『永久の魔法図書館と知識の魔法使い』
眠り―それは水のようなものだ。
人は本能でその深淵に潜っては、本能で上がってくる。
それ即ち覚醒である。
僕はいつも通り目覚めるのだ。
目覚めた瞬間、僕は夢を見た。
目の前にはハーブと埃の香りのする少女と壁一面に並べられ積まれた本があった。
少女は僕の顔を見て驚くような嬉しいような表情をして僕にこう言った。
此処はファヴァー魔法図書館、アナタはだあれ?
少女はこの図書館に住んでると言った。
続けて、この図書館ではじめて人間に会ったとも言った。
人がいない図書館とは一体どうやって成立しているのだろう、管理人と話してみたいな、という考えが一瞬だけアタマをよぎったがすぐどうでも良くなった。
しばらくして、少女は思い出した様にこちらへ寄ってきた。
そして一冊の本を僕に手渡した。
それは、とてもとても薄い本だった。
薄くて本当に本と呼んでもいいのかと思うくらい薄く、そして不思議な本だった。
どうやら中身は英語で書かれているようだった。
タイトルは、
『幻想詩 yrdgyrh著』
これが夜明けであった。
To be continued #2『幻想詩』
P.S.やぁ、3日ぶりに帰ってきたよ笑
寂しくなったのと散文が書きたくなったのとでこんなものをはじめてみようと思います。
今回は導入だったので思いっ切り小説でしたが、普段は詩をそれっぽく書いていくつもりです。
(まぁあれです、Deemoみたいな感じです。ストーリーはあるけど、音ゲー部分がメインって感じの。Cytusでも良かったかな笑。)
そんな感じで続けて行きますけど、どうか生暖かい目で見ていただけるとありがたいです。
(実は、載らなかったけどこの数時間前にヴァヴェル魔法図書館とか言うのを投稿してました。もしあとで載るような事があってもスルーしてね。)
あやややや!?レスがついてる...。
カチョフのしゃちほこさん、何時もありがとうございます。
結構ながくする予定ですけどよろしくお願いします!!
数ヶ月前の自分にレスのしてみる。
苦しかったからっていきなり予定変更はしない方がええで。
のちのち物語破綻するからな。
『幻想詩』
【水の畔の、三千里彼方を見る。
私の目には何が映るのだろう。
それは、姿のない何か。
そう、映らないような何か。
沈まぬ太陽と沈まぬ月の喧嘩。
それと伴にある、姿のない何か。ヤツィルフル。】
読み終わった時、彼女はもう居なかった。
代わりに置き手紙がひとつ。
【アナタにひとつ頼み事をする事にするわ、
たったひとつだけだけ。
アナタにはこの図書館の広さを測って欲しいの。
もちろん報酬は出すわ。
ただ広さを測って欲しいだけなの。
ではまた会おうね。チャオ。】
意味がわからない。
僕は気がついたらこの図書館にいて、ただ成すがままに本を読んだだけなのに、
一体何がなんだかわからない。
僕は、一体どうなってしまうのだろう。
To be continued . NEXT #3 『放浪詩』
P.S.無事に# 2を終えることができました。
やっと本番である詩に着手する事が出来ますた。
もう小説と詩のどっちが主役かわかりませんね笑
では、良いしゅうまつを。
※質問とか意見とかアドヴァイスとかあったら遠慮なく書き込んで下さいな。
『放浪詩』
ああ...意味がわからない。
広さを測るとは一体どういう事なのだろう。
あれから、
この図書館の事を調べてみた。
そしたら、次の事が判った。
1、とにかく図書館は広く、どうやら他の部屋もあるようだがまだ行く術は見つからない。
2、本棚の中や床に本は沢山有るが、そのうち殆どが意味の無い英語の羅列である。
3、本棚には必ずひとつだけ『幻想詩』の様な「意味のある本」が有る。
暇だから本でも読んでみよう。
なんて「意味のある本」を探していたら、【a】とだけ書かれた本が見つかった。
この本は、何の為に存在しているのだろう。
可哀想だから何か詩でも記す事にしよう。
タイトルは、『放浪詩』。
【意味の無い図書館にひとり、モルピュレス。
今日は何処を測りましょうか、
今日はどういう本を詠みましょう。
私はモルピュレス。
意味の無い図書館をさまようモルピュ】
