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2024年3月に開催した企画「Daemonium Bellum RE」のまとめその2。 今回は投稿期間外の作品もまとめました。 ご参加していただいた皆さん、ありがとうございました。

Daemonium Bellum RE:ふぉーるんらぼらとり その⑨

青年が片手剣を構え、悪魔氏に突撃する。悪魔氏はすぐに不定形の物質に姿を変え、回避を試みる。けれどあまりにも素早い斬撃の連続に変形が間に合っておらず、みるみるうちに床と壁、天井が悪魔氏の血飛沫に染まっていく。
「こ、これはやべェ……再生が追い付いてねェや。ガチで強いなこれ。お前なんでロングソードなんか使ってンだよ」
少し小さくなった鼠色の物質が震えながら言う。
「射程はあった方が得でしょうよ」
「たしかに」
短い会話の後、また青年が斬りつける。鼠色の物質は変形による回避を止め、部屋全体を飛び跳ねるようにして回避を試み始めた。これによって悪魔氏の回避率はだいぶ向上したように見えるが、それでも先ほどの7割程度の攻撃は継続して直撃しているように見える。
「あッ」
しばらく跳ね回っていると、悪魔氏が素っ頓狂な声をあげて扉に激突した。そこに青年が斬撃を加えたことで、勢いで扉が吹き飛び、悪魔氏が室外に押し出された。
「あっ」
「お前……鍵くらい掛けとけよなァ」
「してたのに壊れたんですけど」
「そっかー。ンじゃ、開いたから取り敢えずそこのカワイソーなヒトカスは追い出して良いか?」
「天使さんごと放り出しといてください」
「アイよ。危ねーから天使の方の拘束は放置で良いか」
「そうですねー」
青年が私に近寄って来て、手足の拘束を片手剣で切ってくれた。
「それじゃ、お帰りくださーい。あなたの住んでる町は東に歩いて半日ほどなので」
青年と悪魔氏に見送られながら、その部屋……というか小屋を後にした。

何かが崩壊している者
男性/23歳/埼玉県
2024-03-14 13:16

革命のレイ〜第2話 惨状〜

言葉を飲み込んで沈黙を破った。
「残念だが平行線だな」
「だからこうして足繁く通う価値がある」
そう言いきると、彼は皮肉がちに笑った。
「物好きだな」
レイは呆れたように歩き出した。
「お前に言われたくはない」
ムーラがレイの後ろ姿に向かって言うがレイは振り返ることなくそのまま馬車の中へ消えていった。
「ムーラ…お前はなぜ…あいつの後を追う?」
馬車の窓からは戦火の跡と追いやられた人間の泥臭い作業の姿が見えた。
『惨く醜いな、これが辞め方を失った物の末路だ。だからお前は始めるな、お前の戦争を』
「父の言葉なんか…」
その景色の凄惨さにレイは先のムーラとの会話と父と最後に交わした会話が重なった。
「…イさん、レイさん!」
そんな考え事をしている間に到着したようで馬を走らせていた付き人のケイが客車の扉を開けた。
「あ、すまない」
「珍しいですね、いつもは着いたらすぐに降りるのに」
「ストーカーを躱すのに疲れてるだけさ」
そう言ってレイは少し笑って馬車を降り、目的地であるファーム(人間の居住地)の出口の扉を通った。

未完成の全知全能
男性/22歳/東京都
2024-03-14 14:11

Daemonium Bellum RE:ふぉーるんらぼらとり キャラクター集

・堕天使
追放組の堕天使。反逆については自分馬鹿なことやったよなー……くらいの認識。何かもう色々とどうでも良くなって現在は孤独に天使と悪魔の研究をしている。権能は『武器使用の最効率化』。片翼を失って尚その力は衰えず、というか元々そこまで強くない権能であり、雑に言うと武器扱いの品物で発揮する威力が結構高くなり、扱う腕前も強化されるというもの。

