はとても感動的で、読んだ時思わず泣きそうになりました。
彼はよく頑張ったと思います。小6以来ずっと会っていませんが、今彼に会えるなら、「お疲れ様」と声をかけてあげたいと思います。
こうして陰ながらではあるけど、1人の選手を応援することで彼と繋がっていられたような気がするし、ますます野球が好きになりました。
プレーしていない人も一緒になって夢を追いかけられるのが高校野球の魅力だと思います!

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