「その前に教えてほしいことがあるの。」
瑛瑠はチャールズと向かい合って座る。今日置かれたのはホットミルクだ。これからの話で冷えないようにだろうか,と他人事のように思う。
チャールズは穏やかな顔だ。
前にもにたようなことがあったことに想いを馳せる。あれは、チャールズのことは知らないという言葉を放ったときだっただろうか。あのときも、再び顔を会わせたときは平然としていたっけ。
「お嬢さま?」
覗き込む碧い瞳は今日も綺麗だ。
「私の夢には登場人物がたくさんいるのだけれど、チャールズの知る人かどうか聞きたいの。」
「……なぜ?」
「チャールズ、あなたが出てきたから。」
チャールズは、少しの間のあと、小さく頷いた。
音はなかったが、了承を得たということでいいのだろう。
「まず、エルーナというヴァンパイアを知っている?」
チャールズは驚いている。やはりあれは、ただの夢ではない。
「……知っています。」
少しの間のあとの答え。瑛瑠は進める。
「では、次。ジュ」
「え、待ってください。それだけですか?」
きっと、そのエルーナについて言及されると思っての間だったのだろうと思うが、生憎知っているかどうかを確かめたかっただけの瑛瑠は、エルーナについては聞かない,と応えた。
だからもちろん、そのあとの人のことは多少聞きたいということでもあるのだが。
「次、ジュリアさん。」
「知っています。」
「同級生?」
「……彼女については聞くんですね。」
「エルーナについては聞かないと言っただけ。」
軽くねめつけられたが、微かに笑って続ける。
「同級生です。」
「もしかして、彼女が優秀なヴァンピール?」
「そうです。」
聞いたことにしか答えてくれないなと思うも、仕方がないのかもしれない。
そう切り替え、次の質問に移る。
「レイさん。」
「知っています。」
黙って見つめていると、苦笑して同級生ですよと答えてくれた。
「東雲さん。」
「……東雲?」
顔を少し曇らせた。
「どんな夢を見たんですか?」
「今質問しているのは私。答えて。」
チャールズの必殺技なんて使わせない。必殺技というには繰り出しすぎているのは置いておいて。
「知っていますが……。」
歯切れが悪いのはこの際目をつむる。あれは夢ではなく、過去実際にあった出来事だろうと、ほぼ確信めいたものを瑛瑠は得た。
本当はここで止めるはずだったのだが、思い出した名が2つあった。
「スティールさんとエレンさんも同級生?」
するとチャールズは、今までも何回か見せてきた、儚い哀しげな微笑みを見せた。
「そうです。……そのふたりも出てきたんですか?」
「いえ、名前だけ……。」
瑛瑠が、その問いに首を横に振ると、そうですかと呟く。その顔はまるで懐かしんでいるような寂しいような、どこか迷子のようでもあった。
「夢の内容を伝えます。」
早く教えないと。
義務に近いものを感じ、思わず悲痛な声を出していたことに、瑛瑠は気付いていなかった。
どこまで話していいものかねえ...(←誰)基本剣呑としてるからそろそろ息が切れてきた(←過剰表現)面白いなあ。
友達につれられて鹿児島中央駅のスタバにいるとなんだかこっちまでいいご身分になったようで。
今日大阪に帰ります。去らば九州、今度来るときはちゃんとおたくさを買っていくよ(←実はすごい引きずってる)
