なんだったんだろう
自転車で走っていた時のあの気持ち
一瞬だけ前向きになれたんだ
今の僕はまだ無力で
一歩踏み出す勇気なんてなくて
大人の機嫌をうかがうばかりで
音楽雑誌を読んだ時
確かにあの人の声が聞こえたんだ
自分も強くならなくちゃ
周りは青春をしている中
私は1人つまらない日々を過ごす
女子高生なのは見た目だけ
中身は何も変わってない
変わろうとしていないのかな
一年前に戻りたい
昨日に戻りたい
せめて一時間前に戻りたい
また、そうやって思うのかな
わかってるはずなのにどうして
繰り返してしまうのだろう
過去には戻れないから
今を塗り替えていこう
怒ったじゃないかこの間、僕が時間にルーズなことを
怒ったじゃないか、この間僕が、目玉焼きにケチャップをかけた時
怒ったじゃないか、この間、僕がキスしなかったこと
怒ったじゃないか、それなのに、いまさら、
変わらないでなんて、泣いて頼まないでよ。
ゆっくりでいいよ
いつかは冷めるし
いつかは覚めるから
だけど今は
今だけは
君の体温を感じていたい
君の夢を見ていたい
川が好きだ、止まらないから。
池が好きだ、静かだから。
海が好きだ、広いから。
雨が、
嫌いだ。
雨が降っているときはいつも決まって
君が泣いていた。
傘もささずに、雨に打たれて、
一人孤独に泣いていた。
やめてくれ、ナイフなんて持ち出さないでくれ。
この距離じゃ、僕のグロックのほうが速い。
君はいつも焦るといい加減だよね。
今だって、引き金に指をかけている僕の前で
ナイフを握った手が震えてる。
泣きそうになったら言って、君の涙が零れる前に
僕が引き金を引いてみせるから。
頼むから、手放さないでくれよ!
そんな簡単に諦めないでくれよ!
あと少しなんて嘘を吐く気は無いけれど
終わりが見えないなんて理由でやめさせるほど
僕は君に甘くない