......馬鹿馬鹿しい。
こんなものすぐに破りさってしまおう。
それがいい。
To be continued ↙
NEXT #4↙
『白蓮記〜Viewpoint of the knowledge〜』
P.S.実は、この休日に、#7まで投稿したんです。
見事に全部載りませんでした笑
(運営さんごめんなさい)
これからは、1日一つにする(様に頑張ります)。
※質問とか意見とかアドヴァイスとかあったら遠慮なく書き込んで下ちい。
・お知らせ
前作『秋』のまとめ作りますた。(多分)
良かった覗いてやって下ちい。
では、また明日。
うーん、なんだか素敵なファンタジーの世界に迷い込んだような。
図書館のイメージが素敵でいいですね。
その昔、ここの部室の想像図を書いた子がいました。
天井のない、黒板で囲まれた広間と、一つドアを開けば天井までの書架に梯子で登る資料室のある、それは素敵な風景でした。
その資料室を思い出して、ひとりにやにやしてました(笑)
続き、どんな風に広がっていくのか楽しみにしていますね!
初レス失礼しました。
シャア専用ボールさん、
レスありがとうございます。
僕は割と新参なのであまり昔のことはわかりませんが、想像図なんて物が出ていたんですね。
聞くからにそれはもう素敵で探索のしがいがありそうな部屋ですねぇ笑
僕は割とライブ系の書き方をするので、どうなるかは解りませんが、出来る限り面白かったと言って貰える様な物を書いていくつもりなので、どうかよろしくお願いします!!
貴方の日々に幸多からん事を___Key-tower
ごめんなさい、追記です。
僕の手違いで『秋』のまとめを二つも作ってしまいますた笑
どちらを見ていただいてもほぼ同じなので、どちらで見ていただいても構いません。
どうかご迷惑をおかけしました事をお許しください。
(ボ〇ガ博士、お許しください!......なんてね笑)
『白蓮記 〜Viewpoint of the knowledge〜』
うぅん、暇だわ。
長年の一仕事を終えたはいいけど、
やる事がハーヴの培養の魔法の研究だけなんて。
彼は今一体どうしているのかしら。
今は彼の頑張り次第だから何とも言えないわ。
ああん、暇だわ。
本でも読みましょう。
『白蓮記』
【素い蓮の華の上に乗る、
この胎盤の上に、
此処が全てのあるべき姿、
此処が総てのあるべき場所、ポピュリヒム。】
.........馬鹿馬鹿しいわ。
なーにがあるべき姿よ馬鹿馬鹿しい。
こんなもの上から塗りつぶして......あっ。
見つかったわ。
次はこの魔法を研究しましょう。
もうそろそろ「管理人」が来るわね。
よし、行こうかしら。
また会おうね。チャオ。
To be continued NEXT #5 『ハーヴェストさん』
P.S.3度目の正直です。これが載ることを信じています。
今回は知識ちゃんの話です。
そう言えば、皆さんには知識ちゃんはどう映っているのでしょうか。
僕の中では(設定上では)この子は見た目10歳くらいです。
では、また。
※質問とか意見とかアドヴァイスとかあったら遠慮なく書き込んで下ちい。
『ハーヴェストさん』
日本という国には、メリーさんだかマエリベリーさんとかいう少女がいるらしい。
聞くところによると、
電話をたくさん掛けてくる少女らしい。
こう言う子供をほっとく親は何なのだろう。
いつも通り本棚を物色していたら、
謎の白い丸が転がっていた。
近づいて見ると手足が生えていて、息もしている様だ。
生きている、即ち普通に生きている。
持ち上げると、目が覚めた様だ。
「うぅ......寝ていたんかや...!?、あんた誰や?」
いきなり安定しない方言が飛んできて少し驚いたが、僕は僕だと答えた。
「............そうかい。あんさんそっち側かいな。
まぁこうしてあったのも何かの縁、あんさんに付いていくわ。死にそうやし。」
...........................意味がわからない、が、
何だかもうどうでも良くなった。
そう言えば名前を知らない。
君の名前は?と僕は聞いてみた、
が無視をされた。
もう、勝手に名前をつけてしまおう。
そうだな、............思いついた。
