「ちょっと待って…みんないくつ?」
耀平は自分たちを指さし答える。
「おれは中2でこの2人が中3、んでネロが中1」
「え、ネロ中1なの…⁈」
「そうだよ、何か文句?」
ネロがジト目でこちらを見る。
「…いや小学生だと思ってた」
「はぁ⁈」
「いやそーだろコイツ身長140ぐらいしかねーんだぞ」
「ちょ師郎それ言うな!」
さらっと師郎に身長をバラされ、ネロはうろたえた。
「あと10センチぐらいは伸びる予定だからな」
そう言ってネロはパーカーのポケットから、小さな紙箱を出した。
「…何それ?」
「見りゃ分かるでしょ、”ココアシガレット”」
ネロは小箱をわたしに突き出した。
「…はぁ」
「こいつ駄菓子屋行くと絶対買うよなソレ」
「いいじゃん好きなんだし」
そう言いながらネロは箱の中身の白っぽい棒きれ”ココアシガレット”をくわえた。
レスありがとうございます!
じ、実はですね…ぼくココアシガレット食べたことないんです…箱だけ遠い昔に見たことがあるだけで、実際に触ったことすらないんです… 初めて見たときコレお菓子なの?それともタバコ?(というのも、ウチのじいちゃんは当時喫煙者だったため)って疑問に思ったけど、何年か前に某TV番組に出てきた時、あれってお菓子なんだ~って思いました。ココアシガレットをこの物語に登場させたのは、ネロのファーストイメージが「ココアシガレットをよくくわえている」キャラクターだったから。だからこの物語を書くにあたって、ココアシガレットについて結構調べましたよ…
あぁーーー!そんな感じだったんですね!確かにすごく勝手な想像になりますけど、想像できる気がします(笑)。わぁの学校の保健体育の先生は喫煙の害の授業で、ココアシガレット使ってました!ww(断り方の勉強のところで)
2回目のレスありがとうございます!
想像、できちゃいますかー(笑) 話変わりますが保健体育の授業でココアシガレット使うって…そういう使い道(?)もあるんですね…
今日も連載します!
ネロさんちょっとかわいい。
レスありがとうございます。
ネロかわいいって…うん、まぁ、作者の中ではかわいいキャラクターなんですけど…(笑)(性格はどうでしょう…)
「…質問はこれで終わり?」
耀平が思い出したように尋ねる。
「あー…うん、大体済んだ」
そうわたしが答えると、耀平の表情がふっと、ちょっとだけ冷たくなった。
「…絶対に異能力のことは人に言うなよ。お前は例外中の例外だ―言ったらただじゃおかねぇ」
「―そうだよ、他の人に言おうものなら、ボクがアンタの記憶を奪うからね…どこに逃げても」
ネロはにやりと笑った。まぁ、こういうのは秘密ってものなのだろうけど…
「…こういうのって、ホントに秘密にする必要ある?」
このつぶやきに答えたのは黎だった。
「…この世界という、”社会”の秩序を守るため、平穏を守るため…だ。異能力者はいつの時代も、社会の陰で生きてきた―どこだろうと」
相変わらず黎の目は冷たい。でも、他のみんなの目の中にも冷たさはあった。
急に空気が重くなって、この場に居づらくなった。
それは彼らも同じらしく。
「…ちょっと飲み物買ってくる」
そう言ってネロが、座っていたベンチから立ち上がった。
最近更新早いですね!毎日ありがとうございます!お疲れ様です。
FCNo1侍
確かにコマイヌ相手なら逃げられないな。
皆さんレスありがとうございます!
北西の侍さん! 最近更新が早いのは、春休み中でわりと時間があるからです! ただ学校始まったら遅くなるかも…(定期テスト前とかは書き込めないのでご了承ください…)
何かが崩壊している者さん! …よくわかっていらっしゃる… ええ、彼の力をもってすれば、きっと逃れることはできません…(笑)
今日も連載します!
なんか、この五人だったらなんでもできる気がする。最新話もwktkで待ってます!
2回目のレスありがとうございます!
…え、この5人ならって…どうでしょうねぇ…(笑) ちなみに「wktk」ってどういう意味です? 何かの略語っぽいですけど…
wktkは、ワクテカっていう意味の2ちゃんねる語で、ワクワクの上位互換(かな?)
