なんにもない
やることはあるけど
心の中はなんにもない
なにも思えない
朝起きてごはん食べて
ぼーっと高校野球見て
そのあとごはん食べて
また高校野球見ながら
仕方なく宿題して
わかんなくて
でも「わからへん」の言葉は
空っぽの部屋に響くだけ
『打ちました!タイムリー2ベースヒット!』
「すごいやん」だって
「ほんまに?!」が居ないから
行き場を失って口先で萎れてく
なんにもないのが
心の中になんにもないのが
自分を透明にしていくようで
正直、怖い
いつか いつか 私の心が
なにかでいっぱいになりますように
既読がついた。
画面の向こうに、君がいる安心感。
文字を通して、繋がっている優越感。
3月下旬の私も相変わらずです。
恋を感じて、愛を求めて、
夜に埋もれて「おやすみ」なんて
ちっぽけで味気なくても、
私にとっては甘いんです。
たった4文字だったとしても、
既読のつく一瞬は、
君の目を一人占めできている気がして。
「さみしい」なんて口にしたら
「かなしい」自分が覗くから
「楽しい」空気を振りまいて
「明るい」自分を見せてゆく
眠れないの
夜を一人占めしてる気がして
嬉しくて、怖くて、楽しくて、寂しくて
君の夢の中に行けるなら
今すぐ私も夢魔に呑まれようか
今も、
私の心に棲みついている、
この僅かでツンとする、
痛みとも呼べない、
いわば悲鳴の様な。
心が揺らされて、
初めて、
気付いたこと。
甘くて、
苦くて、
離れたくて、
側にいてほしい。
熱くなって、
冷めそうで、
膨らんで、
萎みそうで。
色付いて、
色褪せて、
また還ってゆく、
そして還ってくる、
私の心へと。
それは今も、
私の心に棲む、
ツンとして、
脆くて、
輝いていて、
儚く散りそうな、
いわば幸せの欠片の様な。
何と形容しても、
具体化すれば、
やがて君の元に届いてしまう。
この想いを「恋」と呼ぶのは、
あまりに短く、軽くもある。
「愛」でも足りない、
この想いを、
悲鳴を、
幸せの欠片を、
君に拾ってもらえないだろうか。
「心配しないで」
ふんわりと笑った彼女の
ブラックコーヒーは北風と触れ合って
やがて細くて白い息を吐き出した
「私は大丈夫だから」
目に光るのは涙か幻か
微かな希望を秘めてまだ頬に残る
「でもね」
少し瞬きをしてから彼を見る
とくん、とわたしの胸の音がした
「ちょっとは私だって寂しいのよ」
ふて腐れた横顔は夕陽に映える
やはり彼は彼女が好きなのだ
わたしは、、、
「まぁそんな風には見えないよね」
コーヒーの缶はゴミ箱に吸い込まれた
がらっがっしゃん、、、
「じゃあね」
彼は頷くことも出来ずにいる
カラスのアホーが耳に遺る
『待って』
彼女の目が見開かれた
「なぁに」
彼は、彼女の、たった一人で在れるのか
わたしは、、、
二人の影が、今、一つになった
わたしの影は、白い息を纏ったまま、
枝だけの並木道を抜けていく
頬に幻が降りかかる
塩辛い幻は、涙のようだった
本当は、涙を、幻だと思いたかっただけなのだが
幻が乾いたら
次の春を見つけに行くことにしようか
「一度でもいいから、誰かを愛してみたかった」
『誰でもいいから、本当の愛が欲しかった』
この二人が出逢えたら、どれほどよかっただろう
わたしのためにたくさん泣いて
わたしのために勉強したんだよね
わたしと向き合って 時にぶつかって
気持ちがぐちゃぐちゃになった日も
いつもの席から夕日を見ては
負けない、って言ったでしょう
わたしは強いの
わたしはそう信じてる
明日はいい日になるよ
ちょっとした幸せが転がってたんだ。
そこの坂を下って一つ曲がった先の所にね。
またね
って微笑む彼女は綺麗だ
今日もいつもと同じ速さで
ぴゃぴゃっと手を振って
一度ドアの向こうへ消えたかと思えば
またドアから頭を出して
ばいばい
って少し涙目で
明日も会うのにな、って俺が笑うと
その13時間が待てないの、と呟いた
そんな彼女の横顔は
ほのかに紅くて思ったより色っぽく
俺も待てる訳ないよ、と言いそうになって
堪えた
今日がとじていく
じゃーな
って笑ってる彼は優しい
今日もしれっと車道側を歩いてた
今だって私の家の門を開けたのは彼だ
そんな彼から離れるのが哀しくて
玄関に入ったけれど出て
ばいばい
って少し泣きそうになってしまうのは
これで何回目だろうか
これくらいならバレてないよね
一応顔を隠しながら言ってみる
その13時間が待てないの
彼の目が一瞬揺らいで
止まった
ドアを閉じて
今日も一人で泣く
君
あと何時間で に会えるかなぁ
彼
二人を見た太陽がちょっぴり急いで動く
明日は早く来るだろう。
誰かの足音が
私に一人じゃないよって言った
後ろに立っていた北風に会釈して
走ってみようか
両足の靴はバラバラだけど
随分と先を行く春一番に追いつくまで。
ね。
あのね、
ずっと、
あなたのその優しさと面白さと元気と
一つ一つの言葉に助けられて来た。
きっと、
あなたはわたしのことなんて
知らないだろうけれど
あなたの声がわたしの心をほぐして
あなたの言葉がわたしを支えてくれた。
やっと、
わたしは自分に自信が持てるようになってきて
生きようって思うようになった。
しんどいと感じる時もあるけれど
そんな時に、
あなたの存在が、わたしを救ってくれた。
わたしだけじゃない。
きっともっとたくさんの人が
あなたにどれだけ救われたことか。
ありがとうなんて、
いくらあっても足りないよ。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。
あなたは、すごい人です。
それだけは、伝えさせて下さい。
それから先は、いつか、
わたしから直接伝えたいから。
いつかあなたに会えるかな。
会えるよね。
ね、さかた校長。
思いが伝わる素敵なメッセージです!
「会えるかな。 会えるよね。」っていうところ特に感情が、こもっていていいです!!
名前を下さい
こんな僕でも
生きているから
どうか僕を具体化する為に
名前を下さい
存在を下さい
こんな私でも
名前はあるから
どうか私を世界に定着させる為に
存在を下さい
こんな僕が
こんな私が
君と出逢って
貴方と出逢った
名前がある君と
存在のある貴方
二人重なって
互いが互いの一人となる
二人。
いくら私が頑張ったって、
君にはなれなくて。
その君の苦しみも痛みも
何一つ代わってあげられない、
こんな私、
本当に嫌になっちゃう。
だからその代わりに
せめてもの気持ちで
君のそばにいるから。
いつも君がふと
顔の隅に香らせる
あの哀しそうな表情も
聲のどこかに響いてる
あの辛い思いも
全部
全部
受け止めるから。
いくら私が頑張ったって
君にはなれないけど
少しでも
君が明るくなれたらいいなって。
明日も、そばにいるから。
分かりますその空虚な気持ち。
心の中に何にもない…なぜでしょうね。
自分の場合は、高校卒業してやることが一時的になくなったからだとも思ってますが…