「あ、食事どころがあったぞー(棒)」
「(ジトーッ)」
「早速行こう(棒)」
「(ジーッ)ハア、そうですね。」
良かっ・・・ムグッいかんいかん。
「ラミエルさん何にしますか?」
早っ!?
「じゃあリザードマンステーキ」
店員に伝えると訪れた沈黙。き、気まずい・・・
「えいっ!「盗聴」!!」
げ!?こいつ思いっきりスキルばらしてるぞ!?
「うーん、やっぱりダメです・・・」
「いやそれよりも!いいのか!?」
「?」
「いや「?」じゃなくて!その心読むスキルバラしていいのかって言ってんだ!!」
「あっ!!!」
何でこいつが城に魔法ぶっ放したか察したかも知れない。
「お待たせしました~」
あ、来・・・まじか・・・こいつ、ここまできて、奢ってやるつってんのに、
頼んだのぱ、パンの耳!?フザケンナアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!
「すいませーん!ステーキもう一つ!!!」
「え!?あの!その・・・」
「もっとちゃんとしたもの食え!!」
「私はこれでもご馳走何ですが・・・」
何のために奢ってやんだよ!!!
続く・・・
「あんたって・・・」
「あんたじゃないです。サミルです。」
「さ、サミルって人の心読めたりしないよね?」
「!?」
「1?」
「な、なぜそれを!?」
まじかあああーーーーーー!!!!
「でも・・・」
ん?
「ラミエルさんの心は読めないんです」
んん?
「魔族や魔物によくあることなんですが・・・」
ギクッ
「ラミエルさん、人間ですよね?」
ギクギクッ
「お、おう・・・」
「じゃあ何故でしょうか?」
私が元魔王だからじゃね?なんて言えねええええ!!!!!
いやでもコイツならアホだし「?」で済むんじゃね?
「なんか今ラミエルさんの心から、アホって聞こえたような?」
な、何でこいつこういう時だけえええ!?
「そ、そんな事な、ないよ!」
「本当ですか?」
「勿論だよ!」
「そうですよね。聞き間違いですよね。」
ホッ、良かっ・・・
「いや、やっぱり今 良かったって聞こえましたよ!!」
ギクッ!こういう時は視線をそーっと・・・
「(ジイー)」
続く
はあ・・・やれやれ。さてコイツ、どうすっかな・・・
なんかついて来る気マンマンな目してる。そんな目で私を見るな~・・・
私、自分で言うのはあれだけど、結構なお人好しなのよ?
そんな目で見られたら強く振り払えないじゃないかぁ~!!(泣)
「最近まともな物を食べてなくて・・・(ぐぅ~)」
・・・もうついて来いっっっ!!!!!(泣)
という訳で魔法使いが追加されました。強いからいいや!(ポジティブ)
街まで会話をして向かう。
「まともなものじゃないって、何食べてたのさ?」
「パンの耳とか、カツの端っこの余った所とかですね。」
「え!?マジで!?」
「マジです。」
「・・・」
「・・・」
「苦労してんだな。お前は・・・」
「あ、いつもの事なのでご心配無く。」
「いや、いつものことってよく体もってたな!?」
「耐性ってやつですかね?」
「違うと思う。街で飯奢ってやるよ。」
「いや、大丈(グゥ~)」
「・・・」
「・・・」
「・・・(ジーッ)」
「(汗)あ、ありがとうございます・・・」
「遠慮するな・・・」
あ、ついた。けっこう近かったな。
「あ、付きましたね。結構近かったですね。」
・・・こいつ、私の心を!?なんてね・・・
で、でもこいつなら・・・無いって言い切れないんだよな・・・
結構有能な魔法使いだしな・・・
そんな事有るはず無いけど一応ね・・・一応聞いておこうかな~・・・
続く
まあ、ここから抜け出して・・・あれ?えいっ!!えいっ!!・・・
だめだ。え?ヤバいよね?大丈夫じゃないよね!?