3回目のレスありがとうございます!
なるほどね、ワクワクの上位互換ですか…覚えておきます。
「おーいってらー」
「あ じゃあおれも行くー」
じゃあわたしも…と言いながら、膝の上に乗せたリュックに、手をかけた時だった。
「…あれ?」
リュックにいつもつけているはずの、ストラップがない。
「どしたー?」
わたしの声を聞いたのか、耀平が振り返った。
「あ いや、リュックにつけてるストラップがないなーって。ボールチェーンだから取れやすいし…」
まぁ気にしないで、とわたしは笑いかけた。自分で探せるし、と。
だが耀平からは、思わぬ反応が返ってきた。
「…探すの手伝おっか?」
思わず「へ?」と応えてしまった。
「ここ広いしさー…1人で探すのは無理があると思うんだけどなぁ」
そう言いながら、彼はわたしに歩み寄った。
その目はわたしをガッチリ捉えていた。
「え、いや…別に平気だよ。第一どんなのか分かんないだろうし…」
そんなわたしの遠慮を気にせず、彼はにやりと笑った。
「まぁ見てろって」
その目が黄金色に発光した。
能力発動キター!
レスありがとうございます!
ええ、来ましたねぇ~(笑) 作者もこのシーンは思いついたとき盛り上がりましたよ~(*^^*)
「”コマイヌ”、能力発動時はただでさえ目の色目立つんだからフード被れよ」
そう言いながら、ネロは彼のウィンドブレーカーのフードをひっつかんだ。
「あー忘れてた。でもお前の赤紫もめっちゃ目立つじゃん」
耀平、いいや”コマイヌ”が笑いながらフードを被った。
「そうだネロ、お前もちょっと手伝えよ」
何を思いついたのか、不意に彼は言った。
「は…あーはいはい、分かった分かった」
ネロは一瞬、意味が分からないという表情をしたが、すぐに理解したのかその目をあの時と同じ赤紫色に光らせた。
「んじゃ、行くぞー」
そう言って”コマイヌ”はおもむろに歩き出した。
その少し後ろにネロ、いや”ネクロマンサー”が付いて行った。
「そいじゃ俺たちも行くかーっ」
師郎のその言葉に、黎が微かにうなずいた。
「…ちょっと待って行くって…」
わたしはまた目の前でことがどんどん進んでいるせいで、混乱していた。
「ぐずぐずしてると置いてかれるぞ? アイツどんどん先へ行くから」
そう言って笑いながら師郎はコマイヌの背を指さした。
「そもそも彼…”コマイヌ”はどうやってわたしのストラップ探すの? 探す対象見たことないだろうし、そもそもわたしがどうやってここまで来たか知らないよね?」
思わずそう聞くと、師郎はちょっと驚いた。
少年探偵団みたいw
すいませんっしたーーm(__)m
レスありがとうございます。
少年探偵団…(笑) 確かに傍から見たらそう見えるかもしれませんね…
二人の起用意味がやっと分かったー!そういう意味かーーー!
2回目のレスありがとうございます!
ええ、ええ、そういう意味ですよ!(笑) さーてさて、これからどうなるでしょうねぇ~
これは良い。これは良いぞ。ナイス人選
レスありがとうございます。
おお、よくわかっていらっしゃる… 今日も連載します!
「…あいつの能力の話、ちゃんと聞いてた?」
あ、そうだった、とわたしは思い出した。そもそも目が発光してるし…そういえば、どういう能力だっけ?
「あいつの『人やモノの行動の軌跡が見える』能力を使って、お前の行動を追っかけてるんだよ。でも、あいつの能力じゃ、行動の”軌跡”は見えても、誰のものかの特定はできない。ここでネクロマンサーの登場だ。ネクロマンサーの『過去そこにいた人やモノが残していった記憶を扱う』能力で、記憶を見て誰のか判別してんだよ」
わたしの心を察したのか、師郎がご丁寧にも説明してくれた。
「…なんか、探偵みたいだね」
ふと思ったことを呟くと、師郎は目を丸くした。
「は? あの2人超バカだぞ? ぶっちゃけ俺以下だから」
「ちょっと気が散るから黙ってくれる?」
不意にコマイヌが振り返った。その黄金色の目はあの明るくおしゃべりな耀平のものではなく、むしろ獣のような恐ろしさが灯っていた。
その恐ろしい目に睨まれて、わたしは恐怖で沈黙したが、師郎は慣れているのか、すまんなと言うだけだった。
これ以上文句を言われるのは嫌だったから、わたしは黙って彼らの後を付いて行くことにした。
コマイヌの能力も万能じゃないのか。
でもテンション上がる~!