めめんとさん》
ここら辺で水分補給しましょう(…できるかしらん)。
もう数日したら、チャールズが女性に罵倒されたという過去シーンが一瞬出てきます(これって言わない方がいいのかな)。
盛りすぎたかも。でも、ちゃんとこの空気浮上しますから。笑
もうちょい頑張って下さい(何を)。
九州という地に足を踏み入れたことがない…(飛び越えて沖縄)。
みーちゃん》
わあ、そうだった。チャールズ推しだった(笑)
そうねえ、この人の過去は気になるよねえ、私めちゃくちゃかきたいもん笑
素敵な人であることを祈ろう…。
ご当地ラーメン!なるほど。食べてみたいわ。
瑛瑠はひとり、ホットミルクの入ったカップを両手で包み、ぼーっとしていた。
話しているとき、チャールズは顔色ひとつ変えずに耳を傾けていた。今はといえば、ちょっと待っていてくださいと言って部屋を出たきり戻ってこない。チャールズのちょっとの幅は一体どれだけなのだと思わないでもなかったが、話し込みすぎて疲れてしまったので、瑛瑠はぼーっとしていたとなるのだけれど。
瑛瑠の話の間、チャールズは真剣ではあったものの、いつも通りの――最近は表情豊かであると感じることもあるが――何を考えているのか上手く察することの出来ない顔をしていた。ああ、いつものチャールズだ,そう感じるも、自分の踏み込んで良い領域ではないのだとも理解してしまい、少し寂しくも思ったり。 ふと時計を見ると、11時を回っている。時間を意識しない夜は流れがはやいものだと思う。
「すみません、お待たせしました。」
「……何をしていたの?」
じっと見つめるも、ちょっと,と答え曖昧に微笑むチャールズ。
瑛瑠はひとつ息をついた。
「この夢を踏まえて、質問があるの。答えてくれる?」
「答えられる範囲でなら。」
そう言うと思ったけども。そこははいでいいだろう。
瑛瑠はちょっと笑った。いつも通りだ。
「あまり困らせない質問をするよう善処します。」
共犯者のような微笑みを二人は交わし、瑛瑠が口を開いた。
「ジュリアさんたちのことが聞きたい。彼らは……?」
どうなったのか。生きているのか。
聞きたいのに、途中で切ってしまった。自分の言葉にくらい責任を持たなければならないと思うも、小さな勇気は最悪を想定して掻き消えてしまった。
瑛瑠は陰を落とした。そんな瑛瑠をチャールズは呼ぶ。
「お嬢さま、こっちを向いてください。」
声は柔らかい。
正面に座るチャールズは微笑んでいる。
「私の同級生は、みんな生きて帰ってきましたよ。」
その言葉に安堵する。ただ、引っ掛かりはまだ聞けない。
果たして正夢だったのか、脚色があったのか、それとも考え違い…なわけはないよね。
この二人、夜更けに温かいもの呑みながら語らうのが似合いすぎてて困る(笑)
あ、この場を借りてモリくんとみーちゃんに告知です!よかったら今月の三題噺のお題をくださいな(´ω`)ヨロシク
シェアさん》
そう言ってもらえると嬉しいです(笑)
こうして夜に語り合う特別感は、チャールズと瑛瑠ちゃんだけのものであってほしいなあなんてささやかに思ってかいております。
真偽はどうぞ、乞うご期待で。笑
えええ、私には告知してくれないんですかあシェアさあん、泣きます()
楽しみにしてますね笑 またかきますんでっ…!