・悪魔氏
異形態は鼠色の不定形の物体。スライムみたいな見た目で『首』という概念が無い。また、心臓の代わりに全身の体組織と血管が直接血流を発生させており、『心臓』も存在しない。人間のことは混沌発生器だと思ってるから割と好き。好きだから天使や悪魔のせいで死ぬところはあまり見たくない。天使のことは悪魔を攻撃する分には特に何とも思わない派。でも陣営単位では対立してるから遭遇したら死ぬほど煽り散らす。権能は『人間の死の奪取』。何、大切な人に死んでほしくない? 良いね、優しい願いだ。叶えてあげよう、『死なないだけ』で良いなら。

・天使氏
不幸にも巻き込まれたちょっとかわいそうな天使のひと。対立過激派で堕天使や悪魔を見下し嫌っている節がある。人間のことは守らなきゃいけない存在だと思っているので、人質にされると弱い。権能は『電撃の操作』。ビリビリのバチバチ。

・人間さん
天使氏がいなければ巻き込まれなかったであろうガチでかわいそうなホモサピ。

何かが崩壊している者
男性/23歳/埼玉県
2024-03-14 19:22
  • この世界の天使は悪魔を模して作った存在だけど、神が人間を始めとする地上の住民たちを支配するのには異形の姿はいらないと判断してしまったので人の姿しか持っていないのです(裏設定)。
    あと神でも完全には悪魔のコピーを作れなかったってのも。

    テトモンよ永遠に!
    女性/22歳/東京都
    2024-03-14 21:00

Daemonium Bellum RE:堕ちた明星と狼 Act 4

「知り合い、かな」
そう言ってサタンは天使の腕を掴むと後ろに向かって引き倒した。
「⁈」
倒された天使は突然のことに困惑する。他の2人の天使はコイツ‼︎と飛びかかったが見事に避けられて地面に倒れ込む。あっという間に天使3人を倒してしまったサタンは後ろで呆然とその様子を見ている帽子の人物に目を向けた。
「…おや、まだ逃げてなかったの?」
君追われてるんじゃなかったっけ〜とサタンは外套の頭巾を外しながら帽子の人物に近付く。その顔を見て帽子の人物は驚いたような顔をした。
「…お前は」
「あ、気付いた〜?」
帽子の人物の言葉に対しサタンはそう言って笑う。
「いつか一緒に戦ったでしょう…“アモン”」
サタンがそう言った所で背後から…お前と声がした。2人が振り向くと先程倒した天使たちが立ち上がっていた。
「悪魔に協力しているなんて、許せん…」
悪魔もろとも倒して…と呟きながらふらふらと天使たちはサタンたちの方に近寄ろうとする。に、逃げるぞ!とアモンはサタンの手を引いて走り出す。サタンはえ、ちょっと〜と言いつつもその場を離れた。

テトモンよ永遠に!
女性/22歳/東京都
2024-03-14 20:18

Daemonium Bellum RE 〈企画要項〉(再掲)

どうも、企画「Daemonium Bellum RE」の企画者です。
開催期間も折り返し地点に辿り着いたので、ここで企画要項の再掲を行いたいと思います。
という訳で、以下は要項です。

どうも、テトモンよ永遠に!です。
突然ですが企画です。
タイトルは「Daemonium Bellum RE」。
天使と悪魔が人間を巻き込みつつ抗争を繰り広げる世界を皆さんに描いてもらおうという企画になっております。
開催期間は3/1(水)15:00から3/29(金)24:00までです。
参加方法は公序良俗と設定を守った上でタグ「Daemonium Bellum RE」を付ければOK!
作品の形式・個数・長さは問いません。
ちなみに当企画は2022年5月に開催した企画「Daemonium Bellum」の復刻版になります。
あの頃より賑わっている(かもしれない)ポエム掲示板なら盛り上がるかもしれない…!ということで設定をパワーアップさせました。
もし企画「Daemonium Bellum」が気になる方がいたらまとめがあるので探してみてください(宣伝)。

設定はタグ「Daemonium Bellum RE」かぼくのマイページから探してやってください。
ちなみに今回は激ムズ企画で参加者は1人2人になるだろうと思ったら、参加者が自分以外に6人出たのでびっくりしました。
…天使と悪魔って、モチーフにしやすいんですかね?
もちろんここからの参加も歓迎していますので、参加したい方は気軽にご参加ください。
何か質問などあればレスお願いします。
では、皆さんのご参加待ってまーす!