『ハーヴェストさん』とでもしておこう。
To be continued NEXT #6 『護国詩』
P.S.どうも、#6です。
.........話すことがないな笑
どうでもいいかもしてませんけど、この魔法図書館にはモデルがあります。
チェコの首都にある『クレメンティヌム図書館』という図書館です。
一度行ってみたい物です。
※質問とか意見とかアドヴァイスとか感想とかあったら遠慮なく書き込んで下ちい。
このシリーズ然り、私へのレス然り、Key-towerくんは面白いね!その感性、素敵だと思うよ!大切にね^ ^ そしてレスありがとう!私もその③の可能性はあるなぁと思っていました。答えがないから面白いときもありますしね
知識ちゃん、わたしは高校生くらいかな、と^ ^ 前回視点が変わって、管理人さんもいるみたいだし、どうなるのだろう、と思っていたら、今回は不思議な生き物が登場しましたね! 広すぎる図書館を思い浮かべるだけでも楽しいのに、白い丸に手足なんて!key-towerさんの物語は想像力がたくさん必要で楽しいです^ ^
kotoneさん
レス、律儀にありがとうございます。
面白いだとか素敵だとか、言ってもらってこちらは何と返したらいいやら笑
僕は相当単純な人間なのでそういうお言葉がやる気だとか創作意欲に直結します。
これからも頑張っていくのでどうかご贔屓に。
貴方の日々に幸多からん事を。Key-tower
カチョフのしゃちほこさん
レス、ありがとうございます。
そーなのかー、貴方のアタマにはそういう知識ちゃんが思い浮かべられていたんですね。
是非今度はハーヴェストさんの風貌も教えてくださいな笑(チャージマン研!のバリカンがモデルだなんて言えない笑)
想像するのが楽しいと言ってもらえて光栄です。
これからもご期待下さいませ。
貴方の日々に幸多からん事を。Key-tower
『護国詩』
なんだろう、嫌われてんのかな。
ハーヴェストさんに話しかけているのだが返事もしてくれない。
凄い孤独感だ。
また、いつも通り本棚をあさる。
『護国詩』
【もう、何も聞こえない。
何も見えない。
だが、彼らは貴方様を襲うでしょう。
突破出来るものなら、突破して見せろ。
此処は最後の大砦。
貴方様よ、見ているか。
それを確かめる術はない。タオ。】
このひとの孤独感はどれ程の物だろう。
想像も出来ない。
そうじゃないか、僕らにはまだ手段はある。
そして、ハーヴェストさんに手紙を渡してみた。
「?......ああそうかい、すまんな。今のワイにはあんさんの言葉を確認する術はないんや。
なんでかって?そのうち話すよ。」
紙とペンがあるなら、手紙を書けばいいじゃない
To be continued NEXT #7 『鵺帝詩』
P.S.ぬえええええ!!#7だよ笑
早速問題です。実はこの『護国詩』は、殆どが暗喩で書かれています。さて、一体この詩は、何をコンセプトに書かれているのでしょうか。
答えはレスに!!(とかいう、誘導ですけど暗喩云々は本当です。)
そう言えば、タグのランキングの1位がファヴァー魔法図書館になってました。
よし、守り続けよ。
あっ、つけ忘れた。
※質問とか感想とか意見とかアドヴァイスとかあったら遠慮なく書き込んで下ちい。
なんだろなー。タイトルから戦争っぽいような、でもちょっと違う匂いもするし…わかりません(笑)
手紙って好きです。小さい子供の頃は、親や友達に手渡す手紙をよく書いていた気がします。親の机にはダンボールで郵便受けを作って勝手に置いたりして(笑)
最近、思えば手紙って書くことなくなったなぁ。誰かにプレゼント贈るときにこっそり添えるくらいのもんで。
でも手書きの手紙ってなんだか、特別ですよね。筆記具・便箋の選定から、推敲したり書き損じたりして時間かかることも含めて。
(タグの二位は俺の即興詩。です。負けないぞ!と云いたい気持ちは確かにあるのだけれど…)
(昔から数を書ける部員じゃないし、書けないときのスランプぶりはすさまじいので笑)
(勝てないだろうなぁ、と諦め半分です。でもランキングから外れない程度には書いていたいです。)
それでは、正解を発表します。