こういう不完全で弱点もある能力者が複数人で組んで弱点を補う流れ、好きです。是非ともこれからも頑張ってください。
レスありがとうございます。
まぁ、誰だって弱点はありますよ。今日も連載頑張ります!
コマイヌは別に足元を気にすることもなく、スタスタと進んで行く。
最初は適当に歩いているようにしか見えなかったけれど、彼が進む場所が、わたしがあの休憩スペースに来るまでに歩いてきた道とだんだん一致してきた時、本当に彼は、わたしが移動してきた道筋を見ているのだと思った。
彼に見える風景は、わたしが見ているものと、全く違うとも思った。
そしてネクロマンサーにも、コマイヌともわたしとも違うものが見えているのだ。
そう考えると、彼らに見えている世界はどんなものなのか気になった。でも今聞くとまた怒られるだろうから、聞きたい気持ちをぐっとこらえた。
ふと、コマイヌが足を止めた。
「ここ…”道”が分かれてる」
「あーそっか…じゃこっちの”記憶”は本人のかな」
ネクロマンサーは広い通路の床を指さした。
「そーだな、こっちの”道”は濃い…多分そっちだな、細いし、薄いし…”道”が不規則だから、落ちたストラップの軌跡に間違いない」
そうブツブツと話し合う2人を前に、わたしはちょっと首を傾げた。
「…ストラップ、移動してるの?」
ネクロマンサーとコマイヌが振り向いた。
レスありがとうございます。
レスへの返答は、私のレス欄に書きましたので、そこを見ていただけると…
あと、タメ語でいいですか?
まさかの展開!
今日も連載頑張ってください!
皆さんレスありがとうございます!
りんごのおひたしさん! タメ語でいいですよ! あとでレス見ておきます!
北西の侍さん! 今日も連載頑張ります!
だんだん面白い展開になってきましたね。主人公も能力に覚醒したりするのかな?したら面白いなー。
レスありがとうございます。
まぁ劇中で師郎は、「大体10歳前後で発現する」と言っておりましたがね~…どうなるでしょう(笑) ぜひこれからも楽しんでください(*^▽^*)
↑これは、ヒロアカ的展開の感じですか?(笑)
2回目のレスありがとうございます。
…ちょっと待ってください、ヒロアカってそういう感じなんですか?(ヒロアカは、大体のストーリーは知ってるけど、実際にアニメとかは見てないので…)
主人公「緑谷出久」は無個性の少年だった。しかし、憧れのオールマイトから個性「ワンフォーオール」の継承者になるよう提案される。「ワンフォーオール」は後天的に継承ができる特殊な個性である。緑谷出久は継承ワンフォーオールを受け継ぎ、ヒーローになっていく。
とまあ、こんな感じですかね。え~と自分が何を言いたいかというと、継承があるのでは?ということです。
3回目のレスありがとうございます!
わざわざ説明ありがとうございます。なるほどね、そういうのなんだ…
こっちはどうでしょうね?
「…多分、誰かに蹴られたり、カートにでも撥ねられたりして移動したんだろ…2人とも、早くしないと痕跡が消えるぞ」
黎が2人に追跡を促した。
そうだな、とコマイヌは呟くと、ストラップが移動したらしい方向へと歩き出した。
ちなみにわたしは、大事なストラップが誰かに蹴られたのかもしれないと気づかされ、ちょっと嫌な気持ちになった。
そして再度歩き出して数分後―
「あ、」
コマイヌが通路の片隅に駆け寄った。
「これか?」
コマイヌが白いウサギのストラップをつまみ上げる。
「あーそれ!」
わたしは嬉しくて、思わず手を叩いてしまった。
ほれ、とコマイヌにストラップを手渡されたわたしは、受け取ったものをひとしきり眺めてから、彼に向き直った。
「…なんか、ありがとう。わざわざ探してくれて…本当にすごい」
その目から黄金色の光が消えた耀平は苦笑する。
これは、静花に能力来たらウサギ関係あるヤツじゃん(笑)
そして!読者からの質問です!