みーちゃん》
うわあ、褒め言葉…嬉しすぎる。
調子のって増やしちゃうじゃない、そのシーン。笑
やっぱりチャールズは雰囲気出すよなあ…。
シャアさん≫モリくんって呼ばれたの初めてだよ何気に。ちなみに僕は森じゃないです(どうでもいい)
待ち構えてたとこにスパーンと入ってくるね。そろそろブレーキングボール混ぜてくるかな(野球好き)
「話がしたいよ」かっこよすぎる(弱者の逆襲熱狂的支持者)
「じゃあ、あとはもう普通の質問に移れる。」
眉を下げて微笑う瑛瑠に、チャールズも微笑んだ。
普通かどうかと問われれば普通ではないのだが、瑛瑠が心を痛ませることがないという面で普通だ。
「まず、10年前に何があったの?」
答えはない。どこまで答えても良いかの思考時間だろうか、はたまたこの事に関して話す気がないか。
「質問を変えるね。ジュリアさんは、チャールズよりも年下よね?」
「……はい。」
チャールズは不思議そうな顔をするもyesと答えた。言質はとった。
「私の予想なのだけれど。」
そう前置いてチャールズの目をしっかり見つめる。
「10年前に、何らかのプロジェクトがあった。それは、狐が絡む何か。そのプロジェクトのメンバーが、チャールズを含む人間界送りの同級生たち。条件は成人になる者、とかかな。ジュリアさんはそこまで達していないけれど、能力があるからヘッドハンティングされた。私の夢から、みんな王族関係者か地位のある方々だと思うの。」
瑛瑠はチャールズから目を解放する。
「さっきは伏せていたのだけど、私はチャールズをお兄ちゃんと呼んでいた。」
チャールズの様子は変わらない。
「そうだとすると、そのプロジェクト自体に疑問がある。継承者の身でそのような、私の夢を正しいとするのなら、あんな危険なことをするメリットがわからない。それに、高い身分で付き人というのもおかしい。
でも、私が今ここにいるのはそのプロジェクトの延長とかだと思うの。だから、監視目的であなたを置いているのかなって。」
そこまで言って、瑛瑠はぽつりと呟く。
「ここまでが私の予想。
夢とはいえ、これが過去のことだと確信はできる。
……でも、全く覚えてないの。
大まかに書き出しはしたけれど、細かいところまでは覚えていないし、そもそも夢だからそのうち忘れてしまうでしょう?
今の私は何?誰なの?これは、私の記憶なの?」
うわあ決まっちゃったよ最後の最後で超弩級スマッシュΣ(゚Д゚)思いの外がっついていくね、パプちゃん
なんだかんだ言ってチャールズにさらっとかわされそうな気がしなくもなくもなくもない(やっぱり意味不明)
三題噺、次は来るよ。来る来る。来るよね!!!(圧力)
めめんとさん》
ぱぷちゃんも必死なんだ…そりゃそうよ、見知らぬ地によくわからん成人男性とひとつやねの下なんだから(言い方)。
まあ、チャールズさんのことですから、切り返しはうまいと思いますけども。サミット絡んでいるのでね(復習)、簡単には明かせないよなあきっと。
シェアさんに謝られたー!笑
でもね、よくわからない3つの言葉をどう物語に入れようかなって。それも、いかに世界観をくずさずに。そう考えると、与えられた方が私は楽しくできるような気もするんだよね(笑)
わーっ、ついに聞いちゃいましたねパプリちゃん!チャールズさん早く相槌をうってー!!(∩ω∩)
このパプリちゃんの記憶と、英人や望たちがどう関わっているのか どきどきです……!^ ^
カチョフさん》
いつもありがとうございます…!
聞いちゃいました。チャールズさんどうするんでしょう。これ以上瑛瑠ちゃんを不安にさせないで…!
まだまだ続きますので、これからも楽しんでもらえると嬉しいです(uωu*)
みーちゃん》
なんか、みなさんめっちゃぱぷちゃんの言葉に反応してくれてる…ありがたい。
でもなんか、ね、ほら、チャールズだから。うん。笑
わー、きゅーってなってくれるの嬉しいよ。でもまだもうちょいかかるかなあ…笑
「……結局困らせてるかな。」
最後、小さく問いかけると、チャールズは困ったように微笑った。
「細かい説明のないこちら側に問題はあるのですが……そうですね。」
ちょっとだけ、困ってますと言う。
「私はどうやら、女性にこういう顔をさせるのが得意らしい。」
すり、と頬に触れてくるチャールズの手。その手は少しひんやりとしていて。
そして、彼の砕けた言い方が気になった。
「“こういう顔”……?」
指事語の指す内容がわからず、問いかけてしまう。
「男として、女性に絶対にさせてはいけない顔。」
儚げに哀しげに、それに加えて名状しがたい色を目に含んで言う。
手を引っ込めたチャールズは、
「ある女性に言われたんですよね、女にそんな顔させるなんて最低、と。」
