神様、仏様どうか
来世はマッチ棒がいいんです
あんな軽いひと擦りで
自分を燃やして輝けるなんて
素晴らしい人生じゃないか
僕もあんなに自分勝手に汚したい
僕も我が物顔で世界を引っ掻きたい
したい、見たい、痛く、生きてみたい
30センチ定規の1ミリの目盛りの間
僕は君を自転車に乗せて
「どれくらい遠くまで行けるだろう」
なんて言って無謀な旅へ行こう
面白い視点ですね!
タイトルから詩に目を運ぶといきなり30センチ定規という単語、そして1ミリにまで1度、目を凝らせ
そして「どこまで遠くまで行けるだろう」と視界が広がる。最後の1行で“僕”と“君”はその視界の向こうにまで行ってしまう。
改めてタイトルを見ると初めてその意味がわかる
つい読みいってしまいます!
僕って一体誰ですか、どんな人ですか
それに気づくのはきっと
誰かを愛せるようになった時
溢れそうなほどにいっぱいの
記憶を目頭に押し込めよう
そしたら熱くヒートアップした血液を
なだめるようにして歩いてこ
そういうことにしておこう
拝啓、君へ
僕は昨日を捨てたんだ
だから今、今日の上に立ってんだ
命辛辛逃げてきたよ
君をここまで探しに来たんだよ
ハロー!そしてグッドバイバイ
前世の記憶の復習しとけば良かったなぁ
なんて、今更言っても遅いけど
愛せぬこの命、この魂、そしてこの身体
でもそれじゃあ、寂しいじゃない
悔しくて泣いてしまうよー
(まだホーケーなの?????)
ウルセェ、まだ俺にもなんかあるハズさ
(以外と何も無かったりして)
母ちゃん、父ちゃん譲りの
前向きに付いてて大きめのこの耳を
愛せるようになった時、即ち
自分を愛せるようになった時
Mom, I was just stupid.
But after all, your Fried egg is the best. Dad, I still hate you.
Still, you look up to the person who's been walking in your life.
My teacher, what kind of people did you want us to be?
ho-ho!
出でおいで、隠れてないで
もう誰も君のこと嘘吐きなんて言わないよ
ていうか、そんなこと2度と言わせない
君と僕とが出会えたのも
きっと何かの運のツキでしょう?
いつか恥ずかしがらずに
「愛してる」って言える日が来るかなぁ
僕の頭上に浮かぶ青空の
終着点で今、誰かが
肩を震わせながら叫んだ
みんな振り返ってみせるけど
生き急ぐ僕らは知らんぷり
君が口にした正義を
世界は寄ってたかって殺した
誰かが言った、「ここは地獄か?」
そうさ、みんな寄っといで
最低で楽しいワンダーランド
そりゃそうでしょ?
いつだって誰かの上に立ちたがるでしょ?
みんな同じでしょ?
人より前に、と教わってきたでしょ?
ねぇ、笑って見せて
その唇に偽りを、罪を重ねて
悲しくなるでしょ、泣きたくなるでしょ
それも多分嘘になるでしょう
真っ白くて何もない部屋で
この命尽きるのも悪くないけど
誰か連れて行ってくれないか
結局窓の外をまた眺めてる
僕に自家用ジェットとか
空飛ぶロケットがあったなら
空の果てまで、宇宙の果てまで
銀河の端っこまで行くのに
そうなりゃ、君も連れて行くよ
僕の隣の特等席へご案内
君も見てみたいでしょう?
そんな白過ぎる服は窮屈だろう?
永遠とか奇跡とか
そんな言葉の要らぬ世界
僕らの泣きじゃくるBGM
誰にも届かないラブレター
僕の血はきっと殺処分
なんだか呼ばれた気がしてさ
来てみたけどもうパズルは完成済み
何処かの行方不明の1ピース
君もおんなじか、そうか
空に向かって叫んだ言葉が
雨になって落ちてきて
昨日の僕に風邪を引かせた
こんなに冷たい言葉だったっけ?
うずくまっては被害者ぶって
僕の涙は宙に舞ってはこう言って
「何さ、意味もなく僕を産んだのかい?」
そうだよ、ダメかなぁ?
躓いて転んで、泣いて
お気に入りを汚してしまって、泣いて
どうしようもない運命に、泣いて
僕の言葉は君の体には響かなくて、泣いて
全てが僕を泣かせて、今日は空が泣いた
全てを飲み、夜が来る、来る
万物に逆らって仰いでゆく
3日も書けなかったあの日記帳
全ページ破り捨てて、笑っていて
声を高らかに笑っていて
君の手に重ねる事を何故ためらう?
いつかの日が瞼の裏に映るから?
ならば涙を流してみて
全て奪って攫っていってくれるハズ
君をいつまでも抱えて
君の帰らない午後6時
いつもより長く感じるようでいて
それでも
ライターの火で焼いて、焼いて
思い出の写る色をぬるく燃やし
きっと嘯いたって無駄だって
単純な光だって知ってる、知ってる
それでも掴む
詩の舞台がとても素敵ですね!
私は定規を見たって何にも思わん…