When I was a child,
I prayed for sunny by making paper dolls
which were white and round.
【日本語訳】
幼き僕
晴れをいのって
つくってた
白くてまるい
てるてる坊主
"朝顔が朝にしか咲かない理由、知ってる?"
"それはね、夏はお昼になるにつれて気温が高くなる、つまり、気温が上がるにつれて、朝顔の花びらに含まれる水蒸気が蒸発しちゃうからなんだって!だからお昼までにはしぼんじゃうんだよ!知らなかったでしょ!"
って得意げに、うれしそうに話す君。
"うん、初めて知った"
朝にしか咲かない理由なんてほんとは知ってたけど、僕はそれを知らないふりしてそう返した。
知ってたよ、って返そうか迷ったけど
その瞬間にしか見れない花を、
朝顔みたいな君の笑顔を
見てみたかったんだ、隣で。
雨降る日の朝顔の前で
君を、ひとりじめ。
"問題!「蕣」はなんて読むでしょうか!"
"あさがお!!!"
君は笑って得意げにそう答えた。
"なんだ、知ってたのか〜笑 何で知ってたの?"
"だってあなたみたいだもん"
君は僕の問いにそう答えた。
"どういう意味?"
"ひーみーつっ!笑 でもそのうちきっとわかるよ"
"ほんとかなあ?"
"そのときは答え合わせでもしようよ"
その日の会話が忘れなれなくて、僕はその答えをずっと考え続けた。
"ねえ、あの答えは何?"
"あさがお、君も私も好きな花。あさがお、って「朝顔」とも書くじゃない?それは「私」で「蕣」は「あなた」なの。それが答えだよ。"
君はそう答えた。
ーーー 僕はその答えの意味に合った存在になれてるのかな。
そんなこと言えないな、と思った僕はそれを隠して、あさがおが咲く道を君と一緒に歩いた。
君の白い肌
髪をかきあげて見えた後れ毛とうなじ
あぁ、夏が来る