今度は皮肉げに言う。名状しがたい色とは、皮肉だったのかと妙に納得する反面、確かにお姫様抱っこやハグしかり、罪深い行動をさらりとやってはのけるが、フェミニストチャールズを最低と言う女性がいたとは。例の彼女か、その彼女関連か、聞きたいのに聞けない瑛瑠がいる。
「だから、確かに質問内容にも多少は困っていますが、それ以上にお嬢さまにそんな顔されることに困っていたんです。」
まあ、私に否があるのですがと応えるチャールズは、立派な軌道修正士だ。結局聞けなかったことにささやかな残念はあったものの、もう少しお互い探る真似を止めるようになってからでも良いかと胸に落としておく。
「やはり、現状についてはまだお話しできません。動きが出たらお話しします。」
「……昔のことも?」
「はい。」
...うん?「ひがある」ってそっちだっけ(あら探し少年モリ君です)
別の話を挟んで断りやすくする。巧いなこの人。ちょっと悔しい(-_-)
自分で出したお題の方がムズいってどんなだよ。三題噺ムズいよ。ピーターさんも頑張ってね。待ってる
めめんとさん》
…非がある。笑
もーやだー!恥ずかしすぎる(笑)
チャールズさん、交渉とかきっと上手いと思いますよ。ほら、ウィザードですし?笑
思い出して、初期設定を。頭の回転がね、はやいの。笑
めめんとさんはスカートでしたっけ?真っ先に連想したのが、瑛瑠ちゃんがスカートを揺らすシーンだったんですけど、他の人と被るような表現はしたくないし、そもそもぱっと思い付くような表現も避けたいんです。だから、すごく考えましたよー笑
チャールズさん主体になりますので、お楽しみに(*^^*)
少しでも期待した自分が馬鹿だったように思う。明日、英人と何を話そうか。
「ただ、」
瑛瑠が思考を移す前に口を挟むチャールズ。
「先程のお嬢さまの予想とやらを否定するつもりはありません。」
肯定もしませんが,と間に髪の入る隙間も作らずいれてくる。
しかし、少なからず他人に話しても良いだけの内容ではあったということで。
少し道が開けた気がして、浮上する思いがする。
その気持ちに背中を押され、先はスルーした、でもずっと気になっていたことが音になる。
「チャールズは、私のお兄ちゃんなの?」
どんな答えでも瑛瑠は戸惑ったと思うけれど。
チャールズは
「違いますよ。」
そう言って微笑んだ。
また謎が深まっただけだ。滅多なことでこの言葉は使いたくないが、絶対、正真正銘、あればチャールズである。
その微笑みに触発され、無性に腹が立った瑛瑠は、おへそでお茶が今まさに沸いている状態で質問攻めだ。
「じゃあどうして私はお兄ちゃんと呼んでいたの!?」
「どうしてあなたは私をパプリと呼んでいたの!?」
「お母さまだってお兄ちゃんと読んでいたわ!!」
「あのチャールズは誰!?」
「あなたは誰なの!!」
「私は誰!!」
はいはい落ち着いてくださいと宥めるチャールズは、ぐずる子供をあやすママだ。ホットミルクを加えてくれる。そしてスプーンで蜂蜜を掬ってかき混ぜるまでの流れる所作で、瑛瑠はいとも簡単にあやされてしまった。
「そもそも、私とお嬢さまでは似ても似つかないでしょうに。」
空気が浮上したため、瑛瑠も軽口を叩く。
「そうね、どうせ私はチャールズの顔の足元にも及びませんわ。」
ありがとうとは伝え、口許に運ぶ。拗ねた口調にチャールズは苦笑いだ。そもそも髪色も眼も違いすぎますよと言われる。
そう言われて思い出す両親の顔。基本瑛瑠は父似である。そういえば、母は白髪で碧眼であった。髪と眼の色が違うと、やはり抱く印象は変わるもので。
そうしていきついた先は、母とチャールズが似ているということ。
母を疑うわけではないが――
「チャールズ。あなた、隠し子?」
チャールズが激しくむせている。涼しい顔をしてカップに口をつけていたチャールズが。
「あの、チャールズ?」
「なぜ、」
恨みがましくチャールズに、
「なぜそこへ帰着するんです。」
と睨み付けられる。
「旦那さまも奥さまも、幼少期からの許嫁として、仲睦まじく過ごしてこられた仲です。その一人娘がそんなことを言うものではありません。」
怒られた。初めてかもしれない。確かに真っ当であるのだが。
「お二方は、大変な恩人なんです。お嬢さまであれ、先の言葉は私が許しません。」
チャールズは両親に恩があると言った。
それが何かわかれば、チャールズとの関係性が紐解けるのでは。そう思う。
そういえば英人は、姉はいないと言っていた。エルーナと英人は同一人物だと思ったがそれはどうだろう。エルーナには姉と呼べる存在がいたように思うのだけれど。
何らかの同じ現象が起こっていそうな気がしてならない瑛瑠は、いつの間にか思い詰めた表情をしていたらしかった。
レスありがとうございます_(._.)_
そう言って頂けるととても嬉しいです♪だいぶ季節外れですけど。。。
ちなみに、これは代数の授業中に思いつきました笑
小説ですか?
