忘れないもの
消えないもの
星が光る夜空
双子座流星群
今年はよく見えるんだって
目を輝かせた君
あの日の星空は忘れない
君の眼に映った星空は
どの星よりも綺麗でした
冬の大三角を探す。
名前覚えてないけどね。
繋いでみる、
まるで、僕と君と彼みたい。
君は彼しか見てなくて、
僕は君しか見ていない。
見たらわかる、僕に勝ち目がないことは。
ただの片想いってことは
乾いた笑いで
涙を浮かべる
とある日の夜
夜空を見上げ
ふと思う。
君の誕生日は12月。
それならきっと
射手座か山羊座かな。
君の星座は
どこだろう。
ゆっくり探してみるけれど
射手座と山羊座は
夏の星座なんだ。
君の星座が
見えない夜空。
なのに
私の星座は
この夜空にある。
どうして。
君と私は
いつでもすれ違い。
「あれが、オリオン座。ほら、真ん中にみっつ、星がならんでいるでしょう?」
そういってオリオン座をさした
あなたの細くてしろい指先を
今でもはっきりと覚えている。
オリオン座は砂時計の形に似ているみたいだねって
そういったら
あなたがそうねって
ほほえんだことも。
旅にでた先で
あなたが教えてくれた
あの星をみつけるたびに
なつかしいようなせつないような気持ちになる。
あれは
あなたに会った最後の夜だった。
あの星は
あなたがくれた最後の贈りものだった。
今あなたのところから
オリオン座はみえていますか?
あなたの冷たい唇
なぞったあの瞬間
今も横切ってゆくのあたしの目の前
死んだあなた
矢を射った
張りつめた弓
茨の矢はあなたをを貫いて
血を流したハートのエース
オリオン
あなたを夜空に浮かべて
ずっと見ていた
あなたに会いたい
今すぐに
でもあなた
あたしのことを許してくれないかしら
それとももう忘れてしまったかしら
オリオン
あなたが好きよ
✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽✰⋆。:゚・
⛥オリオン座⛦
皆様お馴染みのオリオン座です。狩猟の女神アルテミスとその恋人オリオン。しかしその仲を良く思わなかったアポロン(アルテミスの兄)の仕組みによって、アルテミスは自らの手でオリオンを矢で射って殺してしまうことになる。そして甦らせることも許されず、せめてオリオンを空にというアルテミスの願いによってできたオリオン座。
若干悲しいお話でした。(ギリシャ神話より)
A「夏の大三角は、ベガ、アルタイル、あと何だっけ?フォーマルハウト?」
B「馬鹿、それは南の魚座だ。デネブだよ。むしろよくフォーマルハウト知ってたな」
A「そうだったね。じゃあ、冬は?」
B「シリウス、プロキオン、ベテルギウス」
A「じゃあ春」
B「アルクトゥルス、スピカ、デネボラ」
A「じゃあ秋は?」
B「ペガスス座の星4つが秋の大四辺形ってことになってる」
A「じゃあ、冬のダイヤモンド、全部どうぞ!」
B「リゲル、シリウス、プロキオン、カペラ、ポルックス、アルデバラン」
A「おー。さすがだ。けど僕は、他のどの三角形よりも、冬のダイヤモンドが一番好きだな」
B「ほう。その心は?」
A「だって、ただでさえ綺麗な冬の星を、6つ並べてダイヤモンドに喩えてるんだぜ。これ以上無くロマンチックってもんだろう?」
B「そうですね」
A「なぜ敬語?」
B「いやさ、冬のダイヤモンドのポルックスって星あるじゃん?双子座の弟サイド。神話でも兄に先立たれて、ダイヤモンドでも兄さんと分断されるって、ちょっと可哀想だな〜、て思ってさ」
A「君はそんなことを考えて生きてたのかい?」
B「それが何?」
A「星が綺麗で素敵だね、それで終わりで良いじゃないか」
B「お前はものを考えなさ過ぎなんだよ」
A「君こそ難しく考え過ぎだぜ。もっと楽天的に生きろよ。シンプルは美徳だぜ」
やっぱナニガシさん好きだわ
ある晴れた冬の日。
学校に向かう道の途中で、
凍結した路面で滑って
後頭部を強打した。
一瞬ぼんやりとした意識の後、
不意にこんなことを思いめぐらす。
嗚呼、夏が恋しい。
太陽の光輝いて
青と緑に溢れる夏が。
それに比べ冬はどうだ。
すべてが灰色の世界、
白々しいイルミネーションだけが
虚栄を張って、
夜空の星と競って瞬く。
コートは重くのしかかる。
毛糸のマフラーは鼻を突く。
かくも駅前を敷き詰める
マスクの人々にくしゃみを一つ。
あわれリゲルは燃え尽きた。
シリウスとうに砕け散った。
一人残された子犬は、
空き箱の中濡れそぼる。
収拾がつかないので立ち上がった。
見ればあの日のフルーツジュース。
そこで漸く悟るのだ、
僕の夏は糸冬わったのだと。
「冬」の入れ方にセンスを感じます…!
誰かフルーツジュース気づいてくれる人いるかな(無理難題)
凄い…三題噺とホシノウタを入れ込むとは!
びっくりでした!
綺麗です…
秘密のお菓子があるの.素敵なお菓子よ.
でもね,何処に在るのかは誰も知らないの.
噂によると,星屑みたいにきらきら光るんですって.魔法みたいに溢れ出すんですって.
そんなことより,三つ星レストランに行きたい……?
ふふ,それもそうね.
ご覧なさい,外は星が降っているわ.
もう,雨降り星の季節なのね.
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
畢宿(ひっしゅく/あめふりぼし)
また、雨降り星とも。
畢宿=おうし座の星(おうし座は冬の星座)
PS》
畢宿や星屑や雨降り星よりも、誰も使いそうにない三つ星レストランの星を使いたかった。
やっぱり星って綺麗ですね!
ありがとうございます!凄い語彙力!!
三ツ星レストラン!
いいアイデアですね!
りんちゃん》
星って綺麗だよね。この言葉があるだけで、きらきらした彩りをもたらしてくれるんだもの。
秘密のお菓子は、金平糖をイメージしたりなんかして。
みーちゃん》
5年長生きしてるからね(笑)
5年分の語彙だと思えば少ないものよ、きっとすぐに追い付かれてしまう。
星を表す言葉には、宿って結構使われているんだよ。翼宿や虚宿なんかも星を表しているの。女宿は、いわゆる織姫星のことだね。
また表現の幅が広がるよね。
冷たい空が帳を下ろす
新月の闇
いつもより明滅の少ない
十二月の夜
見慣れた空は違って見えた
なぜだか手のひらが熱かった
寂しいとは思わなかった
ずっと僕は一人だったから
さっきまでが特別だっただけなんだ
もと塵の僕らが
塵に帰ることを
それほどに恐れるのも
滑稽なのかもしれない
胸を焼き焦がしたあの星は
まだ青白く輝いている
誰より近い場所で
シリウス『焼き焦がす者』
季節外れすぎてベガとアルタイル使う気にならんかったんで誰かつかってやってくだせえ
あああ、格好いい!!
ありがとうございます!!
めめんとさんも語彙力凄い!