結月視点
僕には兄がいた。運動、勉強が得意な絵に描いたような健康優良児だ。幼い頃にそんな兄と比べられていれば誰だって嫌になる。それなのに親、親戚は一緒になって比べていた。そんな仕打ちに6年間耐えていたが、耐えられずにとあるビルから飛び降りようとしていたところを今の家族ー時雨ちゃんに拾われたのを思い出した。そしてまた一つ思い出した。この曲の最後の歌詞に共感したことを。そして僕はこうつぶやいた。
「時代の片隅で僕は殺されてるんだ」
#2 大人は信じてくれない【終わり】
#3 インビジブル に【続く】
?視点
『?視点』ってどういう事とだよ と思ったそこのあなた。
まずは私が誰かお教えします。
私の名前は高山玲。もともとは捨て子だったところを拾われて、その恩返しに仕事の手伝いをしている。
どんな仕事かって?
まあ俗に言う『テロリスト』ってヤツです。
で!これから御影結月のいる、警察の特殊部隊特攻班に潜入し、テロやらなんやらの解決をする、
特殊部隊特攻班を潰そう! と言うわけで、特攻班の3人を暗殺します!
【続く】
玲視点
特攻班のメンバーに会うことが今日の目的だったので特攻班の部屋へと向かった。そこには班長の御影結月の姿しかなかった。次の瞬間御影結月は口を開いた。「君が新入りの子かい?」と聞かれたから頷いた。「僕の名前は御影結月。よろしく。あと、結月って呼んで。」とも言われた。
よろしく。と返した。
そして結月にこんな事を聞いた。「時雨さんと美月さんはどこですか?」結月は表情を変えずに
「話があるって上司に呼び出されてた。」と言った。私はこの時確信した。
私がスパイである事はバレていない、と
【続く】
結月視点
確定だ
コイツはーーー高山玲は
スパイだ
なんで分かったかって?
絶対に私たちの名前を教えるなと上に言ってあった。だが、コイツは時雨ちゃんと美月の名前を知っていた。スパイの事だ、下調べして知ったんだろう。
さあ、どうやって追放しようか?
【続く】
この展開好きです。先が気になる。
美月視点
私と時雨さんは病院にいた。健診と病気の経過観察をしていた。私と時雨さんの病気ではない。
結月姉の病気だ。
結月姉の病気はとても特殊で、AIが開発した病気だ。でも、この話をするのはまた、あとでにしましょう。
【続く】
結月視点
高山玲との一件があってからは暇な時間しかなかった。そこで、とある場所へと向かった。
向かった場所は資料庫であった。何故ここに来たかと言うと、ここにある資料を読みあさるのが僕の趣味の一つだから。今日僕が目をつむって、選んだ資料にはこう書かれいた。
ーーーーー事件について
ーーーー年4月1日に起きた事件。この事件は当時開発されていた、戦闘能力を有するAIの暴走によって引き起こされた事件だ。この事件は当時設立されたばかりだった、特殊部隊特攻班の班員、御影結月と中村時雨によって1日で解決された。しかし、多数の死傷者を出した。規模の大きい事件だ。
一部の文字が黒く塗りつぶされていた。
この事件は美月が家族を失う理由となった事件だ。
【続く】
結月視点
玲の仲間のテロリストから犯行声明が届いた。
これから殺されるとも知らずによくやるもんだなって思う。
ただ、命の恩人を目の前で殺されたら玲はどう思うだろうか。
そんなことは関係ないのか。
僕らはただの人殺しの道具だから、黙って言うこと聞いとけってことでしょう。
はあ、これで僕はいいのだろうか
【続く】
美月視点
結月姉はよくわからない病気を患っている。それもそのはずAI が作ったのだから。どうすれば治るのかも、どんな病気なのかも、わからない。健康的なものの時々体調不良を訴えている。
そんな体でも、結月姉はいつだって優しくしてくれた。
【続く】
結月視点
玲の仲間達から犯行予告が出た。怪盗かこのヤロー。と言いたくなる感じの犯行予告だった。その内容は今度の三連休のそれぞれの日に爆発する爆弾を都内の大型ショッピングセンターに取り付けたというものだった。
僕らの三連休は仕事でなくなるのか。
覚悟、決めなきゃね
【続く】
結月視点
今日は犯行予告の三連休の1日目。いつ僕と時雨ちゃんと美月が玲に殺されるかはわからない。だから、二人には、警戒するように言った。これでも、一応特攻班の班長だからね!