テトモンよ永遠に!
女性/22歳/東京都
2024-03-15 19:32

Daemonium Bellum RE:堕ちた明星と狼 Act 5

天使たちと接触したサタンとアモンが街外れから逃げ出してから暫く。
2人は街から離れた森の中を歩いていた。
「ねーどこまで逃げるの〜?」
のんきに尋ねるサタンに対しアモンは仕方ねぇだろと返す。
「アイツらは諦めが悪いからな」
できる限り逃げないと、とアモンは呟く。サタンはふーんと頷いた。
「…ねぇ」
不意にサタンが話しかけたので?とアモンは聞き返す。
「君さ、例の“反乱”の後どうしてたの?」
その言葉にアモンはぴたと足を止める。
「…なぜ今さらそれを」
「いや〜だってぼくと会うの久しぶりじゃん?」
ずっと何してたのかな〜ってとサタンはアモンの前に回り込む。
「…別に」
テメェに話すことはないとアモンはそっぽを向く。
「えーぼくたちちょー仲良しだったじゃーん」
冷たいなぁとサタンは笑うが、アモンは嫌そうな顔をした。
「…テメェに語ることはねぇよ」
アモンはそう言って歩き出す。あーちょっとーとサタンもその後に続く。
「て言うかテメェ今まで何してたんだよ」
あの反乱の後急に俺の前から姿を消しやがってとアモンは呟く。サタンはいやーちょっとねと頭を掻く。
「ぼくあの後天界に連行されちゃってさ」
それで色々審理を受けてたんだよねーとサタンは続ける。
「で、その結果こっちに来たっていう」
「あっそ」
アモンは適当にそう返した。
「…もしかしてぼくがいなくて寂しかった⁇」
サタンの言葉にびくりとアモンは反応する。

テトモンよ永遠に!
女性/22歳/東京都
2024-03-15 22:24

Daemonium Bellum RE:堕ちた明星と狼 Act 6

「ん、ンなワケねーよ」
「嘘つけ〜」
サタンはアモンの前に回り込んでからかう。
「本当はぼくのことが好…」
そう言いかけた所でアモンはバッとサタンの口を塞ぐ。サタンはもごもご言いながら抵抗するがシッとアモンが人差し指を立てたことで動きを止めた。
「…何かいる」
アモンがそう呟いて辺りを静かに見回す。サタンも周囲に目を配ると、確かに何かの気配を感じられた。
「これって…」
「ああ、これは…」
2人がそう言った時、少し離れた茂みの中から矢が飛んできた。
「⁈」
2人は咄嗟にそれを避ける。そしてアモンは腰に帯びている長剣を矢が飛んできた方に向けて投げた。すると茂みの中から白い独特の制服と白い翼を持ち、弓矢を携えた天使が飛び出してきた。
「やっぱり天使か‼︎」
アモンはそう声を上げて蛇のような尾を持つ狼の姿に変身し、茂みの中にいた天使に飛びかかる。しかし天使は空中に飛び上がって避けた。
「‘}+<=!」
アモンは唸って口から火炎を吐くが、そこへ上空から矢がいくつも降ってきた。
「⁈」
アモンは即座にそれを避ける。上空を見上げると先程倒した天使たちが舞い降りてきた。
「…やっぱり、仕組まれてたんだ」
サタンは上を見上げながら呟く。
「君を街中から森に追い込んで、逃げられなくしてから倒す…」
下っ端天使らしいやり方だねとサタンはこぼす。アモンは静かに頷いた。

