第三章『取り戻せぬ少女と千里の平原』
ひゅおおおお......と吹く風は何処から来ているのだろう。
少女はその様な事を思いながら、千里の平原を進んでいた。
なぜ少女はこの様な場所に居るのか。
事の発端はユリ・ロトウである。
その時少女は行くべき場所を探していた。
文献を調べると様々な場所があった。
【空間の秋宮】【穢土】【欲望の大広間】............
それを見ていたユリはある場所を指差した。
それが【ネペジ】である。
ネペジへは広い平原を通らねばならない。
だから少女は広い広い平原を歩いているのである。
「.........ここまでもミコトの摩天楼の光が届くのね.........暗くなくて助かるわ。」
少女はそう呟きながら目の前に倒れ込んだ。
少女はむくっと立ち上がった。
意識を失う前と同じ景色が続いていた。
きっと寝てしまったのだろう。
最近は寝ることが多い......気がする、と少女は思った。
何故気がするかというと少女は記憶が始まって少ししか経っていないからである。
あくまで気がするだけ、だが少女は謎の確信を持っていた。
しばらく、数光年歩いた気がした頃、
目の前に池が広がっていた。
池が見える頃には、もうミコトの灯りは届かなくなっていて辺りは薄暗かった。
蒼蛍が飛び交う池には、無数の蓮が浮かんでいた。
まるで片方が居ないと直ぐに崩れてしまう、
そんな儚い美しさをその蓮は持っていた。
少女はずっとそれを眺めていた。
ゆったりと動く時間。
少女はこれまでで一番ゆったりとした時を感じていた。
蒼蛍が時々顔に留まったりしたが、少女はそれを全く気にせず蓮の花を眺めていた。
「蓮の花は胎盤のカタチをしています。
即ちこの花はこの世に生まれ出る事を示しているのです。」
少女は聞きなれない声に振り返った。
「おっと失礼しました。
私の名前は松室祝、此処の番人です。」
「そんなの聞いていないわ、邪魔しないで。」
少女は咄嗟にそう言った。
その言葉は少女にとっては考えられない程乱暴な言葉使いだったが、少女はきっとそれ程蓮を見ていたかったのだろう。
松室祝と名乗ったモノはそれに言い返す事は無く、そこにただ立っていた。
少女はまた、目の前に倒れ込んだ。
はい、私です。
最近つくづく流行に乗れません。まぁ、ある程度乗るつもりも無いのだけれど。
いやー、最近のj-popは私の肌には合わないようです。
そんな私は普段何を聞いているかと言うと、基本的に好きな作曲家の音楽を聞いています。
植松伸夫さんとかZUNさんとかxiさんとか猫又masterさんとか。
曲で言うと、『妖星乱舞』『夢消失 ~ Lost Dream.』『Aragami』『白夜幻燈』とかですかね。
もちろんもっとありますし聞いています。
共通する特徴にインスト曲ってのが当てはまります。
......と書いていきたいが、時間だし眠いのでお暇させていただくよ、また明日。
目が覚めたとき、少女の眼下には朱色の街並が並んでいた。
松室祝と名乗ったモノはもういないし、目の前に広がっていた蓮の花の池ももう無かった。
あれは何だったのだろう。
少女は少しだけそんな事を考え、朱色の街『ネペジ』へと繰り出した。
第三章『取り戻せぬ少女と千里の平原』完
早いかも知れませんが第三章はこれで終わりです。
まぁツナギだし多少はね。
まぁ何も関係ないとは言わせないが。
さて、昨日の続きです。
では何故私はインスト曲ばっか聞いているのでしょう。
試しに今でも好んで聞くヴォーカル入の曲を作る人達を並べてみましょう。
『サカナクション』『平沢進』『MONKEYMAJIK』
はい、こんな感じです。
全体的に高い音楽性が評価されている方々、そして歌詞にも定評のある方々です。
ある程度舌が肥えてしまって居るのでしょうか?
では何でも今をときめく方々の曲は聞けないのでしょう。
自分なりに考えた結果、原因はきっと音楽が商売でかつてのジンの様な状態になってしまっているのだと思います。
まぁここまで言ってもただ単に舌に合わないだけかもしれないですが。
少なくとも音楽は現在、ワインからジンに変わりつつあります。
と言うかもうなってるかも知れません。
どうなんでしょう?
やあ今晩は、語り部かも知れない。
第二章のまとめを作ったから出来たら見に来てね。
コメントには御柱祭の事を書いたとさ。
最近、デジャヴュが多いです。
ここの所毎日です。
きっと私の身に何か起こるのでしょう。
そんなことはどうでもいいのだけれど。
さて、真面目な話をするとどうなるでしょう。
それ系の能力に目覚めたか、ただ単に脳にガタがきたか。
運動していると何かと不都合が多いので僕はきっと後者なのでしょう、かなしみ、つらみ。
ここ最近眠くて眠くて仕方が無いし。
うーん、何とも言えぬ。