頑張ってください!
なんかすみませんでした笑
まあ、それぞれの感受性があるわけですから、
あとちなみに、私が「苦笑いなんて誰も頼んでないからやめてほしい。」と思っているのは、クラスの子に対しての思いなんで~、その子がいつか苦笑いをしなくなってくれればいいんです。
苦笑いって、心から笑ってる感じがしなくて私的に好きじゃないっていうか…そんな感じです。
あ、レスありがとうございました!
鷹尾ちゃん》
私のこの話も現在春なのでなんとも言えませんね笑
いいんですよ、季節外れで(笑)
代数…義務教育…。授業中に思い付くの、わかります。私は授業中にかいていたこともあります(真似しないでね)。
ユニ豆ちゃん》
いやいや、他意はまったくもってなかったんです、むしろごめんなさい(笑)
多分クラスの子に対してだろうなあとも思っておりました。笑
現実の苦笑いと小説における苦笑いは違いますからねえ。
小説なんて烏滸がましいですが、楽しんでつらつらとやっております。笑
みーちゃん》
何をおっしゃるうさぎさん。笑
前にも言ったけどもね?私は!みーちゃんの詩が!好き!
あなたの詩に触発されて柄にもないことをしてしまったわ…でも、楽しいね、あの形態のレス返し。笑
「さて、可愛いお顔が台無しのお嬢さま。」
はっと顔を上げるも、言葉の意味を飲み込んでむっとする瑛瑠。
「どうせ私はあなたほど女性を絆すような顔はできませんよ。」
「こら。」
そう言いつつも、チャールズは輝き割り増しの微笑みで続ける。
「その事に関しては心配無用です。お嬢さまは自覚がない分さらにたちが悪いので。
――それよか、明日のデートは何を着ていくんです?」
すごく失礼なことを言われた気がするが、流しておこう。
デートではないけれど。
立派なデートです。
不毛なやり取りを交わして瑛瑠は尋ねる。
「誰かと出掛けるときは、どんな服を着たらいいの?」
さて、万能人チャールズの出番である。
「お任せください。」
恭しくお辞儀をしたかと思えば、リビングから出ていってしまった。
瑛瑠は考える。
コーディネートしてくれるのだろう。クローゼットを開けるのは必須。とすると、部屋に入るのも必須。
何もないけれど。何も、ないけれど。
「ちょっとチャールズ!?待って!」
看病時は特例だ。慌てて瑛瑠も立ち上がるが、チャールズは既に姿を消している。
顔を赤くした瑛瑠が部屋に入り、仕事の早いコーディネーターの並べる服を見て驚くという一連の流れまで、あと5秒。
質問です!
いつもどういうふうにお話を考えてるんですか?
別のノートに書いたり…?
私も趣味でなんとなく書いてますが、下手っぴで難しいです…
あともう一つ!!
このお話の初めからのあらすじを教えてください
最近、読み始めたので…まだ掴めてなくて…
お願いします!!