多分玲にとどめを刺すのは僕だろうと思う。
僕ら警察は犯行予告のショッピングセンターで学生や会社員に変装している。犯行予告を見て嘘だろう、と思う人もいると思うが、それは絶対と言って良いほどに違う。それは、玲の仲間は有言実行。言ったら必ずやるのだ。
だから、僕達がここにきたのだ。まだ爆弾が見つかっていないという連絡が入った。
じつは、このショッピングセンターは通常営業しているのだ。だから、一般人がたくさんいる。
そんなことを思っていた時だった。
一緒に歩いてた玲に刀で斬りかかられた。
え!もう?早くね?
そう思いながらも、間一髪で玲の攻撃を避ける。
あり得ないという顔をする玲。
これが現実だ。このヤロー。
僕は仲間達に一般人に避難するように呼びかけろ、と伝えた。
さっきの不意打ちでわかった。
コイツ、めっちゃ強いわ。
こりゃ、手こずるだろうねー。
【続く】
レスありがとうございます!
いやいや…11歳でこんな文章書けるのの方が凄いよ〜
才能だよ…
いつも読んでるよ!!
これからもよろしく!!
玲視点
強い、この人。
聞いた話通りだ。無駄な動きがなく、戦いに集中してる。それでかつ、相手を観察している。
そんなことを考えていると結月は、突然動きを止めた。そしてこう言った。
「大嫌い嫌い嫌い嫌いな
僕を覚えてますか ルンパッパ」
それは、あの曲の歌詞だった。結月が歌っていた曲だ。一体何の関係があるのかはわからない。
そう思っていた時だった。結月はこう言った。
「君は、いや、君も嫌われ者なんだね。」
【続く】
玲視点
突然話をしようなんて言って来た結月。
そんな結月に対する警戒心はすっかり解けていて
私は一時休戦して話をし始めた。
結月視点
警戒して断るかと思ったが、そうじゃないらしい。
やっぱりな。
精神に付け入る隙がある。
だからだ
こんなに素直で優しいヤツが
犯罪集団の中にいるのは
【続く】
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短くてすみませんm(._.)m
時雨視点
結月と玲が戦っている。結月が発作を起こさないかすごく心配で心配で仕方ない。
本当にここで起こされちゃ困る
頼むよ
結月。
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短くてすみませんm(._.)m
時雨視点
私の願いは叶わなかったみたいだ。先ほどまで普通に喋っていた結月が倒れた。こうなった時のために私と美月は結月のそばにいる。美月が
「結月姉ッ!」と叫んで、結月のそばに走っていく。その状況を把握できていない、玲は困惑していた。私はそんな玲にこう言った。「詳しく話は警備本部でするよ。だから、今は結月を運ぶのを手伝って。」
玲は静かに頷いた。その後私達3人で倒れた結月を本部へと運び、美月と一緒に玲に結月のことを話した。
【続く】
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短くてすみません。
短いのが悪いって訳じゃありませんし、そう謝らないでください。
書いたものには自身を持って、むしろ自分が神くらいに思うくらいがちょうどいいらしい、といろんな作家さんが言ってました。
レスやスタンプ返せてませんがしっかり読んでます。
何様のつもりだよと思うかもしれませんが、最後の一文が気になったので一応。
美月視点
玲が結月姉に斬りかかりやがった。許せない。
でも、時雨さんは玲に結月姉の病気の話をしようと言っている。ついでに、特攻班に入れようとも言っている。こんな奴に話していいのか?だけど、時雨さんが言うんだから、そうしよう。
でも、一つ確かなことは
結月姉は病気なんかじゃないってこと。
#3 インビジブル【終わり】
#4(まだ題名、決まってません。m(._.)m)に【
続く】
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3話かなり長かったですね。(知る訳ない)