主題歌をつけるとしたら何ですか?
(opとedがあればどっちもお願いします!)
レスありがとうございます。
あの…主人公の名前は清花(さやか)です。以降お見知りおきを。
主題歌は、前から結構考えてたんですよ(笑) opは、曲のイメージとストーリーが自分は合っていると思うので、ずっと真夜中でいいのにの「ヒューマノイド」ですね。
edは…まだ決まってない(笑) そのうち決まると思います。(たぶんボカロ曲とかかもしれないし、そうでもないのかもしれない)
ごめんなさい!こっちのリサーチミスです!
それと、質問の答えありがとうございます。
ヒューマノイドですね?今度聞いてみます!
テトモンちゃん、以前はレスをどうもありがとう。忘れてないと言ってもらえたこと、本当に嬉しかったです(*^^*)
しばらく顔を出せなくて、ハブ ア ウィルを読み進められていないのが申し訳ないのだけれど、これからちょっとずつ読んでいきたいと思います。
ロスメモ再始動したら、きっと私の大切なファミリーたちがレス欄で騒ぎ出すと思うので、テトモンちゃんもぜひ(^^)
描くこと、お互い楽しみましょうね。
皆さんレスありがとうございます!
北西の侍さん! 主人公は今のところ、劇中では1回しか名前出ていないので、うろ覚えとかになってしまってもしょうがないですね…(笑) これからは、ちゃんと主人公の名前劇中に出るようになっていくはずなので! あ、「ヒューマノイド」、ぜひ聴いてみてくださいね~
ちょっぴり成長したピーターパンさん! この物語を読んでくださるなんて…なんか、嬉しいです… そして、「LOST MEMORIES」の彼らが、レス欄で…それは楽しみですね(笑) じゃあ逆に、こちら側の人々も…いいですかね? もちろん、お互いに、描くことを目いっぱい楽しみましょう!!
今日も連載します!
「別にさ~、なーんか面白そうだから付き合っただけだぞ? 後から後悔したくないし」
「耀平っていつもそうだよね。自分がちょっと興味持ったことにはすぐ突っ込んでくもん。むしろ犬より猪」
いつの間にか能力を消したネロが、耀平に向かって嫌味っぽいものを言った。
「おれは猪じゃねーよ。でも、やらないで後悔するのは一番嫌じゃね? 折角この世に生まれたんだ―たんと生きてやらねぇと」
彼はネロの嫌味をものともせず笑った。
彼のその言葉は、彼そのものを表している―そうわたしは思った。
「んじゃ、行こかーっ」
耀平が軽く伸びをしながら歩き出した。
他の3人も、彼とともに歩き出す。
ちょっと物思いにふけりかかったわたしは、慌てて彼らの後を追った。
「今日は、本当に、ありがとうございました!」
日が暮れかけて薄暗くなったショッピングモールの裏手の路地裏で、わたしは今日すっかりお世話になってしまった4人に頭を下げた。
あの後―落とし物を探した後、わたしはずっと彼らに付いて回っていたのだ。
清花ですよね?半分ストーカーだ・・・
異能力者'sも気が気じゃないだろうな・・・w
レスありがとうございます。
ええ、ええ…(笑) これからどうなるのか、次回もお楽しみに。
コマイヌも一段落かな?ここまで深く絡んじゃうともう、主人公も能力に覚醒するしか無い!そういう流れだと良いな。主人公最後まで一般人の流れでも面白そうだけど。
レスありがとうございます。
さぁどうでしょうね…どうなるかはぜひ自分の目で見届けてほしいと思います。
今日も連載します!
めっちゃフラグ立てたんで、気づくでしょうね
読んでくださってるみたいでとても嬉しいです
(*≧∀≦*)
結月「テモトンさん!これからもよろしくお願いします!( ^∀^)」
レスありがとうございます。
えーとえーと、水を差すようで申し訳ないのですが、ぼくのRNは「テトモンよ永遠に!」です…
「元人間は吸血鬼(仮)になりました」も、「No music No life」も、いつも楽しみにしてます。お互いに自分のペースで連載頑張りましょう!