りんごのおひたしちゃん》
何かニックネームで呼びたいわね…。
お話はノートに書き込んでいます。私の場合はおおまかに流れを決めて、結末を先に作ってから書き上げてます。
あらすじ…私より、他に読んでくださっている方の方が上手くまとめそう(笑)
今までの話はまとめにしてあるので、そこから入っていただけると早いかなと思います。
魔女のパプリエールが、祝瑛瑠として人間界へ送られる話です。イニシエーションとして送られるのですが、裏がある。それが何か、探していくというのが、これまでの大まかな流れです。
繰り返すようですが、まとめから入っていただけると嬉しいです(*^^*)
やってんなあチャールズ。流石と言うかなんと言うか。思ったんだが、チャールズも「それよか」って言うんだね...。意外。
俺が短編書くときは結構行き当たりばったりなんだよなあ。結末らへんのイメージはあるんだけど登場人物がそっちに向かってくれない(苦笑)いっつも予想だにしないとこに着地すんだよなあ...。誰かどうにかしてくれ(ノ゚ー゚)ノ
りんちゃん≫読んでみたいよ、お話。いつもいい詩を書いてるし表現力に関しては申し分ないんじゃないですか。待ってる(←誰だよ)
めめんとさん》
わ、それよかって方言だったんですね。なんともなしに使ってしまった。反省。
私が使うからという理由でしかなかったのも含め、ちゃんと調べなかったのも反省だ…思いのまま書きすぎました。いつもちゃんと調べるのに…涙
比較的このお話の人たち(人じゃないとか言わない)も、思い通りに動いてくれません。望くんが告白するとは思わなかった(未だに言ってる)。
なるほど、りんちゃん。それかわいい。私のネーミングセンスは破壊的だから全然思い浮かばなかった。
りんちゃんって初めて笑
もしかして私ですか笑
私が書いてるのは、まあ結構めちゃめちゃですよ
次のアイデア浮かんだら、今のすぐ終わらせるし
才能は、ないです笑
りんごちゃんって呼ばれるのは結構好きです。
っていうか読んでくれてありがとうございます
嬉しいです(*´ェ`*)ポッ
ポエム掲示板って生徒間の交流がすごいですね
好きです!!この空気!
りんちゃん》
私は逆に終わらせることがなかなかできず、伏線張り巡らせたが最後、終結しない事件多発しますから…笑
レス返しも激しいものね笑 みなさん結構反応して感想話してくださるのでとても嬉しいです(笑)
「お似合いです、お嬢さま。」
太陽が昇り、姿見の前に立たされた瑛瑠。前日にコーディネートされた服を身につけている。
チャールズの選ぶ服だからか、多少の気恥ずかしさが拭えない。やはり薄い布だけのような服には、未だに多少の不安が残るが、今日のコーディネートはひと味違う。
さて、チャールズの選んだ服であるが。
トップスは黄色のシースルー。この上にはピンクのニットコートが合わせられている。そして、最大のポイントはボトムスであった。
「お嬢さまは初めてではないでしょうか。」
本人よりも断然楽しそうなチャールズが選んだのはワンウォッシュデニム。
確かに、こちらへ着てからも、ワンピースやスカートといったものしか着ていなかったが。
「お嬢さまはスタイルが良いので似合うと思ったんです。」
こういうところだと思う。
さらっと褒めたチャールズは続ける。
「そうと決まれば、トップスは黄色でしょう、春ですからね。そして、まだ少し肌寒いので、脱ぎ着できるように羽織るものを合わせたんです。こちらはピンク。いわゆる、大人可愛いってやつですね。下をデニムにしたので、上は可愛くしてみたんですよ。」
この人は何者だろう。
つっつよい( ゚Д゚)(゚д゚)アワワ
どこぞのフアツシヨンコーデネータアですかあなたは
いつまでたっても正体が掴めん男だねこいつは。あれなんか既視感が(昔の恥ずかしい短編を思い出すめめんと)
LOST MEMORIESをすっかり溜り場にしてしまっております。あいすみませんm(_ _)mシャアさんもみー♪ちゃんもりんちゃんもみんな友達(人差し指がのびる)
みーちゃん》
そうですよ、未だに明かされない兄妹説(笑)
あとあと、ちょっと宣伝させてください。
番外編Ⅱの続きをアナザーストーリーとして裏に載っけたので、ぜひぜひそちらもご覧下さい。
そしてそして、このパプちゃんのファッションのイメージも載っけておくのでそちらもぜひ!
