街の喧騒から逃げ出して
ふたり海辺に出たの
揺れるヨットも磯の香りも
ぜんぶ吸い込んだ
あなたの肩にあごを乗せ
青いネオンを読んだ
ア・サ・ヒ・ビ・ー・ル
その文字が灯いては消えた…
初めてのハグは Tower Side
静かな静かな Tower Side
あんまり高くないのが
ちょうどいいのよ 私たちには
小柄なあなたの温もり
ずっと感じてたい
けれどあのネオンみたいに
それはいつか消えるもの
初めてのハグは Tower Side
つめたい海風 Tower Side
いちばん大事なのは
夜に溶け込む事よ タワーみたいに
ア・サ・ヒ・ビ・ー・ル
その文字が灯いては消えた…
初めてのキスは
初雪の味がした
冷たくて味気なくて
面白くないあなた
そんなあなたが
今、ステキに見えるのは
雪のせい?それとも雪の精?
初めての冬は
いつの間にか訪れたの
白い妖精が舞い降りて
気づかされたの もう12月
初めてのハグは
初雪の感触がした
触ったらすぐ溶けて
頼りないあなた
そんなあなたが
今、大好きに思えるのは
雪のせい?それとも雪の精?
初めての冬は
いつの間にか訪れたの
白い妖精が舞い降りて
気付かされたの もう12月
もう12月…
ポケットにつっこんだ
その大きな手を出して
私の手を強くにぎって
ヤケドするくらいの愛
いつまでも離さないで
首に巻いたマフラーで
流れる時間をむすんで
この恋はいつか冷めるから
温かいのは最初だけだから
私はぜんぶ知っているから
今だけぜんぶ感じてほしい
冬に恋するカイロなふたり
ポケットにつっこんだ
その大好きな手の中で
寒い時は大事に使って
ヤケドするくらいの愛
飽きたら構わず捨てて
ブカブカな Pコートで
見えない明日を包んで
椅子に座って皮を剥く
真っ赤なリンゴが私なら
ペティナイフは貴方
ぐるぐるぐるぐるぐるぐる…
剥かれてしまって丸裸
ねぇ、早く帰ってきてよ
このままじゃ熟れてしまう
あなたのために Apple Pie
今宵のデザートは Apple pie
甘い匂いで Apple Pie
誘き寄せるの Apple Pie
最近、帰りが遅いね貴方
疑ってる訳ではないけれど
あんまり悲しませたら
毒リンゴになる 気をつけて
アダムとイヴも叶わない
禁断の果実という名の私を
手にした貴方は幸せ者よ
あなたのために Apple Pie
今宵のデザートは Apple Pie
お帰りなさい Apple Pie
魅惑の 魅惑の Apple Pie
お坊さんがスクーターで
急いで走っています。
私はそれを横目に見ながら
急ぐ気持ちを抑えています。
年末の渋滞にバスが飲まれる
心はもう君の元まで…
もう少しでクリスマスね
洒落たのは要らないけど、
貴方が傍に居る只それだけが
一番のプレゼントなんです。
郵便屋さんもバイクの
エンジンふかしています。
私はそれを片耳で聴きながら
君にエンジン燃やしています。
年賀状の最後の一行がまだ
心はもう大晦日まで…
もう少しでクリスマスね
洒落たのは要らないけど、
貴方が傍に居る只それだけが
一番のプレゼントなんです。
心だけが焦ります。
そんな今日は師走なんです。
金星が西の空に見えはじめたら
恋人たちがくりだす大通り
Welcome to the LED street!
青と白のイルミネーションが
まぶしいまぶしい大通り
Love street は愛の通り道
End street 慌ただしい街角
Dec. street 12月の金曜を
LED street ライトが照らす
デパートのショーウィンドウに
コートとコートが映る大通り
Welcome to the LED street!
飾りつけ終えたツリーたちが
待ち遠しそうな大通り
Love street は愛の通り道
End street 慌ただしい街角
Dec. street 12月の金曜に
LED street 導かれたふたり
真っ黒なカレンダー
数字の上のXXX
赤ペンで丸く囲んだ日付
明日はサンタがやってくる
ベットの上は片側空けて
プレゼントのスペース確保して
ワクワクして眠れない
子供の私に戻りましょう
朝起きたらあなたの寝顔
眠い目をこすりながらサンタが
耳元で Marry XXX-mas
粉雪がちらつく通り
曇った窓ガラス
落書き雪だるまが見える
注文したクリスマスケーキ
ロウソクに2人の夢灯して
さあ、部屋の明かり全部消して
キャロルを口ずさんで
星空にお願いしましょう
2人の夢叶いますように
ロウソク一本 増やせるように
静かに merry XXX-mas
今夜 あなたに marry XXX-mas
ロマンチックすぎてキュンキュンしてにやけながら読んでいました♡(///ω///)
こんなに柔らかくて素敵な表現が出来るパラレルスペックさんは、とっても優しい方なんですね!