この護国詩は、全て、
片想をするのしがない男の子の詩です。
それを踏まえて読んで貰うといいのですが、
解りましたでしょか。
そういう事です。
シャア専用ボールさん。
レスありがとうございます。
実は僕、手紙には少々の怨念があります。
なんでかは言いませんが。
今回のは、そんな自分への嫌悪が発想の元です。
何だかシャア専用ボールさんに嫉妬しちゃいそうなレスですねぇ。
うらやましいです。
(勝てないだなんてそんなぁ。
共にしのぎを削っていきましょ。)
貴方の日々に幸多からん事を。Key-tower
『鵺帝抄〜〜Viewpoint of the ×××〜』
待ち焦がれん
待ち焦がれんや平安の
吾をうたんと待つ×
嗚呼忌々シイ忌々シイ、
ト、想ウタ吾は何ヲシテイタノダ。
判ラヌ、
所謂キヲクショウガイト言フ物ダラウ。
マヅハ口調からなんとかせねばならむ。
......良し。完璧である。
さて、何をしやう。まづ、×は何者だ。
思い出せむ。
......良し。
×は×、
百×夜行の主であり、
×××象の×化であり、
この××の主権者である。
そうである。××に×××を×てやう。
そして、
貴様、吾をそこまでして見たいやうならば、
許可をおとりなさい。
さあ、
It's
Lunatic
tーーーーーime!!!!!!
×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××
To be continued #8 『×××』
P.S.(はぁ、一週間疲れたなぁ。)
......ぬえええええ!!次は#8だよ。
敢えて予告はしない(する気が無いでしょうに)。
俺が言うことはただただ一つ。
月狂って月狂って月狂って月狂いましょう。
そうすれば、×も外れるでしょう(な訳ないか笑)。
でわ、良き良きしゅうまつを。
(ごめんね、狂いたい時もあるんだ。)
※質問とか意見とかアドヴァイスとか感想とかあったら遠慮なく書き込んで下ちい。
ごめんなさい、前回の予告を完全に間違えてました。ごめんなさい。
『×××〜after the #7〜』
何だ...この本は、
僕に話かけて来ているのか?
わからない。
そう言えば、
何故僕の話は君に届かないんだい?
と、筆談でハーヴェストさんにきいてみた。
「知りたいんか?後戻りは出来へんで。」
と聞いてきたので構わないと答えた。
「そうかい。なら教えてやるで。
この世界にはな、『伝えざる者』と『聞こえざる者』ってのが居るんや。
ここでは、あんたが『伝えざる者』で、
私が『聞こえざる者』な。
『×えざる者』は、話す事が出来づ。
『聞こ×ざる者』は、聞く事が出来×ひのだ。
両方とも、自覚症状は無ヒ。
ソシテ、気ヅ×テオルト思フガ。
×ノ役×ハ終ワ×タ。
早ウ×ゲタマエ。」
刹那、声が聴こえた。
「××は、少し話過ぎたやうだね。」
瞬間、僕の目の前にいたハーヴェストさんは......。
本当に訳がわからない。
To be continued #9↙
『天登記〜Viewpoint of the knowledge〜』
P.S.あやややや、こんな話でごめんなさい。
載るんでしょうか、これ。
ちょっと脚本の見直しが必要かもしれないですね。
そう言えば、
東方project20周年おめでとうございます。
僕は新参ですけど、
原作未プレイだけど、
コミケも例大祭もいけてないけど、
東方を愛してます。
ってなんだこれ笑
まぁ、暗い話の挽回は出来たかな。
さて、続きはどうしやうかな。
※質問とか感想とか意見とかアドヴァイスとかあったら遠慮なく書き込んで下ちい。
『天登記〜Viewpoint of the knowledge〜』
ううん、駄目だわ。
何もかも思い通りにいかない。
隠していた『鵺帝抄』が見られるなんて。
あんなの奴に目を付けられてしまうわ。
詰めが甘すぎたわ。
新しい魔法の研究で疲れているのかな。
送り込んだ彼もいなくなってしまったし。
はぁ、全てが狂ったわ。
......うんにゃ?こんな所に本がある。
『天登記』
【何故、何もかも思い通りにいかない。
何故、僕の頭脳を持って。
何故、何もかも思い通りに、
何故、君を...?