テトモンよ永遠に!
女性/22歳/東京都
2024-03-18 19:22

ほーりーふぁいと あくと3

「あ、あぁあ、あの…」
僕の戸惑った声はお二人に聞こえていないようだ。大声で喧嘩するから、まわりの天使達も集まってきてしまっている。やむを得ん、権能を使おう。
『やめてください!!』
キーン…耳がちょっと痛くなった。
僕の権能は、ほぼスピーカーと同じだ。しかも片羽になったせいで本当にその辺のスピーカーと同じくらいの力しか使えない。…けど、今は役にたったらしい。
「…そ、そうね、ちょっと冷静になりましょ」
リリィ様が頭を押さえながら離れると、アーサーさんも不満げなため息をついて離れた。
「あ、そういやお前名前は?」
アーサーさんの猫っぽい瞳が僕を見つめた。
「え、あの、羽あった頃と今じゃ名前が違…」
「お前はなんて呼んでんの?」
「ティノちゃん」
「は?ちゃん付けとか」
「なんか文句あんの!?」
またお二人がカリカリしだした。仲が良いんだか悪いんだか…。

動く点P
女性/15歳/東京都
2024-03-19 19:25

Daemonium Bellum RE:堕ちた明星と狼 Act 7

「…でも、ぼくのかつての戦友に手を出そうとする奴は許せないなぁ」
サタンはそう言って右の人差し指を茂みの中に隠れていた天使に向ける。茂みの中にいた天使は驚いて身構えた。
「貴様、何を…⁈」
その天使が言い終わる前にサタンの指先から閃光が放たれる。その光は天使の胸元に向かって真っ直ぐ伸び、天使を一気に吹き飛ばした。
「なっ⁈」
他の天使たちは驚いて後ずさる。吹き飛ばされた天使は大木にぶち当たりうっとうめいて気絶した。サタンはちらと他の天使たちの方を見る。
「…その権能、まさか⁈」
天使たちが弓矢を構えると、サタンはうへへへへと笑う。
「そう、そのまさかさ」
サタンはそう言って指先を向けるとそこから光線を撃ち出す。天使たちはバッと飛び上がってそれを避けた。光線は近くの木々にぶつかりその表面を焦がす。
「なんでコイツがこんな所に⁈」
「おいおいマジかよ…」
「とにかく、やるよ!」
飛び上がった天使たちは口々に言いながらも弓矢を構える。しかしサタンはニヤリと笑って右手を天使たちに向けた。
「このぼくに立ち向かおうとはいい度胸だね」
…それでも、とサタンは指先を光らせる。
「君たちに、負ける訳にはいかないんだ!」
サタンはそう言って指先から光線を撃ち出す。光線は空中で3つに枝分かれして天使たちの心臓近くに当たった。
光線を喰らった天使たちはそのまま力なく地面に落下する。サタンはその様子を見届けると、いつの間にか人間態に戻っていたアモンの方を見た。

テトモンよ永遠に!
女性/22歳/東京都
2024-03-19 23:36

Daemonium Bellum RE:堕ちた明星と狼 Act 8

「…お前」
アモンが呟きながら近付くと、サタンは静かに微笑む。
「君を助けてあげる、そう言ったでしょう」
サタンはそう言ってアモンの顔に手を伸ばす。しかしアモンは咄嗟にそれを払った。
「あれぼくのこと嫌い?」
「いやそうじゃなくて」
アモンはそっぽを向きながら呟く。
「…なんか、ありがとう」
恥ずかしそうな顔をするアモンを見てサタンは満足そうに笑った。
「さて」
ぼくもそろそろお暇させて頂こうかなとサタンはくるりとアモンに背を向ける。
「もう1人の“ぼく”がそろそろ起きてくるだろうからね」
そろそろぼくも撤収しなきゃとサタンは伸びをする。
「…お前、何言って」
「あ、ぼくこう見えて二重人格なんだ」
サタンの思わぬ発言にアモンは…は?と驚く。
「ぼくは元天使長“ルシファー”の別人格」
例の反乱を率いてたのはぼくの人格さ、とサタンは笑う。
「…はー」
アモンは呆れたようにため息をついた。その様子を見てサタンはふふふと笑う。
「そういう訳で、またね!」
ぼくの愛しのアモンきゅんとサタンは笑顔で手を振る。その直後、糸が切れたようにサタンは倒れた。

