ホールのステージに立つ。
一番奥の客席を見上げる。
深く息をすう。
私たちの最高の歌を届ける
そのための練習をたくさんしてきたのだから
私たちは最強の仲間だ
自分をこえる
どこまでも行けるって信じて
宇宙まで響かせてやるんだって
がむしゃらに歌ってきた
楽しんで。
集中して。
やってきたことを体はおぼえてくれている。
あとは、ただ歌うだけ。
一番いい顔して。
いままでやってきたこと
みんなでがんばったこと
私たちの歌声に期待して支えてくれたひとがいること
絶対に無駄にしたくないから
日付が変わった
夜の闇の
しずかで
ただ自由な空気が好きだ
今日は自分らしく過ごせたかなって
明日はいい日になるんじゃないかって思えてくる
そして、ただ目を閉じる
最後の夏
わたしたちにはもう失うものなんてない
夢を目標にするために
やってきたこと
無駄ではないと証明してみせる
みんながんばってきたのはわかっている
でも、絶対にわたしたちが一番
最高で最強だって知っているから
キセキみせてあげるよ
瞳がとっても綺麗
あなたの瞳がきらきらしているのが
好き
あなたを見ているだけで
私の心は浄化されて
もうあなたしか見ることができない
いつかあなたの瞳が
私だけを見ていてほしい
人の本当の苦しみなんて
誰にもわからない
でも
周りの誰かの存在が
いつのまにか自分の支えに
なってたりする
だから
わたしの言葉が
誰かの支えになりますように
大丈夫 ぜったいに大丈夫
紙切れをめくった一瞬で
現実なんて関係無い
想像の先で
冒険して
恋をして
笑って
泣いて
悩んで
でも
不思議なのは
おんなじ物語から想像する景色は
みんな違うってこと
パタン
あなたは
今なにをしているかな
あなたにはもう他の人がいて
わたしには見向きもしてないはずなのに
あきらめられないんだよな
もっとわたしに夢中になってよ
じゃないと
今日もあなたが夢に出てきそう
好きだよ
星が空に輝いている日
月がきれいな日
ただ雨の音が聞こえる日
風が家を揺らしている日
雪が降っている日
虫の音が聞こえる日
気分がいい日
テンションが上がった日
悲しいことがあった日
自分にとって大事な日
私は窓の外を見ながら
イヤホンの声に耳をすませる
今日が終わる
眠ってしまったら明日が来てしまう
明日はどんな日になるのかな
もうひとつの学校
いつも教室で
ぽつんとひとり
そんな君の背中は
もうみていられない
わたしは知っている
君が優しいことを
誰よりも一生懸命なことを
笑顔が素敵なことを
君と話しているとわかるよ
君がもっと周りの人となかよくなりたいこと
でもね、わたしは知っている
周りの人はね 君が思っているほど怖くないよ
もし誰かが君に怖い思いをさせたなら
わたしのところにおいで
誰かに助けてといえるひとになってほしい
サクラが散って
緑の葉が顔をのぞかせる
サクラが目立つのは
花が咲いているたった14日間
でもね
サクラは14日間のための351日を過ごしてきたんだよ
また来年も
同じように花を咲かせるために