何故、何もかも、何もかも。ゼシュファリヲン。】
........................今の私そのまんまだわ。
そのうち彼が来るわね。
新しい魔法の見せ所ね。
今度こそ、これを正史にするわ。
また今度、チャオ。
To be continued NEXT #10 ↙
『The Farver magic library which turns around endlessly 』(第一部 最終話)
P.S.実は隠していたけど、この話、まだ始まってもいないんだ。
ここに出てきてる『僕』は主人公では無いんだ。
それだけ言っておこうかな。
次は #10。ここから始まる。......はず笑
さぁて、どう収集をつけようか笑
※質問とか感想とか意見とかアドヴァイスとかあったら遠慮なく書き込んで下ちい。
『The Farver magic library which turns around endlessly〜永遠に廻るファヴァー魔法図書館〜』
覚醒とは、つまり起床。
起床とは、覚醒。
ハーヴェストさん亡き今、
死にかけている今、
何が出来るのだろう。
そうだ、
それは、
僕が人間だからだ。
人間は脆い、
よろしい、
ならば、
僕は、〇にでもなり、
此処の主権を握ってみせる。
・注意
これ以降は、レスで物語を展開していきます。
すっげぇ長くなります。
あと、一日かけて書くので更新遅めです。
ここに箱だけ作って置きます。
1:knowledge
やっと、やっとよ。
完成したわ。
230年待った甲斐があったわ。
この図書館で持つ者が一握りしかいないこれをやっと魔法で創り出す事が出来たわ。
そう、これはペンよ。
この図書館では、ペンはとても重要な意味を持つ。
だって本を記すのに必要だもの。
これで私も、『管理人』『統制者』『特異者』と同じ位で立つことができるわ。
私に『知識』という名前をくれたお父様。
やっと、お父様の所へ行けるわ。
もう、目を背ける事も出来なくなるわ。
うふ、うふ、うふふふふふふふふ......。
『録』の称号は私のものね。
誰にも渡さないんだから♡
2:×
不機嫌極まりない。
何故、あの人間はあのやうに逃げれたのか?
とてつもなひ覚悟のやうなるものを感じたが。
きゃつは何をしに行ったのやら。
吾は、『統制者』なるぞ。
主権は、吾にある。
吾以外の人間の勝手など許さぬ。
サテ、
ココニ在ル破片ハドウ処理シヤウ。
所詮素キ丸デアル。
放ッテオカウ。
『管理人』『特異者』ニハ、
キツク言ッテオカネバナラム。
『魔導師』ヲドウニカセネバナラムト、
キャツハ、
近ク吾々ト、同等二ナルカモシレヌ。
いや、もう既に成っておるかもしれむ。
3:Specific
「君は、誰だい?」
「ほう、君は鵺から逃げてきたんだね。」
「そんで?何がしたいの。」
「ほう、〇に成りたいと。」
「ふふふ、何を言っているんだい?」
「役目を終えた君なんか。」
「これはもう駄目だね。」
「『記』の座は渡さないよ。」
「......?さっきから何独りで喋ってるかって?」
「それは、僕が『特異者』だからさ。」
「さぁ、かかっていらっしゃい。」
「君のターンなんか既に......。」
「終わってしまっている事に気が付かないなんて酷く残酷で美しくて当たり前な話だよね!!」
「君に発言権なんか無いんだよ。」
「......ありゃ?......もう駄目だね、動かないや。」
「『管理人』を呼ばなきゃ。」
4:
此処に、全てが集う。
此処は、本が集う魔法図書館。
此処に、4座が集う。
此処は、それ以外も集う。
此処に、不本意が集う。
此処は、それと同時に本意も集う。
此処に、時間が集う。
此処は、空間を拒む。
5:『とてもきよらかな』