テトモンよ永遠に!
女性/22歳/東京都
2024-03-20 20:15

Daemonium Bellum RE:堕ちた明星と狼 Act 9

「⁈」
アモンは思わず駆け寄ろうとするが、すぐにサタンはむくりと起きた。
「…?」
あれ、わたしなんでこんな所に…?とその堕天使は首を傾げる。アモンは何か話しかけようか迷っていたが、不意に上空から声が聞こえた。
「あ‼︎」
ぼすぅー!と金髪の天使が舞い降りてくる。ぼすと呼ばれた堕天使はべべ、と呼びかける。
「急に走り出したから探しましたよ〜」
「え、そうだったの?」
2人は暫くそう話していたが、ふとべべがこちらを見ているアモンの存在に気付いて目を向ける。
「…この人は?」
「え」
堕天使はポカンとした様子でアモンを見る。
「…誰だろ」
堕天使は思わず呟くと、べべはえええと驚く。
「知らない人って」
「いやわたしだって気付いたらこんな所で倒れてたんだから」
よく分かんないよと堕天使は言う。
「…とにかく、家に帰りましょう」
べべがそう言うと、あ、うんと堕天使は立ち上がる。そのまま2人はアモンの前から去っていった。
「…」
アモンは去っていった2人の後ろ姿を見送る。
「また、会えるかな」
誰に言うまでもなく、アモンは呟いた。

〈おわり〉

テトモンよ永遠に!
女性/22歳/東京都
2024-03-21 19:09

Daemonium Bellum RE:堕ちた明星と狼 おまけ

企画参加作品「Daemonium Bellum RE:堕ちた明星と狼」のおまけ…というか設定です。

・ルシファー/サタン
種族:堕天使(追放)
権能:光を操る
今回の主役。
紫髪で片翼の堕天使。
元々は天界の天使たちのトップ“天使長”だったが、色々あって反乱を起こし追放された。
実は多重人格で、“サタン”は“ルシファー”の別人格。
実際の所天界で反乱を起こしたのは“サタン”の人格の方で、“ルシファー”の方はほとんど関わっていない。
“ルシファー”は常識的で割と大人しい性格。
“サタン”は掴みどころがなく割と明るい。
先の反乱の際にアモンと共に戦ったそうだが、このことを認識しているのは“サタン”の人格で、“ルシファー”の人格は認識していない。

・アモン
種族:悪魔
権能:火を操る
天使たちに追われていた悪魔。
普段は帽子を被っており、異形態は蛇のような尾を持つ狼の姿である。
先の反乱でサタンと共闘したそうで、物語の中でもサタンに助けられている。
サタンに対し当人でもよく分からない感情を向けている。

・ベベ
種族:堕天使(逃亡)
権能:闇を操る(設定上)
ルシファー/サタンの世話を焼いている堕天使。
べべはあだ名で本名は“ベリアル”。
金髪で背中に1対の翼が生えている。
設定上は先の反乱以前に色々あって天界から逃亡し、その後元々付き従っていたルシファー/サタンが堕天したことで再会、世話を焼くようになった。
お茶目な世話焼き。
ルシファーの別人格“サタン”の存在に気付いていないらしく、それ故にアモンのことは知らない。

・下っ端天使たち
種族:天使
権能:不明
アモンを追いかけサタンにボコされた天使たち。
サタンが手加減したので気絶しただけである。

テトモンよ永遠に!
女性/22歳/東京都
2024-03-23 00:07

ほーりーふぁいと せってい

一応設定を端的にまとめて投下します。題名に他意はないです。普通に聖なる喧嘩です。

世界観︰田舎。堕天使(片羽)への偏見がすごいとこ。人間が地上に神殿作ると、天使が別荘的な扱いで住んでくれたりする。

ティノ
種族…堕天使。元は普通の天使。
権能…でかいスピーカー。羽を失う前は、半径2km以内の生物の鼓膜を破くこともできた。今は市販のスピーカーレベル。
性格…勇気はあるが押しに弱い(?)巻き込まれ体質で何もやらかしてないのに片羽になったりする。可哀想。

