誰かが言った
「曇り空の色を知ってる?あの美しい白い空の色を」
その人は曇り空を美しいと言った
その人はずっと苦しんで来たという
だから
「この世の物は大抵美しく見えるよ」
私にも必ず来るはずだ
あの曇り空を美しいと思える日が
体の底から絞り出したような涙
またあなたに見せられなかったな
この涙をとおしてなら
ずっと溜め込んでいるこの苦しみを
全て吐き出せると思ったんだけど
あなたに迷惑かけたくなくて
つい拭ってしまったんだ
強さってなんなのかな
私は弱音をはける人の方が強いと思ってしまうんだ
自分の弱さも、嫌なところを知っている。
自分の好きなところも知っている。
自分が社会と言うところで戦う時に、自分の最大の武器を知っている。
耐えることも、かみつくことも、声を上げることも、優しくすることも、
泣くことも全てが強さだと思う。
「私は秋が一番好きかな。」
だって
ピンクの花をつけたきれいな木より
青い葉をつけた元気な木より
白い雪を着た美しい木より
地味で枯れかけた弱々しい木が一番自分に似てるから
心のどこかであんなに優しい色に染まれたらなぁって思ってるから
「なんとなくだけどね。」
笑わなくなったら苦しさを感じにくくなった
なんて楽なんだろう
だけど
それはつまり暇ってことで
楽しさを失った私の体はふらふらさまよう
「普通」の生活ができない人もいるこの世界で
刺激を求めてしまう僕らは
やっぱり傲慢だったかな
何かを守るためには何かを犠牲にしなくちゃいけない。
何かを守るためには何かを傷つけてしまう。
こんなことばかり繰り返すなら、私は目を塞いで家から一歩も出たくない。
犠牲にするのは 傷つくのは 誰か じゃなくて わたしだけで十分だから、って頑張ってみたけど うまくいかない。
同じだけ傷ついて、
同じだけ傷つける みたいな関係になれたらいいのにね
美術部長さんが自分を守ることで、自分を傷つけるなんてことにならないように
小さく、応援してます^ ^
ありがとうございます。
泣きそう。