めめんとさん》
ほんと、こいつ何者だろうかと私も頭を悩ませる(おい)。
むしろ何が出来ないんでしょうね。なんか人間的に(人間じゃないとか言わない)どこか大事なところが欠落しているのよきっと(作者の戯れ言なので本編との関係は一切ございませんご容赦ください)。
いいんですよ、楽しいから(笑)
読んでくれてるということが肌で感じられて(言葉のあや)嬉しいわ。
いーてぃー…
「本当は、スカートとかワンピースの方がお相手は喜ばれるかと思ったのですが、お嬢さま自体そういった柔らかい雰囲気を持つので、ここは逆手にとってギャップを狙ってみました。」
ギャップとは。
「それでもやはりデニムでは色気がでないので、小物を使いこなそうと思います。」
そう宣言したチャールズはあっという間に瑛瑠を着せ替え人形にする。
「男性は揺れるものがお好きなので。あと、これもお忘れなく。」
イヤリングと合わせて、英人に借りているリングネックレスを付けられる。首元が制服より開いているせいで、しっかりリングが見える。
そして、髪をふたつに分けて編み込まれ、下で結ばれる。
最終的にキャスケットを被せられ、はいと渡されたバッグ。
「完成です。」
瑛瑠はもはや感嘆の声しかあげられなかった。
みーちゃん》
服選ぶのめんどくさいときも、チャールズがいれば頭から足までフルコーディネートだね(笑)
女子より女子力高い系男子は知ってる…。
みなさんノリが良いことで笑
いってらっしゃいと背中を押された瑛瑠は、出る前、チャールズにクッキーを押し付けられた。使うべきときが来ますから,そうウインクと共に送り出されたのは疑問であった。
いわゆる3時のおやつという時間帯に外に出る。
入ったことのない近くの喫茶店を指定したのは英人だった。何でも、近いうちに話したいとは思っていてくれていたそうで、付き人にそう伝えた際、良いお店を知っているといって教えてくれた場所らしかった。
チャールズに場所を言うとすんなり頷いてくれたので、付き人のなかでは知られているのかもしれないと思う。
名前は『Dandelion』
目立つ外観ではないが、英人の説明と、タンポポがこれだけ咲いていれば気付くというものだ。
待ち合わせ時間の20分早く着いてしまったので、まだ英人はいないようだった。
先に入って待とうと思い、扉を開く。明るいベルの音とBGMのジャズ、そして、いらっしゃいませという日だまりのような笑顔のお姉さんが迎え入れてくれた。
何を思ったか失敬ながら旧作二つを読ませていただきました。個人的に「UFO」はお気に入りです
シャアさんも言ってたけどほんとに切り方巧いよな...。不思議と芥川さんを彷彿とさせるね
めめんとさん》
ふええ…嬉し恥ずかしです…なんてこと。
私もUFOのやつは個人的に大好きです(笑)
調度いい長さですしねー…(遠い目)。
わー嬉しい…そんな文豪の名前を挙げてもらえるのも嬉しい。けども、畏れ多すぎてひれ伏してしまいます(苦笑)
情景描写が凄いぃ…
頭の中に浮かぶ…
もう、師匠と呼ばせてください!
小説ってめちゃむずい…
りんちゃん》
そう言ってもらえて嬉しい(笑)
むしろ今回は情景描写しかなかったね笑 台詞が一個もないのはいつ以来でしょうか。
師匠だなんて…!何を教えられるわけでもないけれど、可愛い妹が増えた気分です笑
私からしたら、詩をかくほうがずっと難しい。詩ってなんだよってね(笑)
みーちゃん》
ふっふっふ、あなた良い性格してるわね…好きよ。
だからホットミルクなのよ…(涙)
ザボンラーメンとは。