リリィ
種族…天使。この地域では稀有な四枚羽。
権能…レーザービーム。当たると焼き切れる。一気に光線を隙間なく出せる範囲は最大で半径5kmくらい。(現状小説では使ってない)
性格…めっちゃ強気。短気。一応女の子として生きてる。昔やんちゃした頃いろいろあったのでアーサーは嫌い。虫と同じくらい嫌い。

アーサー
種族…悪魔。この地域では稀有な二又。
権能…武器の生成。本人が武器だと認識しているものに限る。また、内部が複雑なものは生成に時間がかかる。本人が銃好きなので銃ばっか作る。
性格…女心わかんないタイプの運動神経良い男子。偏見はない筈だがデリカシーとか倫理観が足りないので失礼なこと言いがち。リリィは嫌い。

動く点P
女性/15歳/東京都
2024-03-25 19:50

ほーりーふぁいと あくと4

「あ、ああああの!アーサーさんはどうしてこちらにいらしたんですか?」
慌てて間に入り、アーサーさんに話を振る。
「んあ?人間が建てたっつー神殿見に来ただけだ…まあ四枚羽にはちょっと借りを返したかったから手間は省けたけどな」
「あ…喧嘩はご遠慮いただけると…」
数秒の沈黙。いつの間にか野次馬の天使たちが退散していた。
「あ、あの…お二人は、その、ご友人とか…なわけないですよねすみません」
禁句かなとは思っていたがやっぱり禁句だったみたい。リリィ様の視線が鋭くなった。
「…小さい頃はね、それなりに仲良かったのよ」
「結構一緒に遊んだな」
「でもこいつ!私に太っただの重いだの言ってくんのよ!もう最っ低!ずっと前に絶交してるわ」
「悪いの俺だけじゃねぇし!こいつ俺のもん借りパクするしお菓子取ってきやがんだよ!」
壮絶なバックボーンでもあるのかと思ったけど以外にくだらなかった…。
「えっと…お互いそれ以上酷いことしてないんですか?」
「「してない」」
「…じゃあもう良いのでは…」

動く点P
女性/15歳/東京都
2024-03-29 19:32

ほーりーふぁいと あくと5

「ところで、『神様』はまだ引きこもってんのか」
アーサーさんの言葉にリリィ様は困ったような顔をした。
「出てきそうにもないのよ。私と話すらしてくださらないし」
「へー終わってんな」
「喧嘩売ってる?」
「四枚羽も正直思ってんだろ、このまま出てこなかったらまずいって」
「…なんで?」
「んー…神だろ?天使のまとめ役っつうか親?みたいなもんじゃねぇの?」
僕はまたお二人の話を聞いて立ち尽くすだけだった。この人たち結構認識甘いんだ…。かくいう僕もよく分からないのだけど。
「確かに一理ある…?のか…?」
「神引きずりだしたら怒られっかな」
「あんたが行ったら怒られるじゃ済まないわよ。でも一回くらい無理やり出した方が…」
脳筋だなぁ(小並感)。お二人がこちらを向く。
「お前はどう思う?」
「やろうと思えばやれると思うのよ」
「…え僕ですか」
…僕の立場が色々とまずいかもしれない。

動く点P
女性/15歳/東京都
2024-04-04 18:43
  • あ、そういえば「Daemonium Bellum RE」のあとがき書くの忘れてた。
    きみの作品を見て思い出したよ。
    今から書きますわ。

    あと企画が終わっても作品を続けても全然OKです。

    テトモンよ永遠に!
    女性/22歳/東京都
    2024-04-04 19:07
  • そういえば以前、とある企画で期間終了からひと月以上(記憶の中の印象でそのくらいだった気がするってだけで正確な期間は覚えてない)完結までにかかったエピソードがあったよな……。「魔法譚」っていうんですけど。

    何かが崩壊している者
    男性/23歳/埼玉県
    2024-04-04 20:59
  • 書くの割と楽しかったですし、また書こうかなと思います。小説って意外に長く続くものですよね…。続くというかまた新しく別の物語として書きたいです。

    動く点P
    女性/15歳/東京都
    2024-04-09 18:57

Daemonium Bellum RE あとがき

どうも、テトモンよ永遠に!です。
先月末、3月29日をもちまして企画「Daemonium Bellum RE」は一応終了いたしました。
ご参加していただいた皆さん本当にありがとうございます。