目であった所を開けると、目の前に知識がいた。
知識は次の様なことを延々と話した。
「ごめんなさいね、契約は破棄するわ。」
「まぁ広さなんて、どうだって良ったんだけどね。」
「アナタは良く持ったわ。」
「お帰りなさい。アナタのいるべき場所へ。」
「此処は、全ての時間が集う場所。」
「此処の前には、時系列など無に等しくなる。」
意味がわからない。
僕は何だったんだ?僕は何者だったんだ?僕はどんな役目を持っていたんだ?僕は、僕は。僕は''僕は/僕は*僕は、............。
×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××
瞬間、目が覚めた。
目の前には、見慣れた僕の部屋。
壁に掛かっている高校の制服。
何時もより眩しい日の光。
.........夢を見ていた。
それはそれは、永い夢であった。
安心して、僕は、部屋のカーテンを開けた。
窓の外に見えた景色は、
それはそれは、『とてもきよらかな』
景色であったとさ。
×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××
そして、ファヴァー魔法図書館は、
廻る。
―ファヴァー魔法図書館 第一部 完
あとがき
あれぇ...一日かけて無いね。数時間でかけたね。
やったね、すごいね。......。
どうも、また会いましたね。
注意書きを破る事に定評のあるkey-towerです。
さて、第一部 最終話という事なんですが。
明日から第二部始まるんで、そこは安心して下さい
。
今回はバッドエンドでしたね。
なんでこんな話にしたかと言うと、日本人はハッピーエンドが好きすぎると思ったからです。
今時悲劇なんて流行らないけど、書いてみたかったんだ、こういう話が苦手って人がいたらごめんなさい。
てか、載るんかね、こんな話。
まぁいいや。
この話は、#11からが本編です。
ここまでの話は前置き。
ただ単に、ファヴァー魔法図書館っていう図書館を知って欲しかっただけなんだ。
それを踏まえて、一つ頼み事をします。
#11を読む前に、僕がこの間SOL図書部小説企画で書いた、『天使射怪鳥事 』の第二話を見て欲しいんです。
この先は、そのお話の続きになる予定です。
僕のマイページからマンガ・図書部掲示板に飛んで貰うと、あると思います。
さぁて、第一部で謎をたっくさん振りまくだけ振りまいて第二部へと突入します。
はっきし言って、謎を回収し切れるかわかりません。
僕の力不足で物語が破綻するかもしれません。
でも、良かったら、
少しだけでも、僕の妄想に付き合って頂けたら幸いです。
To be continued NEXT #11 /#3『真弓』
※質問とか意見とかアドヴァイスとか感想とかあったら遠慮なく書き込んで下さいませ。
紅い葉や
酒の肴は
天の河
勘木
P.S.何を言ってるんですか?
お酒は20歳になってからですよ。
全ては想像です。
呑んだわけ無いでしょう。
洗練されていて好きです
荘厳な秋の夜の天の河が目に浮かびます
素晴らしい景色を眺めしみじみ飲むというのは
よさそうですね。
僕も飲んだことはないですけど笑
いつかそうやって飲んでみたいなぁ。
洗練、ですかぁ。
そう言って頂けるのは嬉しいのですが、
僕はまだまだ荒削りですよ。
まだ日本語をこれっぽっちも扱いきれていません。
僕が欲張りなのかも知れませんけど。
お酒の事については全くの同感です。
何だかこう言うのって、
想像が膨らんで楽しいですよね。
呑みすぎ想いすぎには注意しないといけないですけれど。
なんだか不思議な感じです。もう#2もでててびっくり!ゆっくり読み進めたいと思います^ ^