あ、あと…結月さーん! こちらこそよろしくでーす!
「…アンタ、ボクらにずっとくっ付いていたけど、そーとー暇なんだね」
先を歩いていたネロが振り向いて言う。
「いや、それでもいいじゃん。別に他のみん…」
「それな! ずっとおれも暇で暇で仕方ないんだと思ってた。ま、本人の前で邪魔とか言えねーし」
耀平の発言に、わたしは凍り付いた。
「まーそうだな~、でも今邪魔って言っちゃったじゃん」
師郎が耀平に向かって苦笑する。
「にしてもさー、耀平、何でアイツのこと助けたの? 例外中の例外の、本来なら異能力のことを知るハズはないのに、知ってしまった常人に、”異能力者”として情を持たせてもいいの? フツーアウトでしょ」
ネロの言葉に、耀平はぴたりと足を止めて応えた。
「え、単純に面白そうだったから、それだけだぞ? 異能力を知ってしまった常人という面白い存在の前で、能力使ったらどうなるか、そういうキョーミ」
え…? わたしは言葉が出なかった。わたし、面白いモノなの…?
「耀平はいつもそんな調子で生きてるよな。ま俺もそう思ったけど」
「だろ⁈ やっぱそう思ってただろ?」
彼らがわたしによくしてくれてたのは、ただの興味からだけ…? わたしは、自分が勘違いをしていることにようやく気付いた。
「…待って、みんな、わたしと仲良くしてくれたのは、ただの興味なの?」
彼らは少しの間沈黙する。
イヤーーー!
レスありがとうございます。
イヤーーー!って、どういう意味です…? あ、まぁでも、そう叫んじゃっても仕方ないかもしれませんね、この展開… さてここからどうなるのか、次回もお楽しみに。
まあ、そうですよねー……。
レスありがとうございます。
やっぱりそーなりますよね… 今日も連載します!
「あぁ…まぁそうだよ。そうじゃなかったら追っ払ってる」
「俺もそんなだな。最初は耀平のノリに乗ってただけだけど」
「ボクは興味なかったよ? ただこれ以上関わり過ぎたら嫌な予感しかしないから、とにかく嫌だったけど」
今日一日、ネロの表情が終始不機嫌そうだった理由が分かってしまったような気がした。
少しの間、彼らはわたしを見つめていたが、耀平が「行こう」と言ったことで、また歩き始めた。
このままじゃ、彼らがわたしから離れていく―そう感じて、わたしは思わず叫んだ。
「わたしは、わたしは、ただみんなと仲良くしたいんです! だから興味だけで付き合ってるとしても―」
「―馬鹿なの?」
不意に、彼らは立ち止まった。
「…え?」
「…異能力者っていうのは、本来常人は絶対知らないものだ。その存在が知られないからこそ、今の”平穏”は保たれてんだ…」
耀平が、静かに振り向いた。その目は黄金色に光っている。
「…お前、異能力のことをすごいとか言ってたけど、アレはおれ達の”平穏”を崩すかもしれねぇんだ…―”異能力”にまつわる物事に、常人は下手に関わっちゃいけない…絶対にな」
いつの間にか、他の3人もこちらを向いていた。―彼らの目もまた、光っている。
イエローゴールド、ブルーグレー、ダークグリーン、そしてレッドパープルの光が、無言で強く訴えてくる。
―常人は、異能力に関わってはいけないと。
わたしは、金縛りにあったように動けなかった。
夕暮れの、薄暗い路地裏には、ただただ近くの大通りを走る車の音だけが、響いていた。
〈2.コマイヌ おわり〉
主人公、そいつらと仲良くしたいんなら、もう異能力に目覚めるしかない!
レスありがとうございます。
あははは…まぁ、これから、清花はどうなっていくことでしょうね…
今日も連載します!
最新話のうpありがとうございます!
いや~、ココアシガレットおいしいですよね~、自分めっちゃ好きなんですよ!ココアシガレット!ぱっと見、二十歳以上専用のヤツに見えますけどおいしいんですよ!もしかして、テトモンさんも、ココアシガレット好きなんですか?ちなみに、自分の周りは、ココアシガレットアンチが多かったです。(泣)