今回の企画は2年前に開催した企画「Daemonium Bellum」のリバイバル版みたいな企画でした。
「Daemonium Bellum」の方は要項の投稿時期のミスで多くの人の目に止まらなかったこと、その時企画に参加する気のあった人が少なかったこと…などからほとんど参加者の出ずに終わりました(そもそもぼくの企画は参加者がほとんど出ないのがデフォルトなんだけどね)。
この時の教訓によってそれ以降の企画は月初めに要項を投稿するなどの工夫を凝らすようになりましたが、この企画の世界観だけなんだか不完全燃焼な感じがしてたんですよ。
それで「Daemonium Bellum」の開催後に自分の中で追加された設定などを盛り込んだ上でリバイバルすることにしました。
事前の企画アンケートで2番目に票を獲得していたのである程度参加者は出てくるだろうと見越してはいましたが、その前に開催した企画はアンケートで1番得票率が高かったのに自分以外に2人しか参加者がいなかったので開催前はめっちゃ不安でした。
でもいざ蓋を開けてみたら自分以外に6人(タグの付け忘れ含む)も参加者が出ていてびっくりしました。
やはり天使とか悪魔ネタは書きやすいんですかね…?
設定とか盛りすぎてぼく史上最高難易度の企画になってしまいましたが、参加者の皆さんが楽しんでもらえたら嬉しいです。

という訳で、長くなりましたが皆さんご参加ありがとうございました。
今も企画「テーマポエムを作ろうの会」を開催していますし、5月には新たな企画の開催も予定しております。
今度は鉄道モチーフですので、参加してみたい方は今の内に日本の鉄道路線について調べた方がいいかも…?
てな訳で当企画はこれで以上になります。
あ、でも遅刻参加・投稿はいくらでも待ってますよ(笑)
では、テトモンよ永遠に!でした〜

テトモンよ永遠に!
女性/22歳/東京都
2024-04-04 19:38

ほーりーふぁいと終わりの話

ちょっと新学年始まったので間が空きました、久しぶりな気がしますね。点Pです。
みんなは体調大丈夫ですかね…ちなみに私は咳が出ます。喉かゆい。

ほーりーふぁいとの続編書きたいんですけど物語思いつかないのでとりあえずあとがき(?)投下します。時間稼ぎです。

ティノちゃんは正直いてもいなくても…なキャラでした。感情移入しやすくなればと思って一人称視点にしてみただけなので。あんまり愛がない。

書きたいのは強キャラが小学生のような感じで喋ったりしてるところ(語彙力消失)だったんです。上手くいったかは不明。リリィとアーサーはほんとは強いんです。確かに舞台は田舎だけど都会でも通用するレベルなはず…はずです。

長くなっちゃうのでこの辺で。質問があればくれれば答えようと思います。

動く点P
女性/15歳/東京都
2024-04-10 19:34
  • そんなに間は空いてないと思うよー。
    ってそんなことは置いといて、ぼくもカゼを引きました。
    ノドが痛いだけですが、同じ部屋で寝起きしている歳の近い妹にうつされました(笑)
    今はだいぶよくなってきたけど、ノドがやられた時は水分を十分に摂って寝る時はマスクをしましょう、あとうがい。

    物語が思いつかない時はとりあえず起承転結を考えてみましょう。
    「起」「承」「転」「結」のそれぞれのパーツを考えて、その起承転結に合わせるように物語を書いていけば割とイケる。
    あと誰か(どこぞの神主氏の話とも聞いたけど本当の話かは不明)が言ってたみたいだけど、オチさえ思い付けばあとはなんとかなるとか。

    テトモンよ永遠に!
    女性/22歳/東京都
    2024-04-10 20:44
  • あら〜、やっぱり風邪とか引きやすいんですねこの季節…。早く治したいです、まじかゆい。
    起承転結…そうですよね、そこを考えねば。

    動く点P
    女性/15歳/東京都
    2024-04-12 19:07
参加していただいた皆さん、ありがとうございました〜。