ええいっ!こうなりゃ仕方ない!「真空魔法」!!!
この魔法は相手の周囲の空気を全て消す魔法。その応用だ。
ぶっちゃけムズい。でも私なら出来るのだ!!!わっはっは!!!
あ、そろそろええかな。えいっ!!脱っ出!!!おわあっ!?何!?
足掴まれた!?誰!?変態!! ・・・砂だ。砂が私の足を掴んでる。
はっ!?これはもしやサンドトラッパーか!?
このモンスターは名の通り砂の罠だ。平原に砂漠はおかしいって思ってたんだよ!!
こうなったら「水流弾」!!「弾」シリーズ水version!!!
どうだおらぁ!!っておい!?おま、飲んでんの!?
そりゃねえぜ!!砂には水だろ!?それを飲んでどうする!?
もうこうなったら力ずくで・・・「圧縮空気弾」!!名前が長い!!
これは普通の30倍の圧力の空気が飛んでく魔法だ!!おら!!食らえ!!!
あああ!!!あいつの体も飛んでった!!!やっべえ!!向こう街あるじゃん!!!
ええいっ!!「吸収」スキルですってやるー!!!って、んん!?
あれは・・・人!?がモンスターの体を・・・消した!?
固まる私に気づいたのか、こちらに寄ってくる。
「あのー、東の街のアルバンってどっちですかね?
ほら、一面景色が同じだから方角なんて分からないじゃないですか?」
彼女はそう言った。彼女はサミルというらしい。
昔は高名な魔法使いだったが、誤って城に爆炎魔法をぶっ放したらしい。
いや、どうやったらミスるんだよ・・・?
そう聞くと彼女はいった。
「何ででしょう?」
こっちが聞きたいよ・・・
続く
おお、とれた。早速使用!!エイっ!!
「「勇者」常時発動スキル 自分の攻撃、防御、速度、魔力、HPの全てに
+10000ずつ補正がかかる。」
は!?・・・は!?二回言っちまったよ!!全てに+10000!?
アホなの!?もうチート超えてるよ!?BAN案件だよ!?
はあ、はあ、ふう。うん、私世界最強だね(^_^)
ん!?索敵スキルに反応有り!!数は・・きゅ、90!?
一体なにが!?あ・・・スライムの群れだ。ブニョンブニョンしてる。
食らえ!!「破壊弾」!!!!この魔法はそのまま過ぎるネーミングだ。
しかしそれ故破壊力抜群。威力は物凄い。
ほら。大きなクレーターが出来る位・・・
いやでけーよ!?前世でもせいぜい半径10m位だったぞ!?
これ50m位あるぞ!?あれか?「勇者」のスキルの所為か!?
だとしたら本気でヤッバイよ!?あ、レベル上がった。そーいやレベルはいかほど、
・・・99だ。カンストした。そういや前世で98で死んだんだった。
いまのステはこの位↓
攻撃99999防御89500速度78600魔力86000HP1000000
つっっっっっっっよ!?特に攻撃!!あのアイアンメタリックシールドガーディアンゴーレムにも、
ワンパンで500位入るぞ!?普通1も入らないのに・・・
とりあえず街目指しますか。
10分後
あかん。迷った。一面砂、砂、砂!!!なめんな!!!そりゃ迷うわ!!!
砂漠の方に来たのが間違いだったのか・・・とりあえず水分補給。
「ウォーター」
プハー!!美味い!!生き返る~!!
それよりも街、どこ?
ジャンプして見てみるか。let's jump!!ってどわああああああ!!!!!!
飛びすぎだ馬鹿!!!あ、でも見えた。東の方おおおおおお!!!!
ズボッ。刺さりました。
続く
まだ序章感がありますね。もう少し物語が進んで本筋が見えてきたら何か思い付きそう。
サミルさん……。是非主人公にお腹いっぱい食べさせてもらってくれ。
ところで、食事量が減ると胃袋が縮むからますます食べられる量が減っていくそうですね。